この画像を大きなサイズで見る西暦800~1050年頃、ヨーロッパではヴァイキング全盛の時代だった。
彼らは中世ヨーロッパの歴史に大きな影響を残したと言われているが、彼らが使用していた剣 「ウルフバート」は、当時最高の威力を誇り、これがあれば戦闘でほぼ負けなしと言われていた。
現存する本物だと言われているものの数は限られている。すべての剣の刃には “Ulfberht(ウルフバート)” と刻印されている。
いったいこの名刀を誰が作ったのだろうか?最新の調査によると、製作者はドイツの修道士である可能性が高まってきたという。
表の顔は修道士、その裏の顔は名刀を作る凄腕の鍛師とか、なんかちょっとかっこいいぞ。
ヴァイキング無敵の剣、ウルフバート
現在、800年から1000年頃に作られたとみられる171のウルフバートが見つかっているが、「本物」のウルバートと確認されたものは数点しかない。
本物は純金属で作られているため、考古学者たちは頭を悩ませていた。
というのも、純鉄を作るこのような技術は、18世紀の産業革命時代まで発明されていなかったと考えられているからだ。
最近になってやっと研究者たちは、この伝説の剣の起源の謎、鋳造されたと思われる炉に迫りつつある。
この画像を大きなサイズで見る選ばれし戦士しか持つことが許されなかった可能性
ロンドンの美術館ウォレス・コレクションのアラン・ウィリアムズは入念に剣を調べた。その結果、製作者はかなり特殊な人物だったと確信した。
また、他には類を見ない極めて希少で価値の高い刀剣なので、限られたエリートヴァイキングしか持つことが許されないものだっただろうという。
ハノーヴァー大学の無機化学研究所のロバート・リーマンは、2012年に北西ドイツはニーダーザクセン州を流れるヴィーザー川の土砂から発見された一本のウルフバートを詳しく調べた。
この画像を大きなサイズで見るウルフバートは様々な成分調査から、インド産の鉄が用いられたとされていたが、リーマンは、「刃には高マンガン鋼が含まれていたため、東から伝わってきたものではない」と考えている。
つばの部分には高い濃度の砒素が含まれた鉄が使われていた。これはヨーロッパが原産であることを示している。
ウルフバートの起源はドイツ、フランクフルトか?
リーマンはフランクフルト北部のタウヌス地方が起源ではないかとあたりをつけた。というのは、この地方の修道院は、当時武器を作っていたことで知られていたからだ。だが、ウルフバートの名前はそこの記録には残っていなかった。
この画像を大きなサイズで見る剣の製造工程も研究者を悩ませた。鉄を鋳造するときは、鉱石を1650℃まで熱して溶かし、鍛冶職人がスラグと呼ばれる不純物を取り除けるようにしなくてはならない。
さらに炭素を混ぜると、脆い鉄でも強度を増すことができるが、中世の技術では、鉄をこれほどの高温まで熱することはできなかった。
鉄を何度もたたいてスラグを取り除かなくてはならなかったため、効果的な方法とはいえなかった。
この画像を大きなサイズで見るしかし、ウルフバートにはほとんど不純物がなく、炭素含有量が当時の金属製品の3倍にもなる、るつぼ鋼と言われるもっとも純度の高い鉄で作られている。
鉄をここまで熱するための炉は、産業革命で初めて発明されたと考えられている。現代の鍛冶職人リチャード・フラーが、忠実に同じような剣を作ってみようとしたが、行程が複雑で非常に難しいという。
via:The mystery of the magical ‘Ulfberht’ Viking sword ・原文翻訳:konohazuku
というわけで現代の技術をもってしても再現不能な超絶無敵の剣、ウルフバートだが、名前は残っていなかったものの、ドイツの修道院にいた一人の天才的修道士が作ったという線で、更なる調査が進められているようだ。
なんかRPGファンタジーの世界みたいなことになっててすごく興味深い。
















実はこの時代、漂流を経てこの地に渡った日本の刀鍛冶がいた……みたいな話の漫画が描けそうだね。
※1
古刀は一部の高級品を除き素延べ丸鍛え(鉄を叩いて伸ばすだけ)だから鋳鉄のウルフバートとは構造が根本的に違う
オーパーツな剣か…
そろそろスプリガンが動き出していてもいいんじゃないか
占い師が未来から技術を逆輸入したんだよ
ダマスカスソードみたいな刃紋だなあ
ドイツの、科学力は、世界一いぃぃぃいい・・・・
装備してみたい
ウルフバートって日本でいうところの村正とか兼光とかの銘に近いのかな
なんというSkyrimのスカイフォージの炉…特殊な鋼とかこの物語がルーツになっているのだろうか
オーパーツとかロマンがあって最高!!
