この画像を大きなサイズで見るこの物語は、米オレゴン州に野生動物を保護するためのワイルドライフ・イメージズ・リハビリテーション&エデュケーション・センターを設立したJ・デビッド・シドンズ氏が、これまでに遭遇した中で最も信じがたく、もっとも心温まる動物の愛情を目の当たりにした経験談である。
獰猛とされている巨大なグリズリーベア(ハイイロクマ)が、なんと小さな猫に自らの餌を分け与え、真の友情を結んだというのだ。
その記録は映像にも残されていた。
巨大なグリスリーに近づいてきた茶トラの子猫
以下は、今は亡き、J・デビッド・シドンズ氏の日記である。
それは凍りつくような瞬間だった。松の木陰で、巨大なグリズリーが午後の食事を貪っていた。
そこにブラックベリーの藪の中から現れた子猫が、警戒しつつも巨大な怪物へと近寄って行ったのだ。
この画像を大きなサイズで見るとっさにオレンジ色のトラ猫を救出しなければ思ったが、すぐに別の考えが頭をよぎる。
自分の行動が猫を驚かせて、却って事態を悪化させてしまうのではないか?
なす術もなく、まだ生後6週間にも満たないであろう子猫が、食事中のクマへと詰め寄っていく姿を見つめていた。
この画像を大きなサイズで見るグリスリーが優しく猫に触れる
すると微かにゴロゴロと喉を鳴らす音が聞こえてきた。子猫は耳を前に向け、尻尾を上げている。グリズリーにも聞こえたようだ。
グリスリーはゆっくりと侵入者へと目を向ける。子猫がぴたりとその場で立ち止まった。どちらも身じろぎもせず、長い間があった。運命の瞬間だ。
驚いたことに、グリズリーは侵入者を気にもとめず、また食事に没頭しだした。
無謀にも子猫はなおも距離を詰めながら、ゴロゴロと喉を鳴らす音が大きくなった。するグリスリーはそっと鼻先で猫に触れた。
まるで”親が子に対するように”としか形容できないような、何気ない優しさでだ。
この画像を大きなサイズで見る猫に小さな鶏肉を分け与える
グリズリーは餌の山から小さな鶏肉を引っ張り出し、子猫の前に落とした。
子猫は躊躇することなく鶏肉を咥え、そのままブラックベリーの藪の中へ駆け込んで行った。
この画像を大きなサイズで見るグリスリーと猫の間に芽生えた友情
驚きで呆然とした。私が野生種や家畜を含め、動物の研究を始めて40年以上にもなるが、猫とクマのこのような光景を見たことも、聞いたこともない。
猫を育てたゴリラなど、変わった組み合わせを観察したことはあるが、大抵は人間が介在している。しかし、今回のグリズリーと子猫の関係はまったく自発的なものだった。
このオスのグリズリーは、15年前から施設で暮らしている。ここでは毎年、病気や怪我、あるいは親を失った2000匹もの動物を保護しているが、ときおり付近の住民が猫を捨てていくこともある。この子猫もそうした捨て猫の中の1匹だ。
おそらく、何も知らない子猫が、お腹を空かせてグリズリーの餌に手を出そうと思ったのだろう。
そして、このグリスリーはそれを受け入れたのだ。猫はグリズリーに対してまったく恐怖心を抱いている様子はないようだ。だが、人間は苦手なようである。
それでも忍耐強く世話をしているうちに、徐々に子猫も私に気を許すようになってきた。
グリズリーの餌をやりに行くと、子猫も近寄ってゴロゴロと喉を鳴らしてくれる。だが、撫でようとすると、さっと手の届かない場所まで逃げてしまう。
反対にグリズリーにはよく懐いており、いつも側にまとわりついている。ヨダレにだけは閉口しているようだが。
この画像を大きなサイズで見る猫とグリスリーは一緒に眠るように
子猫とグリズリーとの間には本物の愛情が育まれたようだ。
子猫は夜になるとグリズリーの巣箱へ入り、その顎の下で体を丸めて眠っている。この保護区にこれ以上安全な場所はあるまい。
日中は茂みの中に身を潜めて、うろうろと散歩するグリズリーが寄ってくるのを待つ。そして、絶好のチャンスが訪れるとさっと飛び出し、グリズリーにピシャリと一撃を加える。
この後は2匹の追い駆けっこが20分ほど展開されるというのがいつもの流れだ。
この画像を大きなサイズで見る瀕死の重傷を負っていたところを保護されたグリスリー
ワイルドライフ・イメージズでは保護した動物の90%は野生に還している。だが、このグリズリーは野生に返すことはできなかった残り10%の1匹である。
まだコグマだった頃、母グマと姉と一緒にモンタナ州のバーリントン・ノーザン鉄道で横たわっていたところを助けられた。
線路には姉の死骸が残されており、オスの子グマは意識不明の状態で発見された。母グマの屍体は見つかっていないが、致命傷を負い、森の中で息絶えたと思われる。
保護された子グマは獣医で2ヶ月間の集中治療を受けた末、野生に還すことは困難と判断された。
右目の視力を失い、軽い神経の後遺症にも悩まされていたからだ。そして、ワイルドライフ・イメージズで引き取ることになった。
この画像を大きなサイズで見る引き取られて間もなく、彼は非常に甘えん坊であることが判明した。長い間、放って置かれると悲しそうな声で鳴くのだ。
そこで、日に1、2時間は一緒に過ごすことが日課となった。長い間に私とグリズリーとの間には友情が育まれた。
