
毎朝家の前に立ち寄る野良犬や野良猫たちに餌を与えていた。また、外出の際は、餌入りのバッグを持ち歩き、道すがら出会った動物たちに餌をあげることもあった。
悲しいことにスアレスさんは、先月上旬亡くなった。だがその葬儀で驚くべきことが起きた。なんと スアレスさんの遺体が安置された葬儀場に、野良犬たちがやってきたのだ。
スアレスさんが何かと目にかけ、お世話をしていた犬たちだ。
3月15日の葬儀当日、犬たちは霊柩車の後ろに行列まで作り、斎場へと入って行った。そして、火葬の準備が始まるまで、彼らはその場から立ち去ろうとしなかったという。
広告
お世話をしてもらったおばあさんの葬儀にやってきた野良犬たち
犬だけではなく鳥たちも来ていたようだ
Pajarito despide a mujer en su funeral
犬たちは悲嘆にくれた様子で、悲しげに座っていた。その様子を見た娘のパトリシア・ウルティアさんは胸が詰まる思いだったという。
ウルティアさん、犬たちが自分たちにやさしくしてくれたマルガリータさんに別れを告げにきたのだと信じている。


マルガリータさんは本当に動物が大好きだった。邪険な扱いを受けていた野良犬たちにやさしく接し、自宅に招き入れ餌を与えていた。
犬たちはマルガリータさんのニオイを覚えていたのだろう。そのニオイに導かれ、葬儀場へとやってきたのだろう。