こういう系の記事最近なかったから嬉しい
心揺さぶられるロマン溢れるお話だね
名前もいいね、神話系とは違い実在してさらに複数あるというのもいい
世界に一本もいいけど、複数で少数ってのもリアルでかっこいい。称号みたいで
>鉄を何度もたたいてスラグを取り除かなくてはならなかったため、効果的な方法とはいえなかった。
これをやったんじゃないかなあ。
日本の刀鍛冶も一ヶ月かけて鉄ぶっ叩きまくってたわけだし。
オリハルコンやダマスカス鋼が実在する可能性も微レ存・・・?
米12
ダマスカ/ス鋼は実在するぞ。鋳造方法が失伝してしまっただけ。
※12
限られたエリートのみが所持したってんなら, 少量生産・高付加価値前提で高品質なものを作ったんじゃないかと考えられるしね.
※12
命を預ける武器だもんなぁ
当時の人だってそれぐらいするだろうね
門外必須の製法なんで、永久に分からないかもな。
北欧ってなんでこうも厨二心をくすぐってくるのかね。
日本の縄文時代でセラミック作れていたのだから、別に不思議なことでも無いだろう。技術は焚書で失われただけだ。
※15
門外必須ならひろがりまくるだろjk
※15
剣の製造方法より俺はこの門外必須が気になるぜ!!
※15
門外必須????!!!
コークスでも使っていたのかな?、中国では相当古い段階で石炭(コークス)仕様が始まっているからあながち不可能ではなさそうだけど
ワクワク♪
お、リンク切れ直ってるな!サンクス!
修道士ファルコw
設定にいちいち萌えるんじゃあぁぁぁぁ~///
これもうRPGのネタに活かそうず(提案)
ワクワクさせるね!
修道士というより錬金術師だな
失われた技術って多いよねぇ
今の歴史がすべてじゃないって証拠だな
当時は、個人が得られる情報なんて口コミや風の噂が全てだっただろうし、わざわざ北海最強の武器を求めて修道士を探しまわった戦士もいたんだろうなあ
しかしこの剣、具体的になにがすごかったんだろう。
当時最高の威力とあるけど、切れ味がよかったのかな?
じゃあこの剣ってパウラーナーみたいなもんなんだねw
日本も室町以前の古刀は製造法よく分からないらしいね
どんな時代にも天才がいて継承不可の技術が生まれることがある。
それが現代ではオーパーツになる。でも人間が作り出したものだろうね。
海賊では無いですよ
テンプル騎士団が迫害されたときスコットランドの海賊になって海を渡り、最終的に石工職人となって身を隠したとされている。実はこいつらがフリーメイソンの起源だって説がある。だからフリーメイソン的に言えば修道士と職人と海賊は実は非常につながりの強い職業だったりする。
※32
鋼質が良くて分厚いので頑丈、ガンガンいける
柄頭が大きくてバランスが良い
剣としてはヘビーすぎる代物らしいけどそれを振り回す体躯
宗教が違うので、普通は不可侵の教会を最初に潰して心を折るという戦略
戦いで死んでヴァルハラに行ってラグナロクに参加するのが何よりの幸せなので死を恐れない戦いっぷり
結局はバイキングが強かった、とかかね
※32
硬くてしなやかってのは武器として相当なアドバンテージ
かなり大げさにいうと青銅剣VS鉄剣くらいの差があったんでないかな
こっちの武器ごと両断、鍔迫り合いすら許さんとか怖いにも程がある
刀身に+VLFBERH+Tという文字が書いてある、数点しか現存しない幻の剣。
鋼なので鉄に較べて強度が高く、薄く鋭い刃を作ることができた。
でも鋼だけでは硬すぎて折れやすいので、鉄を重ねて柔軟性を保つのが一般的。
この製法は既に古代ローマで確立された訳だが…
このウルフベルトは1000年以上前に戻って鋼の純金属製なのか??
