「Lygodium Spider Moth
(学名:Siamusotima aranea)」は名前にクモが入っているが、別にクモではない。クモの形そっくりの模様をもつ蛾である。体に蜘蛛の模様を刻み込まれているのだ。
このスパイダーモスは、2005年にタイで発見された。調べてみたが日本語の和名はまだないようだ。植物のシダをエサにしていて、クモのような不気味な模様のおかげで捕食者から身を守っていると研究者は考えている。
天敵から身を守るために、クモの習性を真似するに蛾がいることは以前から報告されているが、この蛾は、生き物がまったく別の種を真似たり擬態することで得をしている見事な例だ。
この蛾の好物のカニクサ属のシダ類は、フロリダではかなりの勢いではびこっている。将来フロリダの人たちはシダの成長を食い止めるために、クモのように見えるこの蛾を輸入することを考えるかもしれない。
via:businessinsider 原文翻訳:konohazuku
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コメント
1. 匿名処理班
「日本語の、日本国内で通用する比較的最も正式な名前」は標準和名といいます。学名とは「ラテン語っぽく名づけられた世界で通用する正式な唯一無二の名前」(=Siamusotima aranea)のことです。
2. 匿名処理班
ムラサキシャチホコといいコイツといい蛾の擬態には驚かせるな
3. 匿名処理班
羽には蜘蛛の模様、体には蛾の模様か。かっこいいな
4. 匿名処理班
あぁ〜こりゃ進化してますわ
カイコちゃんの進化だわ
5. 匿名処理班
すごいと思った(小並感)
6. 匿名処理班
ネッタイシダクイクモモドキガ(仮)
7. 匿名処理班
「体に蛾の模様を刻み込まれているのだ。」?
8. 匿名処理班
素晴らしい
こういう生き物を見るとインテリジェンスデザイン説に真実味が湧くよね
ダーウィンの言うランダムエラーでこの柄が作れるとは思えない
9. 匿名処理班
不思議だな
10. 匿名処理班
生物を使って、生物の繁殖を阻害するなんて傲慢な考え方だよ。
コントロールできるはずがない。
11. 匿名処理班
蛾は苦手だしキモい模様のはずなのになんか可愛いな
12. 匿名処理班
水産関係の仕事をしていたときに研究用にオニヒトデを飼育していたがオニヒトデの棘に擬態して共生だか寄生だかしているエビを発見した、新種だと思って小躍りしたけどとっくに記載されている種類だった。
ちぇー (´・ω・`)
13. 匿名処理班
すごいなあ
触りたくはないけど
14. 匿名処理班
クモフラージュするとどういったメリットあるのかちょっと疑問
モスイーターが鳥とか爬虫類、両生類あとクモとかだとすると
クモの格好をする蛾のメリットが思いつかない?
詳しい人、教えろください。
15. 匿名処理班
クモ大好物の生き物も多いんじゃね?
16. 匿名処理班
蛾は蝶に比べると地味な姿のが多いけど、草木に隠れるには都合がいいんだよね
前にここで紹介されたことあるけど
ベニスズメガの幼虫はヘビに擬態するよね
イボタガの親御さんはフクロウの顔に擬態する
蛾のステルス性能パネェ
17. 匿名処理班
枯葉に擬態する蛾とかこれとか、クオリティが尋常じゃなく高いんだよな
虫の目なら大まかな形くらい似てれば騙せそうなのに
18. 匿名処理班
こういう擬態のための形態の獲得ってどういう原理で行われてるのか
すごい興味ある。
もう解明されてたりするのかな?
19. 匿名処理班
単純にすげーと思った
20. 匿名処理班
擬態って
1)真似する相手を天敵が襲わないことを知り
2)真似する相手の姿形をよく認識し
3)その形になるようにDNAレベルで改造する
ことでしょ。生き物って、すごいわ〜。
21. 匿名処理班
花かと思った
22. 匿名処理班
外敵に向けた意思(のようなもの)無しに
こんなにはっきり顕在化するんだろう?
蝶がそういう模様になろうと思ってなったわけじゃなく
淘汰の過程でこの種が生き残ったって事でいいの?
そんなに蜘蛛に見えない種類は食われまくったの?
神秘としか言い様がない
23. 匿名処理班
まずはこの蛾の生態とこの蛾の棲息する地域の蜘蛛の生態を調べよう、話しはそれからだな
24. 匿名処理班
蛾から見ても蜘蛛はこういうふうに見えてんだな
25. 匿名処理班
こういうのまで進化論で説明出来ないよね
神様か宇宙人か知らないけど、誰かが意図的に設計しないとありえない模様だと思うんだけど
26. 匿名処理班
ただ、このタイプの蜘蛛とかを真似るやつは、似すぎると同種からも逃げられて繁殖に不利になるそうな。
なので完璧に真似るまでは行かないあたりでバランスを取るらしい。
27. 匿名処理班
まるで写真を転写したみたい
28. 匿名処理班
もういっその事蜘蛛になれよ労力そんなに変わらないだろ。
29. 匿名処理班
シンカロンシンカロン言ってる人はとりあえず進化生物学の基礎勉強して、それから科学的な論拠を元に批判を行なって欲しい、いやここのコメじゃなくてわざわざホムペ作って創造説や定向進化を主張してる人たちのことです
30. 匿名処理班
正直、クモに擬態しているとは思えない(動き等も似ているのだろうか?) これはヘイケガニの甲が「人(平家の落ち武者)の顔に見える」という程度の、偶然の産物という可能性はないだろうか? 本当に擬態であるかどうかは、何らかの実験が必要ではないかと思う。
31. 匿名処理班
誰かが作ったとしか思えない生き物って意外に多いよ
それを認めようが認めまいが、それは単に人間の認識の違い意外の実効的な意味を持たない
太陽は実は冷たいと強弁しても太陽の本質は灼熱の塊であり事実は変えられない
ただそこにあるものをありのままに認められない人は不幸だね
32. 匿名処理班
蜘蛛の足の絵が上手い
明暗つけて立体感出すとは・・・
やっぱ創造主的な何かがいるだろー
33. 匿名処理班
彼らはこの像を羽に描くのに本当に途方も無い年月をかけている。
少しずつ受け継がれた遺伝子が成したものなんだなあ
34. 匿名処理班
何世代も交配し、選択された結果だな
35. 匿名処理班
え!足の本数が合っている!