だが、犬は人と気持ちを共有できる。そこにいる人間たちの気持ちを察し、何か悲しいことが起きたということを理解したようだ。その証拠に、どの犬もみな悲しそうだ。


▼あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
犬って良いよねネコは可愛いけど今一好かれて無い気がするw
2. 匿名処理班
追い出さない親族も受け入れてくれた葬儀場のスタッフも優しくてよかった。
寂しいけど日本じゃこうはしてもらえないからうらやましいな
3. 匿名処理班
このごろ犬関連はなんか切ない記事多くてちょっと辛い
4. 匿名処理班
動物にも悲しむ感情があると改めてわかる
5. 匿名処理班
すげー、鳥も葬儀に来てる
6. 匿名処理班α
犬は共感力も高いけど嗅覚も鋭いから
面倒見てくれたやさしいおばあさんが天に昇っていく匂いを感じたのかもしれない……
7. 匿名処理班
※7
うちにいたアホ犬は隣にいた雌犬が死んだときには
じっと見つめていたよ。しかも死ぬ直後にも生前にいた
場所を見つめていたっけ。今はあの世で仲良く暮らして
いるかもね
8. 匿名処理班
このばーちゃんは天国でも動物に囲まれるだろう
9. 匿名処理班
でもこの後、この犬達はどうやって生きていくのか?
他にお世話をする人がいるの?邪見な扱いを受けていたって書いてあるけど…
10. 匿名処理班
泣いた。
11. 匿名処理班
死は理解しとるやろ。少なくとももう会えないっていうことは。うちのジッジが死んだあとイッヌがしばらくの間遺影を見てその仏壇の下で寝てたわ。元から大人しかったから取り乱しもせんで気丈な感じがして、マッマも辛そうだったけど二人共感してたわな。
12. 匿名処理班
(´;ω;`)ブワッ
13. 匿名処理班
恩知らずは人間のほうがはるかに多いわ
14. 匿名処理班
犬猫は自分が死ぬのは分からないけど仲間が死ぬことは理解しているらしい
その上で悼むことが出来る生き物だからな
15. 匿名処理班
犬猫だけじゃなくて動物は基本的に死の概念を本能的に理解してるからな?
人間の傍にいるのが犬と猫ってだけで他の動物にはもっと切ない胸の詰まるような光景がある
豚は犬より知能が高いって言われてるし食用として殺される寸前に自分が死ぬってことをはっきりと理解してるらしいよ
そう考えると死を理解できるってのはものすごく大切でものすごく残酷なことに思えてくる
16. 匿名処理班
ほんとに悲しんでるのがわかるなぁ
17. 匿名処理班
単に餌くれるの待ってるだけじゃないのか?
18. 匿名処理班
※23
最愛のパートナーが車に轢かれて亡くなり、悲嘆に暮れて天に向かって泣き叫ぶスズメの画像を見たことがある
動物は生死に対してただひたすらに純粋なんだと思う
19. 匿名処理班
※28
ひどい事言うね。一瞬我が目を疑ったよ。
20. 匿名処理班
誰も犬たちを追い出さなかった事、それももう一つのいい話
21. 匿名処理班
動物は何も分からないと思っている人間が、一番何も解っていないという事ですかね。
マルガリータおばあちゃんが、一頭一頭の頭を撫でて別れの挨拶をしているよ(泣)
22. 匿名処理班
猫「腹減ったしお供え物いただきまーす」
23. 匿名処理班
結局のとこ真相は分からんが、ワンワン達がこのおばさんを仲間(広い意味)と認識してたのは確実
24. 匿名処理班
※28
高等な動物には見られることだが、
動物自身にとって、かけがえの無い大切な存在を失ったことを
徐々に理解したことが原因で精神的に大きなダメージを受けた場合、
身体は健康で怪我や体調不良がなくても、著しく食欲が落ちることがある
高等な動物には、ある程度の人と同じ様な感情があると考えた方が良い
25. 匿名処理班
虹の橋がある事を信じたい、、
26. 匿名処理班
野良ネコ:葬儀に行きたかったけど、犬が恐くてさ…
27. 匿名処理班
(´;ω;`)悲しいね
28. 匿名処理班
人間は何かと自分たちと動物を区別したがるけど、こういうの見るとほんと何がそんなに違うのかって感じだよなあ
29. 匿名処理班
こういうばぁばに私はなりたい
30. 匿名処理班
うん、見送ってくれるのは、人だけじゃないってのは、なんだかうらやましい。
31. 匿名処理班
本当に不思議な出来事だと思います
32. 匿名処理班
愛し、愛された人だったんだな。
33. 匿名処理班
犬は結構こういうことするよな
俺の知ってる犬にも墓参りする犬がおった
ボケてからやらなくなっちゃったが
34. 匿名処理班
天使が天に帰られたんですね。
35. 匿名処理班
田舎のおばぁちゃんが亡くなったとき、飼っていた犬が墓の方に遠吠してた。普段はしないのに(当時、田舎では土葬でした)
36. 匿名処理班
スゲえわ
マジかよ
37. 匿名処理班
※28
残念だけど多分餌目当てだろな。
以前飼ってた犬も毎日世話してる俺より、たまに来て勝手に高い餌あげる叔母のほうに懐いてた。
一度叔母と喧嘩したとき、犬が俺に対して威嚇して吠え出したよ。
38. 匿名処理班
>>37
そんな考えだから犬に味方してもらえないのさ
39. 匿名処理班
叩けれるかもしれないけど、野良犬にエサを与えるのは賛成できない。
40. 匿名処理班
この様な話は昔から聞く 人間は一番他の生物達に対して無知なのかも知れない
彼等は普段は人間に深く関わらないが 稀に愛情深い人の葬式にきたり 病院に行ったりと 又命を助けたりとかする
それでも 人間は 彼等の心有る所行が理解できない
人間は他の生命体が理解できない独りよがりな存在
41. 匿名処理班
マルガリータさんごはんはまだかいな
42. 匿名処理班
※55
動物たちと距離を置きすぎただけなんだと思う。
昔話や神話を見ると動物にも感情や理性を認めて敬ったり畏怖したりってのが割りとあるし、人類は産まれながらのロクデナシだとは思いたくないな。
43. 匿名処理班
ドラクエに出てきそうなばあさんだな
不遇の時代にしてもらった恩義は忘れません
44. 匿名処理班
昔話にもあるけど
まじだったのか
45. 匿名処理班
泣けた。
46. 匿名処理班
優しいおばあさんだったんだろうな
47. 匿名処理班
犬って、人が病気になった時、人が亡くなった時、匂いで全部分かってる。
レスキュー犬は、埋まっているのが死人か生きている人かで反応を変えるしね。
大好きな人が亡くなった事、ちゃんと分かっててここに来ている。
48. ねこあそび
ええ話や…掛け値なしにええ話や…。
動物たちは話せないけどそのストレートな感情表現は胸を打つものがある。
49. 匿名処理班
ふと、人間より動物の方が生命の循環をよく知っているのでは無いかと思う時がある。
それはお葬式や死というものではなく、旅立ったという感覚。
だからこの犬達は今世での人間の友人が旅立っていったのを見送りにきたんじゃ無いかと思う。
50. 匿名処理班
猫版もあったとさ。さすがに本葬には来なかったけど、通夜には来た。近い親戚のじいさんが生前に屋外で猫の世話をしていた。他家の猫だか野良だかわからないが分け隔て無く飯の世話をしていたようだ。(隣地に林があったり納屋があったり猫捨てられやすい場所だった)いまでも話に出る通夜だった。ガラス窓の向こうに猫がいっぱい事件。驚くべき事に次の日から猫が1匹も遊びに来なくなった。やっぱり理解していると思う。