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ヒーロー猫、奇跡の猫、今年英国で感動を呼んだ猫たち「ナショナル・キャット・アワード」が贈られた猫とそのストーリー

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(著)

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 8月8日は国際猫の日(International Cat day)だったそうだ。英国では毎年、その年に話題となった猫数百匹がノミネートされその中から特に凄い猫たちにナショナル・キャット・アワードが贈られる。

 人の命を救った猫、命からがら生き延びたサバイバル猫など、どの猫のストーリーも驚くべきものがある。ヒーロー賞は飼い主の心臓発作をまわりに知らせたクレオに贈られた。袋に入れたまま海に投げ込まれながら、生き延びたネルソンは「奇跡の猫賞」を受賞した。

 ナショナル・キャット・アワードは全5部門あり、8月8日、ロンドンのサボイ・ホテルで受賞猫の表彰式があった。ヒーロー猫、看護猫、奇跡の猫、幸せな保護猫、そして一般投票の5部門の優勝猫は以下の通りである。

ヒーロー猫部門 優勝:クレオ

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 今年のヒーロー猫はサリー州チェッシントンに住む15歳のクレオとなった。クレオは、飼い主のリチャード・ジェンキンスが心臓発作を起こして倒れたときに、それをいち早く察して家族に知らせた猫である。ジェンキンスは心臓発作に襲われた時、二階の自分の部屋に居た。階下の妻に助けを求めようとしたが、下には声が届かず、一人で苦しんでいた。

 クレオがそれを知らせた。狂ったように階段を上ったり下ったりして走り回り、ジェンキンスの異変をなんとか家族に知らせようとしたのだ。妻のポーリーンはびっくりして、クレオをなだめようと、クレオを追いかけて二階に上った。

そこで夫が倒れているのを発見、即座に救急車を呼んだ。ジェンキンス氏はその後順調に回復したという。

保護された猫部門 優勝:3本足のレッグズ

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 パブの人気者、3本足のレッグズが保護猫賞をとった。北ロンドンのアーチウェイにあるシャーロット・ディスパードというパブに飼われているのだが、この猫を見て、ここに来る常連の客達が、次々と捨て猫を飼うようになっていったという。この3歳の茶色のトラ猫の為に遠方はるばるくるお客も多く、キャットニップやおもちゃといったプレゼントを置いていく。

奇跡の猫部門 優勝:ネルソン

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 奇跡の猫賞をとったのは、20歳になるネルソンだった。

 猫には命が9つありなかなか死なない=強運の持ち主であるという言葉があるが、ネルソンの場合は、その強運を使い果たすかのようだった。なにしろ、ネルソンは子猫のときに袋に入れられて海に投げ込まれたのだ。

 漁師が波にただよう袋を引き上げた時、同胎の子猫たちのうち、生きていたのはネルソンともう1匹だけだった。その後数年、ネルソンは野良猫としてダーハム州シーハムの近くの波止場で苦しい生活を送っていた。さらにネルソンに悲劇が襲い掛かる。ある晩石を持った少年たちに襲われ片目を失ってしまったのだ。

 悲劇に満ちたネルソンだが、2009年、ダーハムに住む一家はネルソンを家族として暖かく迎え入れた。ところが今年の1月、ネルソンは手術不可能な心疾患を患っていると診断された。だがネルソンは家族の為、残された生を全うしようとがんばっている。医者が彼の生命力の強さに驚いたぐらいだ。

 ダウントン・アビーでミスター・メイソンを演じたポール・コプリーがネルソンを選んだ。彼は言う。「候補は3匹居た。3匹ともすばらしい猫ですばらしいス トーリーだった。だけど僕はネルソンを選んだ。人間による酷い仕打ちを乗り越えて生き続け、それでもまだ人間を信用してくれるネルソンに感動したんだ。」

介護猫部門 優勝:エリアス

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 介護猫賞は退役陸軍兵士のジャック・ディグナム・トーマスの飼い猫、3歳のエリアスに贈られた。戦場の酷いPTSDに苦しむジャックは、時折不安発作に襲われて、自閉的になりパニック状態に陥ってしまう。

 エリアスはそんな時、その状態を長く続かせない。エリアスはジャックのまわりを飛び回って注意を引きジャックに寄り添った。「ほらほら私を見て。もう大丈夫だから。ねっ。」とでも言うように。ジャックによれば、前線で経験した恐怖から立ち直れつつあるのはエリアスによるところが大きいのだそうだ。

一般投票部門 優勝:ミ スター・チップス

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 ミ スター・チップスは酷い骨折により障害が残り、体を満足に動かすことができない猫だ。保護センターで半年過ごした後、ウェールズに住むイアン・ターナーに引き取られた。

