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大量出血も直ぐに止まる、魔法のジェルを学生が開発(米ニューヨーク大学)

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(著)

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 米ニューヨーク大学の学生が、大出血も即座に止めてしまうという魔法のジェルを開発したそうだ。これは、内臓や大きな動脈が損傷するような大怪我でも、すぐにその傷を閉じて治してしまうというもので、「Veti-Gel(メディ・ジェル)」と名付けられた。

 開発したのは、ニューヨーク大学3年生のジョー・ランドリナ(20)さんと、今年同大学を卒業するアイザック・ミラーさん。「これまでは、傷口にたくさんガーゼや包帯を当てる以外に止血する方法はなかったけれど、このジェルを傷口に注入すれば、すぐに固まって出血が止まる」ランドリナは語る。

 まるで瞬間接着剤のようなメディ・ジェルは、人工的に細胞外マトリックスと呼ばれるものを作り出し、これが動物の細胞の一部のような役割を果たすという。「皮膚を作り出す植物性ポリマーを使ったんだ。これを傷口に塗ると、既存のポリマーに根づいて、血を流すのをやめるよう体に命令を出すというわけだ。」とランドリナさん。

 メディ・ジェルを開発したジョー・ランドリナさん

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 肝臓や頚動脈を切りつけて出血させたラットを使った実験では、このジェルを使いすぐに血を止めることができたという。ラット実験の後、ランドリナはブタの腰肉を使ったデモンストレーションをビデオにおさめた。

ブタの腰肉を使った止血の様子がわかる映像(閲覧注意)

via:foxnews 原文翻訳:konohazuku

 映像では、本物の豚の血をあらかじめ注入してある肉を深く切りつけ、すぐに血が流れ出てくるが、ジェルを投与するとたちまち血が固まり始め、あっという間に止まる様子がわかる。

 またこのメディ・ジェルは、常温(1~32度)で保存することが可能で、チューブに入れてどこにでも持ち運ぶことができる。その上メディ・ジェル自体が皮膚の一部として機能するので、その後抜き取ったりする必要もなく、便宜性が高いとして医療関係者から注目を集めている。

 ランドリナさんとミラーさんは、次は、ニュージャージー州イングルウッド病院の心臓血管外科医ハーバート・ダーディック医師の監督の元で、ブタや羊などもっと大きな動物で試してみるそうだ。

 瞬時に止血と言えば、DARPAが内臓からの出血を泡でブワっと包み込んで止血する、創傷止血システムを開発中であるというニュースを1月にお伝えしたかと思うが、なんにせよ、銃で撃たれたり、刃物で刺されたりした場合、最終的には内臓出血や出血多量が死因の多くを占めるという現状においては、簡単に止血ができて後処理もいらないこのような止血システムは、一刻も早い開発が待たれているわけなんだね。

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この記事へのコメント 48件

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  1. これが商品化されれば、製薬会社が大打撃を受けるな。
    てか、この特許がどれくらいで売れるだろう。20歳でなんて、羨ましい。

    • +10
    1. ※1
      逆に考えるんだ、この技術を買い取って商品化すれば
      さらに大儲けできると考えるんだ

      • +7
  2. 変に固まって脳とか心臓の血管がつまったりはしませんか?

    • +6
    1. ※3
      固まり方が違うから問題ないだろ
      かさぶたと同じ

      • +4
  3. 怖いのはそれだよな、血中に入って心臓に詰まりそう

    • +5
  4. とりあえず事故とかで大量出血で出血多量で死ぬ場合の応急手当てには使えそうやね。

    • +7
  5. 2
    ああ、あったなヒールゼリー・・・またひとつ、空想が現実になるのだろうか。
    3
    >ランドリナさんとミラーさんは、次は、ニュージャージー州イングルウッド病院の心臓血管外科医ハーバート・ダーディック医師の監督の元で、ブタや羊などもっと大きな動物で試してみるそうだ。
    とあるから、おそらく、そういった副作用や毒性についてはこれから確認するんだろう。
    外科医療に革命が起きるといいなぁ。

    • +9
  6. 後はこれを細かくして血管に流し、空気に触れてから反応するようにすれば
    ヴァンプの完成だね!

