
さてフクロウだが、フクロウの生態には興味深いものがある。ここでは、海外サイトに特集されていた、フクロウに関しての興味深い10の事実を見ていくことにしよう。
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10.驚異的な血流適応

フクロウのこの能力に注目した科学者たちは、フクロウが頭をまわす際に、脳や目の機能に必要な血液を貯蔵できるシステムが働いていることを発見した。激しい頭部の動きにも耐えられるように、血管がふくらむようになっているフクロウなどもいるらしい。
9.疑似カニバリズム

しかしながら実際に、ワシミミズクは自分より少し小さなアメリカフクロウを捕食し、そのアメリカフクロウはさらに自分より少し小さなフクロウを捕食することかある。
アメリカフクロウの分布は北アメリカ南西の沼地が主であったが、フクロウ同士のカニバリズムにより、ニシアメリカオオコノハズクが減少し、生態域が太平洋南西部に広がりはじめた。
8.驚異的視力

フクロウのように頭部の前面に瞳を持つものは双眼視の視野を持ち、その視野の広さで獲物をしっかりととらえ、かつ奥行きを計ることもできるが、瞳が動かない為他のフクロウや捕食者たちに攻撃されやすい。だが
フクロウの頭部は270度回転するので、その回る首がこの動かない瞳を補っている。
7.フクロウの草食系

だがそんなフクロウの中でも、サボテンフクロウは、小動物以外にもペアベリーやタサジロサボテンなど、果物や種も餌として食べている。このフクロウの糞に含まれる種は地へもどり、その糞を求めフンコロガシが地を耕し肥料となる。
6フクロウの鳴き声

スズメフクロウのような小さなフクロウはピイピイと小鳥のような声で鳴く。鳴かないフクロウといえば、アメリカオオコノハズクであろう。彼らは鳴き声は全く発さず、ピューピューと口笛のような音を出す。若いアメリカワシミミズクの鳴き声が、アメリカオオコノハズクの鳴き声と間違って認識されることもある。
5.巨大な獲物を捕食

クロワシミミズクはベルベットモンキーやイボイノシシの子供さえ連れ去ってしまう。彼らは自分たちとほぼ同サイズの魚も餌としている。ユーラシアワシミミズクはアフリカの猛禽類の仲間たちと負けず劣らず凶暴だが、大体最強の存在イヌワシに殺されてしまうことが多い。
ある報告によるとフクロウに若いオオカミが攻撃された事例もあるようだ。特殊な例だと、クロワシミミズクが、毒蛇を食べるヘビクイワシを殺した例もある。サギが食べられた例もあるが、フクロウはハリネズミの肉を好んで食べるそうだ。
多くの動物がハリネズミの針だらけの姿にひるんでしまうが、フクロウはその強力なつめを使ってハリネズミのハリをはがしてしまうのだ。
4.サボテンに住むフクロウ

ヒラキツツキは巣を横取りされた上に食べられてしまうわけで大変お気の毒なわけだが、他にワシミミズクもサボテンの股に巣を作る姿が目撃されている。
3.フクロウと人間

一般的にフクロウは夜行性でしつけが難しく、猫のような一面のある動物とされているが、人類は狩りの為にフクロウを使用していた。狩用フクロウは手袋に止まり、広域に渡りウサギなどの獲物を探しに飛び立つ。
かつてヨーロッパでは、大型フクロウを、鷹狩りのお供としてではなく、鷹狩り用のテコイ(おとり)として使用していたという歴史がある。タカをおびき寄せるためにフクロウたちは止まり木につながれ天敵を誘惑する役目を担っていたのだそうだ。
2.変わった親戚

シブリーアールキスト鳥類分類によると、フクロウはタカなどよりカワセミやハチドリやヒバリのような鳴禽類に近く属しているという。その他の昼行性猛禽類たちは、ツルやサキなどといった鳥類の起源になる、先史時代的な外見の鳥に近いとされた。
また、タカのような精悍な外見とは裏腹に、フクロウはあのヨレヨレしたヨタカと関連があるという。夜行性猛禽類と昼行性猛禽類は狩りを行う時間帯が重ならないので、争わずに自然界で共存できるのである。
1.静かなる殺し屋