そんな彼の生活に子猫がやってきた。クマは子猫に夢中になった。いつかオレンジ色のトラ猫に恋の季節が訪れたとき、ここを飛び出して行くかもしれない。
寂しがりやのクマが取り残されるのではないかと、私はそれだけが気がかりだ。
悲しいことに、J・デビッド・シドンズと猫とグリズリーはもうこの世にはいない。
だが彼らは世界中にいる大勢の人たちにこんな素敵な出来事を伝えてくれた。
シドンズ家もスタッフも彼らの物語を決して忘れることはなく、今後も奇跡の友情物語は語り継がれていくことだろう。
References: Wildlifeimages














感動した
みんなもういないというのが悲しい
家の猫はタヌキが来ても平気
ちゃんと力加減をして首ねっこを噛んで運んでいるところが凄い
この熊のこともデカイ猫と思っているのだろうか・・・
猫は魔性の生きもんだ
※5
「ワイもモリモリ食ってこのおっちゃんみたいになるんやで!」
♪だけど 大きく なっても
猫は 猫 ニャンニャン
大熊猫が生まれたり……しないか
最初に出会ったのは子猫が6週間の時ってことか
映像では結構大きくなってるけど、どれくらいたったんだろう
※8
パンダってそうやって生まれたのか・・・なるほど。
もうみんないないのか(´;ω;`)
猫ってホントに色んな動物と仲良く出来るんだなあ
馬、鹿あたりの草食動物との交流は写真でよく見かけるけど熊さんとまで仲良く出来るとは…
熊ってさみしがりだよな白くまも犬ぞりの犬達だっこしてるし
※11
⚪︎猫は好奇心旺盛で、他の生きものによく興味をもつ(獲物にならない大きさの場合)
⚪︎猫は用心深いので相手をじっくり観察し、敵意のないことを確かめることができる
⚪︎いざという時にも素早く逃げられる自信があるから、大きな生きものにも近づける
⚪︎猫の動作は静かでゆっくりとしていて相手を刺激しない
以上の特性から他種の生きものとの交流か可能になるんだと思う
人間が介在してないか知らんが野生じゃないからだろうな
餌ももらえてるし
自分で餌取らないといけない生活だと猫は餌に見えるだろう
猫「この猫でけえ!」
※13
野生ではない事で種を超えて友情が芽生えるなら、野生じゃない事もそんなに悪くないな
熊猫(パンダ)
猫の適応力は哺乳類随一だと思う
たぶん宇宙人とも仲良くなれる
種を超えた友情?愛情はいいね
人と犬、ネコ、トリでも素晴らしい
クマは知能が高いからこういう行動に出るのか?
猫が馬に擦り寄ったり、時に背中に乗っていたりするのは牧場の風物詩だが
あれも相当無茶な大きさの組み合わせだからな
なぜか猿もネコ好きが多い
猫「ロックオン完了にゃ」
なんでいないのか・・・。悲しいけど理由が知りたい・・・
泣いた
猛獣ですら親友がいるのにおれときたら・・・・
これを見ると、餌と他の生き物と敵以外に、野生動物も人間が思っている以上に複雑に世界を認識しているということなんじゃないかと思える。
こうして又一つ「猫最強説」が補完されたのであった。
てか、熊の爪!…ぎょええええええだな
一撃であの世行き
最後の文章・・・(´;ω;`)
なんだ施設で保護されてる球磨の話しか。
人間から定期的にエサを貰ってるから、がっついてないだけだよね。
野生なら空腹時に小さい生き物が近寄ってきたらエサとしか認識しないよ。
猫の、干したての布団かホットケーキみたいな“可愛い匂い”にメロメロになるのは人間だけではないようだww
グリズリーもNNNからは逃れられないのか
猫コミュ力たけえええええ
猫「最強のセコム見つけた」
僕はこういう世界が好きだったんだった
野生でないということよりも、クマも性格があるんだろうな。
自然界の肉食獣も草食動物をそばにおいたりする。
今はもうみな揃っていないということ、目頭が熱くなった。
この茶虎は人間に何かされたのかもしれないね
この熊さんを1人ぽっちにしてしまったのも人間のせい
2人は心に傷をおっていつかお友達になったんだね
熊さんの顎の下は人間が近づかない1番の安心できる場所だったのかもな
天国でまた2人+ママやねーちゃんと幸せに暮らしているといいな
その後一頭と一匹はどうなったんだろう
シドンズ氏はそれを見届けたのかな
NNNの歴史がまた1ページ。
動画中のくまが猫の尻抑えてお座りしてなよ、、っていうふうに見える
グリズリーが敵と認識するには、あまりに非力なので遊び相手にしたんだろう。
人間がハムスターとか(非力なペット)飼うのに近いんじゃないか。
動物は、無益な殺生をしない、テレパシーを使える。
 ̄ ̄ ̄
彼らは寄り添って生き、そして去っていった。
誰もがいつか去っていく淋しさのなかで、ささやかな奇跡。
この猫生後6週間ちゃう。大人猫や。もしかしたら妊婦猫かも?
茶トラのメスは希少種だし映像でも立派なタマタマがついてたの確認できるから妊娠猫ではない
オス猫は放浪者だからある日突然消えたりしたんだろうな
その後の猫と熊のレポートどこや
クマって自分の獲った物に凄く執着するんだよね?
餌を分け与えることがあるとは思わんかったわ
神経の後遺症がこのオス熊に寛容さを与えたのか
それとも、姉の死を間近で見たことが関係しているのか
この子猫は姉の生まれ変わりなのか
猫にしたら人間も熊も、なんだって従者