当時、鉄を溶解できるほどの高温炉が作れないんだから
直接還元法以外で鉄を精製出来ない以上、製鉄工程には時間と煩雑な手間が
かかるのは当然。
至って当たり前の話なんだけどね。
バーナード・コーンウェルの歴史小説「The Saxon Stories」の最新刊にこれが2本出てくる(もちろん架空の話)んだけど、うち一本はサクソン人の鍛えた剣とやりあって最後はぽっきり折れたのでパチもんだったんだきっとw
そもそも古代史においてヒッタイトが鉄器を用いていた(銅器や青銅器を通り越して?かどうかは知らないが)という事実がある以上、ネクストレベルを扱う何者かが出てきてもおかしくはないでしょ。
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門外不出、秘伝中の秘伝
強羅だいよんきょ(ry
クリスタルスカルのように近代に作られて、太古の遺跡から発見されたと言っているだけとか?
オリハルコンも真鍮のことだってきいたけど、金色でドアノブとか手すりに使われるアレ
実際しないのはミスリルあたり
強いて言うけど同サイズ中で優秀ってレベルの話やな
これでクレイモアと戦う気にはなれんわ
自分が知ってるこの件に関するヴァイキングの知識
・スカンジナビア半島は良質な石炭採掘地域
・デーン人及びノルマン人(ヴァイキング)の製鉄技術は、彼らの活動が盛況を迎えた1000年代よりもはるか昔、0200年代で既に確立されていた(という説)
・産業技術を発達させる「交易」という概念は、海洋民族であるヴァイキングがつくり出した。という説
・世界の警察ことアメリカ合衆国、その父である大航海時代の覇者だった大英帝国、
そしてその土地を支配したアングロサクソン人、更にその民族を侵略してイングランド全土を征服したヴァイキング(デーン人)
ぶっちゃけ、世間的なレッテル、ステレオタイプでは単なる「荒くれ海賊」って程度のイメージだけど
史実では今の世の中の基板を確立した、と言っても過言では無い位の
歴史の起点になりうる存在なんだから、これくらいなんて事は無いんじゃないかという感じ
別にヴァイキングが(世間の常識でいう)オーパーツ作れる技術持ってても不思議じゃないというか。
「世界史」の始まりは、ヴァイキングに有る
>純鉄を作るこのような技術は、18世紀の産業革命時代まで発明されていなかった
…って書かれてるけどさ、ぶっちゃけ、ヴァイキング関連でたとえるなら
世界の常識としてはアメリカ大陸を発見したのは、クリストファーコロン(コロンブス)って事になってるけど
その何百年も前に、ヴァイキングの民族がとっくのとうにアメリカ大陸に到達してたのが今では判明してる訳で。
遥か遠く離れた地域とで、全く同じ技術が同時多発的に発生する事だってママ有る訳で
たとえば、煉瓦製法だとか、酒造だとか。非物質的な事柄でいえば哲学や兵法だってそう
「研究結果」や「最新の調査」なんて大層なお言葉使ってても、それが確実100%な「最終結論」になるワケじゃない
歴史は常にいつだって覆されてきた
日本刀も製造技術が一番高かったのは鎌倉あたりだったらしいし、時代が下れば技術も高いなんてのは単純には言えませんよ。
アレクサンドリア図書館の本が残っていたら、其れに付いての記述があったのかも。
誤植ごとwikiから丸写しという恥ずかしい記事
新しい映画の公開が近いのか?
