メインコンテンツにスキップ

世界初、「キメラ」サルの作製に成功(米研究)動画あり

記事の本文にスキップ

46件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 「キメラ」とは、生物学には同一個体内に遺伝的に異なる2種類以上の細胞がモザイク状に入りまじった個体のことで、ギリシャ神話に登場する伝説の生物「キマイラ」に由来している。

 米オレゴン国立霊長類研究センターの研究チームは5日、混合胚を持つサルの作製に世界で初めて成功したと、医学誌「Cell(細胞)」電子版に発表した。最大6個の異なる胚から出来た細胞を混合させたもので、医学研究に大きな前進をもたらしうる成果だという。

ソース:Researchers Create World’s First Chimeric Monkeys – Science News – redOrbit
世界初、「キメラ」サルの作製に成功 米研究 国際ニュース : AFPBB News

 受精卵または初期胚を複数融合させて「キメラ」を作製する試みは、これまでは主にげっ歯類を対象に行われてきた。肥満、心臓病、不安神経症、糖尿病、パーキンソン病などの研究目的で、特定の遺伝子を不活性化させたいわゆる「ノックアウト」マウスを作製することは、今や当たり前に行われている。

 霊長類で同様のキメラを作製する試みは失敗に終わってきたが、同センターの研究チームは、キメラマウスの作製方法に変更を加えることにより、キメラのアカゲザルの作製に成功した。

 誕生したキメラなサルの子どもたち

この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る

 「ノックアウト」マウスは通常、研究室で培養した胚性幹細胞(ES細胞)をマウスの胚に導入することにより作製される。が、この方法はサルには通用しなかった。サルの胚が培養されたES細胞との融合を拒絶したためだ。

 そこで、米オレゴン国立霊長類研究センターの研究チームの立花真仁研究員らは完全な成体や生命を維持する組織などに分化する前の全能細胞の段階で、細胞を混ぜ合わせるという新たな手法を試みた。人工授精で作った複数の胚(受精卵)を凝集させたうえで母胎に戻したところ、導入された異なる胚すべての遺伝形質を持つ健康な子ザル3匹が生まれた。3匹はいずれもオスで全身が3~6種類の胚に由来することを確認。これは本来、別々に生まれる「兄弟」の遺伝子が混じっていることを意味する。3匹のサルは「ロク」「ヘックス」「キメロ」と名づけられた。「ロク」は、最大6種の胚が混合していることから日本語の6を意味する「ロク」となった。

Chimera Monkeys Born In Stem Cell Experiment

関連記事:

イギリスの研究室では過去3年間に150種以上の人間と動物のハイブリッド生物を作り出していた!? 

イモリの再生力は異常、目玉を18回繰り抜いても正常に再生する(熊本研究チーム)

父親と父親から子どもが生まれる、遺伝的に「2匹の父親」を持つ子マウスを誕生させることに成功(米研究)

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 46件

コメントを書く

    1. 米1
      おいらも鵺っぽいのを想像していた
      あれは切り張りみたいなことをすれば出来そうかな

      • +1
  1. そいや以前に2種類の遺伝子を持つ女性ってテレビでやってたね
    それと一緒か

    • +7
  2. デザインチャイルドとかに近い希ガス
    イメージの問題で呼称として使えないのだろうかな

    • +3
  3. 翼が生えていたり顔が二つあったりするのを期待していた俺は夢を見すぎだろうか。
    これがキメラなら遺伝子組み換え作物や人が交配した家畜だってある意味キメラじゃん

    • +8
  4. あまりこんな事してると猿の惑星みたくなりそうで怖いw

    • -1
    1. ※9
      「オレゴン健康科学大霊長類センターの立花真仁(まさひと)研究員ら」とする記事もある。

      • 評価
  5. 生物学におけるキメラの定義は、ひとつの個体が異なる遺伝子を持つ細胞で構成されてること。
    遺伝子組み替えで誕生する個体は組み替えられたひとつの遺伝子しか持たないが、例えば発生段階の胚からある臓器になる予定の細胞を取り除いて、別の胚から同じ部分の細胞を合体させる方法で生まれるキメラは、いわば臓器移植を受けた状態。

