早ければ年内にも自分の寿命を約6万円で知ることができる血液検査が登場（スペイン）

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　知りたいけど知りたくない、でもちょっと気になる自分の寿命。それがなんと簡単な血液検査でわかってしまうそうなのだ。スペイン国立ガン研究所のマリア・ブラスコ氏率いる研究チームは、血液検査により人間の寿命を測定する方法が開発したと発表。科学者らによると、染色体の末端部にある末端小粒（テロメア）の長さがヒトの老化の度合いがわかるという。

ソース：血液検査で人間の寿命を予測できる？ – (大紀元)

　これまでの研究で、テロメアの長さが通常より短い人は寿命が短いことが指摘されていた。先月、血液検査によるテロメアの長さの測定方法を開発したスペイン国立ガン研究所のマリア・ブラスコ氏は、「私たちはテロメアの長さをとても正確に測定できます。また、簡単で素早く行う技術があるのです」と発表した。長さがとても短い「危険な」テロメアの発見や、同時にたくさんの血液サンプルを検査することも可能だという。一方、テロメアが長い人の寿命が長いかどうかは、いまだ分かっていないとブラスコ氏は話している。

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　「人生の長さ」（ライフ・レングス）という名の会社を経営するブラスコ氏は、寿命測定ビジネスを今年末までにイギリス市場に登場させる予定だ。費用は１人あたり５００ユーロ（約５万７千円）。件数が増えれば検査費用のコストが下がり、需要が増えるとブラスコ氏は話す。

　テロメアの研究は、心臓病や老人性認知症、ガンなどのメカニズムを解き明かすことが期待されているが、寿命測定が非良心的な組織に悪用されたり、保険会社に利用されたりするなど倫理的な問題を指摘する声も上がっている。

　関連：細胞の老化と個体の老化

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