例えばそれは消音機能付きの羽である。フクロウの羽のふちにあるセレーションがフクロウの羽音を消し、獲物たちに気づかれずに狩りを行える。そして最新鋭の聴覚。フクロウの種類によっては耳の位置が左右でずれた位置にあり、非対称な耳をもつものがいる。
この左右非対称な耳が多方面から出る音を正確にとらえ、獲物の位置を正確につかみ、フクロウの狩りをより確かなものにするのだ。
フクロウのハンティング映像
via:listverse・原文翻訳:Yucaly
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コメント
1. 匿名処理班
私は森のー見張り役ー
2. 匿名処理班
やっぱり美しい生き物だ
3. 匿名処理班
かわいいけど、猛禽類で肉食なんだよねー
4. 匿名処理班
人のたくさん居るところでおもむろに手をかざしてフクロウに止まってもらう俺かっけえ妄想をよくする
5. 匿名処理班
猛禽好きなブログに書いてあったけど、雛から育てるとかなり人懐っこくなるって
すんごく可愛いって書いてあった。
でも容易に飼えるものじゃないと思う^^;
6. 匿名処理班
でかい鳥を飼うには日本の住宅事情はちょっとしんどそうだもんねぇ
7. 匿名処理班
トップ画像の寄せフクロウがもう激ラヴプリティーなんだから!たまらん!
8. 匿名処理班
顔つきも似てるし、飛行型猫って感じじゃないかな。
生餌じゃなくてもスーパーで売ってる豚のばら肉とかで飼えるのなら飼いたいな。
9. 匿名処理班
梟じゃないが
はとを雛から育てる>なついてんなーと思い込む>外に連れて行く帰ってこない・・・
のコンボなら食らったわwww
10. 匿名処理班
夜にフクロウが鳴く森の傍に住むのが何気に人生の目標だったりします。
11. 匿名処理班
羽の模様がフクロウみたいな蛾、いるよね。 あれは怖い。
12. 炎蹄
2が一番へぇー、ってなった。
確かにフクロウさんは可愛いけど、猛禽類の兄貴ほど強烈な風貌はないよね。
13. 匿名処理班
かわいいニャ〜
14. 匿名処理班
雛かわいい
今はまだハンターじゃない瞳をしてるな
15. 匿名処理班
※9
人間用の肉(牛・豚・鶏・刺身等)はだめ。栄養不足になる
飼育してる人はマウス、ヒヨコ、ウズラを与えてる人が多い
小型のフクロウにはコオロギやミールワーム(ミルワーム)などの昆虫類も必要らしい
今は処理済マウスのミンチやら一口大カットも売ってるみたいだけど、飼うなら少なくともそれらの餌を抵抗なく弄れないと
16. 匿名処理班
昔飼ってたけど
フクロウは昼間はカラスに負ける。
カラスはフクロウを見つけると仲間を呼び寄せて集団で虐める。
あとキツネみたいに地べたをはねて獲物を捕まえることもある。
夜中に帰ってきたら真っ暗なところで足を掴まれたわ。
慌てて逃げても正確に逃げたところをジャストミート・・恐い
なぜか野良猫と仲良くなったりする。
いつも「ホーホー ホーツクホーホー」か「ギャッ(威嚇)」と鳴くのに
なぜか「ワンワン」と鳴いたことが数回ある。意味不明。
いたるところにフンをまき散らすので大変なんだが
父の肩にとまってる間だけ絶対にフンをしない。
人を見るヤツだ。
17. 匿名処理班
※17さん・
それ、何かで読んだ記憶。
冬の夜、フクロウの鳴き声に怯えるカラス、冷たい闇夜で見開いたままの眼が凍るとか。
そのお返しに昼間のフクロウを攻撃しちゃう。って。
ちなみに英語圏でのフクロウの鳴き声は、、
Who ・Who ・ Who ・・Who are you 「オメーは誰だ オメェは誰だ」 らしい。
18. 匿名処理班
現在進行形で小型フクロウ飼ってるけど、鳴き声かなりうるさい。
ショップにいる時は他の猛禽の気配で鳴かないんだと。
餌は処理済みウズラ+ビタミン剤 時々ピンクマウス。
ベタ慣れとはいかないけど、かわいいよ。
19. 匿名処理班
ペットショップで見た事あるけど小さいのは可愛いけどデカイのは怖かった
20. 匿名処理班
擬似カニバリズムってなんだよ。勝手に用語作るな。
21. 匿名処理班
>あのヨレヨレしたヨタカ
で泣いた
宮沢賢治の「夜鷹の星」思い出した
22. 匿名処理班
猛禽ちゃんを思い出した
23. 匿名処理班
猛禽って水飲まないんだっけ?
獲物の体液からのみ水分を摂取するとかなんとか聞いた覚えがある
24. 匿名処理班
動画のヤツ、ペットのフクロウとは目つきからして全然違うよな。まさに猛禽って感じ。
25. 匿名処理班
翼があるものは天井が高くないと、何だか可哀相に思えるからなあ
田舎の天窓とかがある日本家屋ならぴったりだなw
26. 匿名処理班
ふくろうってつまり正面しか見えてないって事?
確かに目だけで横向いたふくろうとか見たことがない、気がする。そうだったんだー。
27. 匿名処理班
カニバリズムとか地球上最大のハンターとか突っ込みどころが多過ぎる
28. 匿名処理班
ブルスコファー
29. 匿名処理班
かわええーラブだわ
眼球が固定って凄いね知らんかった
猛禽の眼が欲しい(視力的な意味で)と思っていたけど回る首も必要か