    • +3
  6. 人間とゴリラを混ぜたら、賢くて怪力な類人猿ができるのかな?
    人間とハエを混ぜたら・・・

    • 評価
  7. Oregon Health & Science University (OHSU)
    オレゴン健康科学大学
    OHSU’s Oregon National Primate Research Center
    オレゴン健康科学大学のオレゴン国立霊長類研究センター
    文章をこねくり回している間に肝心の情報が抜け落ちてしまうというのは良くあることだね。
    3匹も一度に作れるということは、再現性が高いということだね。
    みんな可愛いけど実験動物だし、キメラ化の影響がこれから出てくるかもしれないことを考えるとねぇ。

    • 評価
  8. ヒウィッヒヒーなんかに比べるとここのコメ欄もだいぶマトモで安心した。

    • +1
  9. >>「ロク」は、最大6種の胚が混合していることから日本語の6を意味する「ロク」となった。
    日本人をバカにするな。やっぱりサル扱いかよ。

    • -21
    1. >>15
      お前は何を言ってるんだ
      ところでイマイチ何と何が混ざってるのかわからないんだが、誰か教えて

      • -1
  10. それじゃ・・・動物の原種ってどうなるかな・・・?
    保護されなくなる可能性ってあるかも?

    • 評価
  11. >15
    日本人が主任研究員だからだろ。
    被害妄想が過ぎて統合失調症気味になってるぞ。
    しかし、優秀な人はアメリカに引き抜かれていくんだな…

    • +6
  12. こういうのってAを弄れば結果としてBが出るって類いだろ?
    安直に弄って大丈夫かね?

    • 評価
  13. ツインズのシュワちゃんみたいなもんすかね

    • 評価
  14. 同種でもキメラって言うんだな。
    なんかつまんね。

    • -2
  15. こんな現実的なのじゃなくて、ビオランテみたいなのが見たい。

    • 評価
  16. ずっと免疫抑制剤使い続けてるのかな?

    • +1
  17. 遺伝子操作までして長生きしてどうすんだよ。
    どうせいつかは死ぬんだぞ。

    • -2
    1. ※26
      だからどうした
      いつか死ぬとかそんなの関係ないだろ

      • +1
  18. 今後の拒絶反応とかどうなるんだろ。
    というか人類史だと大層な発見だが、俺ら所詮宇宙の塵だからな。
    ほどほどにしようぜって気もするね。

    • +1
  19. さぁ、早く人間とチンパンジーのキメラを見せてくれ。

    • 評価
  20. 期待はずれみたいなこといってるけど
    実際できましたっつったら叩くのがお前ら

    • 評価
  21. ハガレン見たいなのそのうちできそうだな

    • 評価
  22. キメラっツーとライオンのようなやつ思い出す。

    • 評価
  23. 遊戯王のモンスターカードに特有の文体ですよ。

    • 評価
  24. 自然条件下でも女性と男性の遺伝子を持つ人も報告されてるよん(残念ながら外見は片方の性だったけど)
    だからみんな大好きなキメラ動物もやっぱり出来るっちゃあ出来る。
    テラフォーマーズってマンガみたいな新技術さえ見つかればね

    • +1
    1. ※38
      確かあれ、中途半端な形状になってて機能に不具合がありそうだったけど。
      自然界でも特に多胎で発生初期に受精卵同士が隣接するような生物だとまれに胚同士が合体してキメラ出来ちゃう模様。

      • +1
    2. ※38
      あれでしょ、XXYとかXXXYとかのクラインフェルター症候群でしょ。こっちもXXY染色体が存在する細胞とXY染色体が存在する通常細胞がモザイクになってるパターンも有るっていうね。まぁこれは女性染色体Xが通常よりも多い男性ってことだけど(見た目はほぼ男性な人が多い)

      • 評価
  25. クールじゃない、
    人間の自我を薄めるチップでも開発したらいいのに

    • -1
  26. 臓器を取られて殺されるためだけの動物を作るのは止めて欲しい

    • -1
  27. 俺人間の形してるけど実はキメラだよ

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。