    • 評価
  7. 応急処置でこれをつかって
    病院に運ばれて取り除いたら
    やばくないのか
    それとも完全に中まで固まってしまってるのか

    • 評価
  8. 映像から見る限り現場でも傷口にある程度突っ込んで注入する必要があるっぽいし、
    救急隊が常備しとく感じかね

    • +7
  9. 便利で素晴らしい発明だけど
    悪用されたら怖いな
    だって大量に摂取したら体の主要な血管もふさがるわけでしょ?
    なんか未来のミステリー小説なんかでネタとして使われそう
    どっちにしろ医療用として市販もして欲しい(・ω・)
    あと救急車につけてね早くm(--)m

    • +1
  10. 俺もカドゥケウスのヒールゼリーを連想したわ。

    • +1
  11. 大出血の時に使うなら
    他が詰まるとか考える前に止めないと死んじゃうから…いいのかも?

    • +1
  12. 名前はマスエフェクトから来てるのかな?

    • 評価
  13. カドゥケウス懐かしい、結構面白かった
    しかし、本当にRPGのアイテムみたいだな

    • 評価
  14. すげー、これが本物なら、医療に革命が起きるな。素人だからどのくらいの影響がでるか計りかねるが。ノーベル医学賞の対象になったりして。

    • 評価
  15. コラーゲンフィルムとは別のアプローチなのね。
    理屈を聞くと簡単な話なのに、誰も思い付かなかったんだなあコレ。

    • 評価
  16. ジョーさん、若干20才でスゲー! 惚れたわ。
    これって通常の皮膚や筋肉組織の応急止血にはいいかもね。
    でも銃創みたいに、内臓組織まで届いて傷(出血)を伴ってるとどうなんだろ?
    事故現場での1次応急処置でも有用だけど、使いようによってはオペ場の止血材料にすごくいいかも。直接だったら、肝臓みたいな組織臓器にも使えるかも。

    • +1
  17. コレを即座に溶かす薬を開発すれば、応急手当は完璧になるな
    出血さえ抑えれば病院までの搬送の時間を稼げるし

    • 評価
  18. どうも腑に落ちん
    止血剤なんて古来より色々試行錯誤してきただろ
    やっぱり動脈に入ったら致命的に危険とか、何かしら問題点があるだろ

    • +2
  19. 西暦2186年の未来を描いた海外RPGマスエフェクトでも全く同じ名称、同じ原理の治療薬が登場する
    現実がSFを超えてしまったのか

    • +1
  20. 医者は手当の必要な血管まで切開してたどり着くんだよね。オープンな傷ばかりじゃないし、そこらはどうなのかなぁ。

    • 評価
  21. うろ覚えだけど、負傷兵の生存率が跳ね上がるとかいう出血を押さえる泡の発明もアメリカだったっけ?
    すごいな

    • +1
  22. Veti-GelなのかMedi-Gelなのか・・・?
    名前はどうでもいいけど、今アメリカの医療業界はすごい利権争いが生まれてるんだろうな

    • 評価
  23. 商品化されたらカバンに常備しておきたい一品

    • 評価
  24. 血が苦手な私としては、生理時に重宝しそう

    • -2
  25. 血を止める包帯や粉ならすでに戦場で使われてるし
    QUICKCLOTならアマゾンでも買える。
    登山やロードバイクならすでに割りとポピュラーじゃん。

    • 評価
  26. すばらしい発明だけど、ラットとかはわざと切りつけられて出血するのか・・・

    • -1
  27. Veti-Gel(メディ・ジェル)→ヴェティ・ジェルじゃない?
    動画の中でもそう発音しているように聞こえるけど。

    • 評価
  28. こないだも家庭用核融合炉を開発したアメリカの学生の話とかあったし、あっちの学生さんたちはいろいろやりたい事思いっきりやってる感があってすごいよなぁ。
    大学行く事だけが目的で心を病んで同級生いじめて死に追いやったりしてるどこぞの国の学生さんたちに比べるとさぁ(嘆

    • -2
  29. 助けられる命が増え、つまり生きながらえる人も増える。IPS含め、人口増加が危惧される現状じゃ色々と複雑なもんだ

    • 評価

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