 イアン自身も体に障害を持ち、何十回という手術を受け、精神的・肉体的にすっかり参っていた。そんなイアンを支えたのは、自らも半身不随の体を持つミスター・チップスだった。何度も自殺を図ろうとしたイアンを慰め、思いとどまらせたのはほかならぬミスター・チップスの存在だった。 優勝にはならなかったものの、最終選考に残ったファイナリストキャットたちも凄いエピソードを持っている。

2014年ヒーロー猫部門 2位:スマッジ

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 スマッジは、5歳の飼い主がいじめっ子たちにいじめられているのを助けた。

ヒーロー猫部門 最終候補:スリンキー・マリンキー

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 西ヨークシャー州トドモーレンからエントリーした黒猫スリンキー・マリンキーもヒーロー賞の候補だった。飼い主ジャネットが慢性の背部痛を和らげるために処方されたモルヒネにより意識を失った時、隣の家の窓を叩いて助けを求めたのだ。

一般投票部門 最終候補:ガイ

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 バーミンガム州でダンボールに入れて捨てられているのを今の飼い主であるヘーゼル・ノリスが見つけた。その時、ちょうど ヘーゼルは夫を亡くしたばかりで、ガイは彼女の生活を助け、彼女の自閉症の息子が社交能力を身につけるのを手伝った。

介護猫部門 最終候補:アルフィー

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 アルフィーはハンプシャー州サザンプトンに住むセリアン・ムンが腎臓移植を受けた時、ずっとそばにいて飼い主をサポートした。

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 ロンドンのマイク・スミスの猫、トミーは、家族で休日に外出して帰宅したら鍵がなくて家に入れなかった時、ドアに飛び上がって玄関の鍵を開けてくれた。

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 キッパーは、ダービーシャーのバクストンに住む飼い主ポール・グリーンウッドの血圧を下げることができる。

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via:dailymail・原文翻訳:LK

 エセックス、ロフトンに住むの猫ホーリーは、飼い主のアイシャ・カディール慢性的な頭痛に苦しんでいることに気づき、それ以来彼女のベッドで一緒に寝ることにした。

 アメリカでナショナルキャットアワードを行ったら、今年のヒーロー猫は間違いなくタラさんだろうね。

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この記事へのコメント 28件

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  1. 俺はこの賞を全世界の全てのネコに贈りたい。

    • +93
  2. イヌに襲われてる子供を助けた猫って今年じゃなかったんかな?

    • +22
    1. ※2 それはアメリカの話な。ここの紹介されてんのはイギリス国内の話

      • +41
  3. 窓から入って鍵開ける猫って
    人間の子供程度には知能あんだろ
    猫どうなってんだ

    • +12
  4. そこにいるだけで救いになる
    ぬこは神様の最高傑作にゃよ

    • 評価
  5. 感動秘話、と言うのは何らかの障害の克服や、不幸を乗り越えて初めて生まれてくる話。
    飼い主が不幸に遭遇して、それを猫が助けたみたいなのならいいけれど、人間に酷い目に遇わされ続けて、それでも健気に生きる猫の話なんて、猫が凄いから感動と言うより、人間エゴに対する憎悪しか湧かないなあ。
    それを、「やあ君はすごい猫だね!!」とか、人間たちが表彰したと言う話を聞いても、なんだかなあ…と思う。

    • +19
  6. 神様仏様がこの世に居なくとも猫様がいらっしゃる!
    この世は安泰じゃ!

    • +16
  7. 「ほらほら私を見て。もう大丈夫だから。ねっ。」
    猫語でもこんな事言われたらメロメロですわ。

    • +8
  8. 猫’s「下僕を気遣うのも、主の仕事と申しますしね」

    • +13
  9. あれ?タラちゃんは?ピットブルから飼い主の男の子助けたあの猫ちゃんがいないのは何故?

    • +8
  10. なんかうまくいえないけど、ありがとな。

    • -3
  11. ネルソンは本当に生命力の強い猫だな
    20歳ってかなり高齢だろ

    • +8
  12. レッグズのエピソードが好きだな。
    客が捨て猫飼い始めた、っていうところ。
    ところで、エリアスのエピソード
    「PTSDで自閉症になり」
    っておかしくない?
    元記事読んでないけど。

    • +6
  13. タラさんの勇姿をまた見たくなったのでリンクからたどってしまったw

    • +33
  14. 〔写真うつりが悪いから?イギリスで捨てられる黒猫たちが急増〕
    って記事が先週あったから、せめて来年は黒猫にもっと賞をあげて下さい

    • 評価
  15. 猫は薄情な生き物だと思ってたが、猫にだって人情や義侠心はあるんだな

    • +1
  16. 2025年に読んでも素晴らしい記事

    パルモさんいつもありがとう

    • 評価

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