36. 匿名処理班
蜘蛛に見えるけど問題は
常に白地の場所にいなければいけないことだな
37. 匿名処理班
インテリジェントデザインの信奉者が出てくるだろうと思ったが、
全くその通りだった・・・予想を裏切らない反進歩主義的安直型文系め
神様とかいうくそ益体もないものに敬意を払いたければそうすればいいが、
億単位のとてつもなく長い時間、とてつもなく地道な自然の営みにも、少しくらい敬意を払いたまえ
38. 匿名処理班
昔見た蛾なんだけど、腹の部分をカマキリの頭に、羽をカマキリの前足に擬態したのを見た
どんな名前の蛾か知ってる人いないかなぁ
39. 匿名処理班
インテリジェントデザインってキリスト教が創造主を否定しないためのたわごとだろ
キリスト教徒でもないのに主張してる奴がいるのにびっくりだわ
40. 匿名処理班
「うまいことできてるもんには必ず設計者がいる」
って考える人には創造主の概念がなかったとしても
インテリジェントデザインを受け入れる人はいる
むしろ宗教という表面的な事柄によって
そうした学問を深く知ることができない人間は悲しい
というか見識が狭い
それはタリバーンが「欧米」と付くもの
すべてを否定するのと何ら変わらない
あなたが理解している「進化論」は
それほど他の考えに攻撃的にならなければならないのか
もしそうなら、それは科学ではなく狂信にすぎない
41. 匿名処理班
>39
億単位のとてつもなく長い時間、とてつもなく地道な自然の営みにも、少しくらい敬意を払いたまえ
「億単位の時間」や「途方もない年月」
と言った言葉で濁されることが多い事柄の方が科学的なのだろうか。
そして「長い時間」や「自然」に敬意を払うことはご自分ではお気づきになっていないかもしれないが、それは単に神という人格的なものではなく、自然という非人格的なものに言葉が置き換わったにすぎないのである。それは一番科学ではタブーなところでもある。
(ですから、39さんはご自分では不甲斐ないかもしれないが、科学派と言うよりはインテリジェントデザイン派の方々に考えが近いのですよ)
さらに
実際、億単位の時間で本当に蛾の模様が
こうなるのかというのは誰も見ていないでしょう。
ではなぜ早急に「進化」と判断を下すのですか?
化石では似たような例証がありましたか?
本当にそれは「徐々に」変化したのでしょうか?
別の種類で何の関係もないということはないのでしょうか?
最後に、創造関係のコメントがもっぱら低評価なのも
こうしたものが理性ではなく感情的なものなのだと改めて思わされる。
42. 匿名処理班
なんかよくわからないこと言ってる人たちがいるけどこの蛾かわいいね
43. q
>>43
>>「億単位の時間」や「途方もない年月」
>>と言った言葉で濁されることが多い事柄の方が科学的なのだろうか。
〜略〜
>>(ですから、39さんはご自分では不甲斐ないかもしれないが、科学派と言うよりはインテリジェントデザイン派の方々に考えが近いのですよ)
それはちがう。問題の設定がまちがっている。
人間の営みによらない、人の所業を超えて成立している事象に対し、驚異を感じ、あるいは畏怖をあるいは敬意を抱くのは、宗教も科学もこえた、もっと人間の感情の根源に位置するもの。
僅か数μm の円石藻が膨大な年月を費やして作り出した100m に到るドーバーの白亜の崖、かつて存在し今は絶滅した想像もしなかった形態の生物の化石、今もなお発見される夥しい数の新種の昆虫、その多様性。母から産まれる新しい命。その繰り返し。
こういったものに対し、かつては神の御業として人々は敬意をもって接してきた。しかし哲学も科学も神を否定した現代においてもなお、神への敬意無くしてもなお、宗教から遠く離れていてもなお、私たちは人の力及ばぬすべてのものに感動し、敬意をもって接することができる。
かつて神の存在が担保していたとだれもが思っていたこの人間の感動は、宗教よりも科学よりも深いものなのだ。
そして言うまでもなく科学は対象に敬意を払うことをタブーだなどとしていない。何に敬意を払うかは科学が決めることでは無い。科学者は自然に対し敬意を払っていないとでもいうのだろうか。
『実際、誰かの手によって本当に蛾の模様が
こうなるのかというのは誰も見ていないでしょう。
ではなぜ早急に「神」と判断を下すのですか?』
創造関係のコメントがもっぱら低評価なのも理性的に判断した結果なのです。
44. 匿名処理班
人間の基準で推し量れる世界なんて多寡が知れてるのがよく分かる
45. 匿名処理班
まるで絵筆で描いたみたい。ものすごく美しい。
これはそのままブローチにできそうなデザイン。
46. 匿名処理班
神様遊び過ぎww