ある国で使うとヤバイことになる。使ってはいけない10のジェスチャー

　身振り手振りでメッセージを伝える「ジェスチャー」は、国によって同じジェスチャーの意味が違ってくる場合がある。という話は前にもしたかと思うが、ジェスチャーをしているつもりはなくても、何気ないその仕草が、国によっては重大な意味をもたらす場合もあるようだ。

　と言うことで今回は、ある国で使うと、相手をブチ切れさせることになるかもしれない、使用注意な10のジェスチャーを見ていくことにしよう。

1.アゴの下に手をやる

使用注意国：ベルギー、フランス、北イタリア、チュニジア

手でアゴの下を前に向かって撫でる仕草は「消えろ！」という意味だ。口論のときに相手を追い払う侮蔑的なジェスチュアの1種なのだそうだ。

2.おでこを拳でポンと叩く

使用注意国：ブラジル

イディオタのポーズ。ブラジルでは、おでこに拳を当て、歯をむき出して笑うと、「バカじゃないの？」という意味となる。仲間内でやると笑いがとれるが第三者にはやるべきではないとされている。

3.相手に手を広げて差し出す

使用注意国：ギリシャ、アフリカ、パキスタン

モウツァのポーズと言われるこのジェスチャーは、「おまえなんてクソ喰らえだ！」という意味となる。敵の目の前に泥や汚物を捨てる行為を真似た非常に攻撃的なジェスチャーの一種だ。

4.片手の人差し指でもう片手の指をつく

使用注意国：アラブ諸国、カリブ諸国

五人の父親と呼ばれるポーズで、家族の血が汚れているということをほのめかす侮辱となる。サウジアラビアでは特に侮蔑的なジェスチュアである。手を洗う時や、手で何かをもてあそんでいる時など、うっかりこのジェスチャーをしないよう注意しよう。

5.片手の肘に手を当てる

使用注意国：イタリア南部

胡椒ひきのポーズ。「気が狂っている」という意味。イタリア南部では肘がかゆくなっても、むやみに掻かない方がいいかもしれない。

6.人差し指と小指を立てる

使用注意国：バルト諸国、ブラジル、コロンビア、イタリア、ポルトガル、スペイン

コルナのポーズ。「あなたの奥さんは不誠実ですよ」という、男性にとっては非常に侮蔑的なジェスチャー。アメリカの「愛してるよ」や「ロックオン」のポーズにとても似ているのでアメリカ人には注意が必要。

7.お腹の前で肘を張り指先を合わせる

使用注意国：ギリシャ

「私はおまえのことを無視してる」という意味だ。とても単純な身振りのため、ついうっかり会話中にやってしまうかもしれない。

8.右手の親指を噛む

使用注意国：インド、パキスタン

　「おまえもおまえの家族も知ったことか」という意味だ。日本でいうところの「おまえの母ちゃん出べそ、おまえもやっぱり出べそ」の強烈バージョン的なものなのだろうか？とにかくこの小さなジェスチャーで、ホストファミリー全員を侮辱してしまうという破壊力を持っている。爪を噛む癖がある人は要注意だ。

9.食事中に肘をテーブルに打ち付ける

使用注意国：メキシコ、南米

食事時に肘をテーブルに打ちつけると、それは仲間に対して「おまえはケチだ」と言う侮辱になる。食事時に肘をつく癖がある人は旅行中は肘はつかないほうが良い。

10.指で鼻を挟む

使用注意国：イタリア南部

このジェスチャーはわかりやすい。「フィッシー（魚臭い）」の意味である。フィッシーは、胡散臭い人や、いかがわしい人に対して使われる言葉であり、このジェスチャーもそういう意味となる。

via:viralnova・原文翻訳：LK

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