
その環境で生き延びる為、側線以外にウロコを持たず、頭部は扁平な形をしている。最大の特徴は、脊椎動物で唯一、血色素ヘモグロビンをもたないということだ。
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葛西臨海水族園では世界初のジャノメコオリウオの展示を2011年より行っていて、その時に一度記事にしたのだが、最近海外サイトでまた注目を浴びていたようで、その映像が公開されていた。
コオリウオは16種が知られており、そのうち13種が南極半島周辺に住んでいる。
ジャノメコオリウオもその中のひとつだ。
コオリウオは血液中に不凍タンパク質と呼ばれる糖タンパク質を蓄えることで凝固点を下げ、氷点下の海水中でも凍らないで生存可能となっているそうだ。
血液が透明だから若干体が透けているようにもみえるね。
ヘモグロビンがなくてもこの魚が生きていられる理由は、心臓が大きく、また血漿によって酸素を循環させているためと考えられており、皮膚からも酸素を吸収できるからとみられている。
しかし、なぜヘモグロビンを失い、血液が透明になったかという進化のメカニズムについては、完全には解明されていない。
The Icefish Has Clear Blood — HHMI BioInteractive Video
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コメント
1. あ
3へぇ
2. 匿名処理班
こういう魚って低温水には強いんだろうけど、高温はどこまでいけるかって興味あるな。常温でも大丈夫だったら水族館でも扱いやすいだろうしね。
3. 匿名処理班
激おこプンプンウオ?
4. 匿名処理班
コオリウオは・・・
凍らなーいwww
5. 匿名処理班
特に荒らし行為になるようなことはしてないのに、不適切な単語が〜でコメントが弾かれちゃうよ
6. 匿名処理班
不凍タンパク質とヘモグロビンは相容れないのだろうか?だとしたら、氷の肉体と引き換えに赤い血潮を失った、と言えそうだがw
何にしても動きは鈍そうだな
7. 匿名処理班
日本人なら魚を見るとまず刺身でどうかを考える
8. 匿名処理班
じゃあなんでコオリなんて名前付けたのwww
9. 匿名処理班
興味深いわ〜。
それと味のある良い顔してるな。
10. 匿名処理班
※8
氷の下にいるからじゃね?
11. 匿名処理班
血漿で酸素を運ぶ? 血漿中の何で運ぶんだろ???
酸素って、ヘモグロビン(ヘム鉄とグロビンの合体モノ)の
鉄分とくっ付いて運ばれるモノと理解していたが…。
体が透けて見えるのは、ウロコが無いからじゃないかな?
12. 匿名処理班
顔が可愛い
13. 匿名処理班
コオラズウオじゃん
14. 匿名処理班
※2
水温を1〜2度に維持しないといけないと言ってるんだから、普通に考えてそれ以上になると死ぬんでしょ。水が凍らずに低温水でいられる範囲は限られてるんで、基本的にすごく狭い範囲の水温でしか生きられない魚と思われ。
極寒地の生物って病原菌がほとんどいない寒冷環境に順応してるんで、病原菌にすごい弱いのが多くて温度あげると体の構造的に大丈夫でも感染で死にそう。
エスキモーの人なんかも熱帯気候のところへ連れてくとやたらいろんな病気にかかって、しかも重症化するんで大変なことになるらしいのよね。
15. 匿名処理班
冒頭、「ジャノメコオリウ」になってますよ
16. 匿名処理班
てめえらの血は何色だー!!!
17. 匿名処理班
食えるのか?
18. 匿名処理班
冷凍保存が出来ないだと!?腐っちまうじゃねーか
19. 匿名処理班
南極界隈で何食って生きてるんだろ
餌になる生き物居るのか?
20. 匿名処理班
なんだか原始的な仕組みだなと思った。ヘモグロビンなどの色素と結合させて酸素を運ぶのではなく、血漿が直接組織に酸素を運ぶのかな?とても面白かったので調べてみよう