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クワッ!っと手足を広げて一気に捕食。世にも恐ろしい肉食幼虫、ハワイアン・キャタピラーのホラーな捕食映像(昆虫注意)

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(著)

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 「人生において恐れるべきことは何もない。あるのは理解すべきことだけだ」。これはかの有名な科学者、マリー・キュリーが残した言葉である。そんな彼女ですら、ハワイ固有のイモムシたちが、毛虫をむさぼり食うこの姿を見てしまったら、理解するのに時間がかかるかもしれない。

 ハワイアン・キャタピラー(Hawaiian caterpillar)はハワイ固有の20種以上いるシャクガ科の幼虫の一種で、完全肉食である。葉っぱや枝に擬態して、近づいてきた虫をクワッ!パクッ!なのだ。

World’s Weirdest – Carnivorous Caterpillars

 ハワイアン・キャタピラーは、ペンチのような手を巧みに活用して、油断している獲物を罠にかける。いったん獲物を捕らえるとその手は万力のような役目を果たして、もがく相手を抑えつけて離さない。

 彼らはその強面の要素を利用して、獲物側から捕食者側へと移行した。肉食へと変化したことは、ハワイに住むこうした毛虫にとって進化に成功したといえよう。この群島地域にいる毛虫仲間で草食なのは2種類だけ。残りはハエ、ガ、コオロギ、ゴキブリまであらゆる生物を食べる肉食化を成し遂げた。

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 肉食毛虫たちの、捕食テクニックはむしろ単純だ。まず後ろのほうの足を使って木の葉や枝に体を沿わせて見えないように潜み、獲物が近づいてきたら、枝の反対側に体を振って一瞬姿をくらましてから一気に襲う。あるいは獲物を鞭打つように空中へはじき飛ばして捕える。

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 ハワイアン・キャタピラーのほとんどは、このように一瞬の動きで捕食するが、2005年、ハワイ大学の昆虫学者ダニエル・ルビノフが報告したハワイカザリバガの一種、Hyposmocoma molluscivoraは、クモの巣のようなものでカタツムリをがんじがらめにして、その動きを封じ、生きたまま食べるという。

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 ハワイの肉食の毛虫たちは、雑食ではなく、完全な肉食だ。ルビノフによれば、これらの種はたとえ飢えても木の葉は食べないという。なぜ、どのように、彼らのこうした進化が始まったのかははっきりしていないが、ハワイ諸島というロケーションによってもたらされた孤立性ということでほぼ説明できるだろうという。

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via:io9・原文翻訳:konohazuku

 ダーウィンのガラパゴス諸島でのパラダイムシフト論以来、科学者たちにとって、ハワイ諸島が進化活動の温床であることはわかっている。自然の捕食者に気づかれず、生態学的にニッチな場所であることで、種の変異がこの孤立した生態系で急速かつ容易に広がったものと思われる。そのため、大陸にいる近縁種の毛虫に比べて、島の個体群は体の形状もまったく違い、目まぐるしく進化しているようだ。

 ルビノフは2005年の論文の中でこう綴っている。「どこの大陸ともつながっていないハワイの孤立性とその結果である不調和な生物相が、どこにもない進化の実験を推し進めたといえよう。」

 親御さんはどんなん?という質問があったのだが、シャクガの仲間なのでこんな感じになるという。

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この記事へのコメント 68件

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  1. ハワイ住んでるけどこんなん見たことないんだが
    せいぜいトカゲとかたつむりとGしか見ない

    • 評価
    1. ※4
      まあ別に住んでるからって100%全てを体験したり見たりするわけじゃねえからな。

      • +1
      1. ※17
        ジョウカイボン・ホタルの仲間・ハンミョウなんかもおるで

        • 評価
    2. ※4
      行ったことないんだけど、本島やら観光スポットは徹底的に人工化された緑みたいな話も聞くね。
      あまり観光化されてない島に行く必要があるのかも。

      • 評価
    3. ファハッと頭部が開いてバッツン! 寄生獣みたい(笑)。
      ※4
      待ち伏せ型ハンターだから擬態してるし、
      君が気づかないだけかもね。
      また、都心部や住宅地、海沿いにはいないのかもよ。
      ※21
      昆虫にはそういうの珍しくないよ(セミとか)。
      ある種のガだったかウスバカゲロウだったか忘れたけど、
      成虫になると摂餌器官がないものもいたと思う。

      • 評価
  2. 大きくなったらどんな感じなんだ?
    他の成虫食える幼虫って珍しい気がする

    • 評価
  3. 葉っぱの上にいるハエを獲るシーンで思わず「凄い腹筋!」って思ったよ。
    人間もこたつであれが出来たら苦労しないのになー

    • 評価
  4. グラディウスⅢの植物ステージに出てくる奴だ!

    • +4
  5. お子さんも親御さんもともにおつきあいしたくないタイプです。

    • +2
  6. 肉食のイモムシってなんかヤダ。
    モスラが肉食だったらコワイよう。

    • +16
  7. 芋虫もここまでくると気持ち悪さを抜けてかっこよくなるな

    • 評価
  8. ベジタリアンの皆さん、こうゆうことですよ!
    喰えるなら葉っぱよりお肉がイイって事ですよ。

    • +8
  9. 幼虫が成虫喰うって、なんか怖い!
    成虫喰う幼虫は、後はヤゴとかアリジゴクとかかな?