なんか…アサシンクリードっぽい
日本にもウルフバードと同時期に作られた国宝「童子切安綱」や
重文「無銘 獅子王 黒漆太刀」っていう刀があるけど
刃こぼれひとつしてないよ。
やっぱり刀心一体で常に手入れしている日本と違って、
武骨で実用主義の北欧の剣は保存状態はあまり良くないなあ。勿体ない。
バイキングが油塗って粉はたいて手入れするなんてイメージ沸かないけどw
この剣に限らず、古い時代に作られた純度の高い鉄製品て世界のあちこちに有るよね
当時は不可能だったって言うけど、実際に作られてるんだから「製造可能」だったってのが真実でしょうよ
実物が残ってるのに、なんで不可能だった事にしたがるのか理解に苦しむ
>>53
その不可能ってのは「一般的には」「普遍的には」って意味
つまり普及した技術じゃない
そして大抵の技術は一般普及して産業レベルも向上しないと技術水準も上がらない
ので、「普及しなかったけど一部の天才がそいつだけ作れた(設備から製作してた)」ってのは相当なイレギュラーな事なのよ
そしてだからこそ急に跳びぬけた数世代先の技術が出現しても、他の奴らに使いこなせない維持もできない(するには全体的な産業と技術の熟成、つまり広域でのインフラを必要とする)から普及しないわけで…
バイキングは大航海時代以前に北米大陸に上陸していたという説があるので
この剣も持ち込まれてたかもしれないと思うと胸熱だよね
※56
童子切安綱が作られたのは18世紀じゃなかったっけ
徳川吉宗が頼光伝説に因んで作らせたって聞いたよ
※56
俺元バイキングだけど、剣はちゃんと油ぬって粉はたいて手入れしてたよ。
大陸って言うかニューファンドランド島じゃなかったかな?
それでネイティブアメリカン(カナディアン?)に追い返されたとか
グリーンランドのバイキングは最大5000人くらいにまでなったけど集団凍死して絶滅したんだとか
※57
吉宗が作らせたのは、
古今東西の宝刀・名刀の由来や出自を編纂した享保名物帳だよ。
その享保名物帳に童子切が載っていただけ。
童子切安綱は元々将軍足利家の家宝だった。
あの時代なら酸性雨が大地に降り注ぐ現代より高純度の鉄鉱石とか採掘しやすそうだよね
*63
DNA調べて現地のネイティブと混血の形跡とかあると胸熱なんだけどなぁ
ヨーロッパで鉄といえばノルウェーの鉄鉱石と相場が決まってる
コナン・ザ・グレートも鋼の秘密の話
この鋼の剣に刻印することが出来た当時のハンコもなかなかの業物とみた
幾ら難しくてもそれを成し遂げる名工がいたんだろう
日本刀だってそんなもんだからな
いつぞやの球体もオーパーツだなんだって騒がれてたけど、やっぱり答えはいつだってシンプルなんじゃないかな?
両刀使いの王なのに片手剣なんだなー
ヴァイキングの時代9、10世紀位だとフランク王国の刀身が最高品質だったって聞いたぞ。それに戦っている最中に刀身が曲がって何度も直さなくちゃならなかったヴァイキングの話も残っている。製造の特徴が載った資料を見た事があって(確かこの業物にも言及した)細かい事は忘れてしまったが、外国産の剣がもてはやされたことは間違いないだろう。それにヴァイキングと言ったら剣よりやっぱり斧だよ、斧。右手に剣、左手に斧を持って盾で守りにくい方から振り下ろしたんだってさ。怖すぎだろ。
文字通り命がかかってる武器だから現代より何倍も腕のいい職人が作ってたんだろうな
ダマスカス刀の素材は、インドのウーツ鋼だったそうだ。
昔々の日経サイエンスに、ダマスカス刀を再現する研究記事が載っていた。
バイキングは植物が取り込んだ微量の鉄を、泥炭を大量に燃やし濃縮する形で純鉄を手に入れ、ガラスを適量混ぜることにより剣にしなやかさを持たせた。
失敗と経験から学ぶのは日本の職人も同じ 人類の英知は素晴らしい。
補足ですが古代の製錬では世界的に湖沼鉄(褐鉄鉱)が使われた様で、鉄バクテリア代謝生成物は砂鉄より粒子径が小さく鉄鉱石を溶解できるほどの高温炉を必要としないため、現在の製鉄方法を当てはめる必要がない。
原料採取が簡単で低温還元で精錬できる泥炭製錬は実証されている。
原始的製錬は褐鉄鉱(リモナイト)から砂鉄や鉄鉱石へと発展したと考えるのが自然。
古代の刀の方が斬れたり、ガラスに不純物が多い数百年前のステンドグラスが美しかったりして『作業効率と品質は比例しない_のが面白い、
日本刀は刀身と柄が一体化していない為強度に劣る欠陥武器
まぁ、使い方が違うからじゃないの。
日本の包丁を、欧米の調理みたいに叩くのに使うと折れちゃう。
日本ではそういう調理法をしないから問題にならないけど。
何も文明が始まったのが今回に限らないから
太古の昔の資料か何か見つけて作る奴もいるだろう