    • +6
  10. こんな奴でも寄生バチには勝てなかったりするのだろうか…

    • +3
  11. 幼虫と言う言葉がそぐわない虫だな。
    幼虫時代がメインで、成虫時代は交尾する為だけにあるような気がする。
    成虫期の時間の長さや食事でまた印象は変わるけどね。

    • +1
  12. 葉っぱも食べるのに葉っぱだけじゃ済まないのかあ
    動物と違って草食肉食関係無いんだな

    • +3
  13. なんという腹筋力…
    ていうか、獲物が躰登ってくる時こそばゆくないのだろうか…

    • 評価
  14. うわぁー
    正確悪そう。なんか「自分は幼虫の頃からハンティングしてました」「へ~他の芋虫は葉っぱ食うんだ 楽だもんね。で、それって生きてるって感じする?」みたいな事言いそう
    十で神童十五で才子二十過ぎればただの人
    成虫になったら普通の蛾じゃん

    • +1
    1. ※23
      眼が発達してるとは思えないし
      一体どうやって獲物を察知してるのかと思ったが
      身体に触れたヤツに襲いかかる感じっぽいな

      • 評価
  15. 捕食者が少なくて肉食のニッチが開いてたのかな?

    • +1
  16. ミ 、 ミギーめこんなところにいたのか

    • 評価
  17. シューティングゲームのステージギミックにありそうな動き

    • 評価
  18. 「クワッ」とか「グワシッ」とか書くとキショイけど
    「うぉりゃああっ」とか「チェストーーー!!」とかにすると
    熱血虫根漫画になると思うの。

    • 評価
  19. 足の先の方、妙に針々してるのが気になる
    麻酔なり毒なり打てるようになってるんじゃないかと
    ともかく、うん、これで大きかったらフェイスハガーだね

    • +8
  20. 映像だと葉っぱも食べて虫も「捕食して」食べてるけど
    俺的にはこれは新しい発見なんだがGもそうだっけ?

    • +1
    1. ※36
      似てるも何もシャクトリムシですやん。^^;
      シャクガの幼虫ですもの。

      • 評価
  21. 全ての昆虫が肉食になったら食物連鎖に耐えようとどんどん他の生物が凶悪なエイリアンになっていくのか
    そのうちスターシップ・トゥルーパーズの世界になるぞ

    • 評価
  22. 擬人化したらものごっつい腹筋ボコボコになりそう

    • 評価
  23. 映像だと葉っぱ食べてるように見えるが・・もしかしてイモムシって昔は雑食で、現在は草食とわずかな肉食に別れただけなのかもね。

    • 評価
  24. 大阪人の江入さん(江入やん)ではないかw。

    • 評価
  25. 獲物の後ろから腹筋でせりあがってきてパクってのが怖すぎる。
    人間が昆虫サイズになってこいつらの住む森を歩くことになったら・・・・

    • 評価
  26. アリとハチが肉食だから、芋虫は葉っぱを食べるようになったらしい。
    葉っぱなんか本当は食べてられないんだよなぁ。

    • +2
  27. > ハワイ諸島というロケーションによってもたらされた孤立性
    これからは、ガラパゴスと呼ばずにハワイと呼ぼう

    • -1
  28. 全文読み終えて動画見たらいきなり葉っぱ食ってて草wwww

    • +2
    1. ※48
      カゲロウとかホタルですかね。
      結構頑丈なカゲロウもいたりしますが・・・

      • 評価
  29. なるほど・・・!
    まさに体を張ってるわけか・・・
    いや、しゃれじゃないよ

    • 評価
  30. シャクガとシャクトリムシ、親の名前が後なのか

    • 評価
  31. 擬態も気づきにくいし、こりゃ食われる側にはきついなぁ

    • 評価
  32. 見て分かると思うけど、シャクトリムシの仲間なんだよ。
    普通のシャクトリムシが身を守る為に木の枝に擬態する替りに、これらの種は同様に木の枝の振りをしながら、待ち伏せ型の捕食者に変化した訳。
    因みに成虫は草食性らしい。
    日本でも幼虫時代にカイガラムシや蟻の幼虫などを食べるシジミチョウの仲間がいるけど、やはり肉食性の鱗翅目の幼虫というのは珍しいね。

    • +2
  33. 芋虫の目は明暗しかわからないから体毛で獲物の動きを感じ取っているのかな。
    ちなみにカブトムシの幼虫も腐葉土が少なくなると共食いする。

    • 評価
  34. また「人間大になったら怖い虫」が増えてしまった。

    • +1
  35. ハワイ人に毛虫は葉っぱを食べると言っても通じないのか

    • 評価
  36. 日本にはセミに寄生するセミヤドリガっていうのがいるんだが

    • 評価
  37. BBC Earth だったかでこいつ紹介されてたけど、葉っぱをかじってるのは自分のスペースを作って擬態するためで、食べてるわけじゃなかったような

    • 評価
  38. 雑種じゃなく、完全な肉食 とあるが、映像だと葉を食べてるよね
    どういうこと?

    • 評価
  39. ゴミ箱のゴミを回収したと思ったらゴミをぶちまける収集車のGIF思い出した

    • 評価
  40. 柔らかい身体でどんだけ攻撃的なんだよ。

    • 評価
  41. 葉を食べてるんじゃなくて溶かしてるだけなんじゃね
    蜘蛛が糸を張るようなもん

    • +2

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