この画像を大きなサイズで見るクロコダイル(ワニ)やオーストリッチ(ダチョウ)の革は、高級素材として長年人気を集めてきた。だが、これからは「恐竜」にヒントを得た新たな人工素材が、市場をにぎわせるかもしれない。
科学者たちが手がかりとしたのは、約8000万年前のティラノサウルスの化石に残されていた、わずかなコラーゲン、タンパク質の痕跡だ。
そこから推定された構造を参考に、最先端の細胞培養技術を駆使してティラノサウルスの革に似せた人工皮革が開発されたという。
なんとこの素材を使った高級バッグが、2025年中にも市場に登場するというから、ロマンが止まらない。
ティラノサウルスのコラーゲン断片から合成遺伝子を設計
このプロジェクトを手掛けているのは、細胞工学に特化したラボ・グロウン・レザー社(Lab-Grown Leather Ltd)、ゲノム工学の専門企業オルガノイド・カンパニー(The Organoid Company)、そしてオランダのクリエイティブエージェンシーVMLの3社だ。
彼らは1988年に発見されたティラノサウルス・レックス(Tレックス)の化石標本から、奇跡的に保存されていたコラーゲンの断片を分析。
そのタンパク質の構造を手がかりにして、細胞に組み込むための合成遺伝子(DNA)を設計。これを使って、ラボ内で革の中間層にあたる「皮膚組織のような構造」を人工的に培養したのだ。
つまりこれは、恐竜のDNAを直接復元したわけではなく、「恐竜由来のタンパク質構造にインスパイアされた、バイオテクノロジーによる新素材」という位置づけになる。
この画像を大きなサイズで見る「細胞が自ら構造を作る」技術で本物に近づけた素材を実現
培養の要となったのは、ラボ・グロウン・レザー社が開発した「スキャフォールドフリー」と呼ばれる技術だ。
通常の人工皮膚では、細胞を固定する“足場”が必要だが、今回の技術では細胞同士が自然に結びついて、強固で自然な皮膚構造を形成する。
この方法により、見た目も質感もリアルに近い素材を育てることが可能となった。
この画像を大きなサイズで見るまずはハンドバッグから。将来はもっとすごい展開も?
今回発表されたのは、ティラノサウルスの人工皮革を使った高級ハンドバッグのライン。2025年末までには市場に登場する予定で、かなり限定的な販売になる見込みだ。価格もいまのところはわかっていない。
だが、関係者によれば、この技術はファッション分野にとどまらない可能性があるという。将来的には、家具やインテリア、さらには自動車の内装材といった大きな分野にも応用が広がるかもしれないという。
この新素材が目指すのは、単なる「恐竜っぽさ」ではない。ティラノサウルスのような古代生物が極限環境で生き抜いてきた“しなやかな強さ”を、現代の素材開発に活かそうという試みだ。
オルガノイド・カンパニーのトーマス・ミッチェルCEOはこう語っている。
古代のタンパク質構造からヒントを得ることで、今の技術では得られない特性を持った素材を設計できる。Tレックスレザーは、過去から学ぶ未来型の生物素材です
VMLのバス・コーステン氏もこの挑戦を次のように表現している。
我々は過去の生物学を活用して、未来のラグジュアリーマテリアルを創り出している
8000万年前の恐竜が現世に蘇り、素材となって我々の身近に存在するとか、なんかすごい世の中になってきてるんだね。
追記(2025/04/30)復元を再現に変更して再送します。
編集長パルモのコメント

映画『ジュラシック・パーク』で一躍有名になった恐竜、ヴェロキラプトルは実際には羽毛恐竜だと考えられているから、ヴェロキラプトルのDNAを培養して、羽毛布団とかダウンジャケットの素材に使用できたりしたら更に面白いことになりそうだね。革だってダチョウのオーストリッチよろしく利用できるしね。次回作は是非ヴェロキラプトルでお願いしたい次第なんだ。
References: VML, Lab-Grown Leather Ltd. and The Organoid Company announce partnership to create world's first T-Rex leather / World’s First Handbags Made from T-Rex Leather, Recreated with Fossil DNA, Are Coming Soon











なんでハンドバッグ?男性向けの革ジャケットとかにしたら群がるオッサンめちゃくちゃ多いと思うけどな。
強そうな動物の革ほど女性が好むとかなんとか
培養出来るサイズの限界じゃないかなー
色々頑張ってもハンドバッグが精一杯なんだと思う
小さいカバンの方が材料が少なくて済むってだけじゃないかな
将来的には可能になると思うよ
鶏皮美味いんだけど恐竜皮は食べれる?
たぶん鶏皮みたいな味がするよ…残念ながら
基本的にDNAは化石になるまでに壊れてしまうから、ここで使われているものが実際どの程度ティラノサウルスと一致しているのかは疑問だけど、個人的には夢があって好きだな。
一億年前のヒーロー化石ドン♪
皮なめしは是非ともDNAから再現したトリケラトプスのおしっこでオナシャス
ティラノサウルス革を使った「革ジャン」を作ったら、喧嘩上等な界隈の人達にウケるかも?w
ティラノの革ジャンにティラノの牙の肩スパイク
世紀末覇王伝説がはかどるな !
流行るころにはもうチー牛しか着て無さそう
まだチー牛なんてガバガバ概念使ってて草
そういう言い方はあんまりしない方がいいと思うよ
今は家のガレージで遺伝子組み換え出来るくらい機材が安くなってるから、これがどのくらいマジなやつかは分からないけど、夢があるし培養皮革にエコ以外の付加価値をもたらすアイディアはすごく良いと思う
わがままをいって申し訳ないけれど次に復元するなら牙かツメにして
でもお高いんでしょう?
牛革にこの技術を使うことはないのかな?
屠殺しなくていいし…とか思ったけどあまり意味ないのかな
ミンクやフォックスファーはどうだろう
畜産業という供給源がある牛は本物の方が安いからだと思うな
毛皮は毛を生やすというもっと難しい問題がある
今・・・毛を生やすのはもっと難しいとおっしゃいましたか(号泣)
人工の毛皮ならパイル織物のフェイクファーがありますが
皮膚の一部構造を再現したというだけで
毛根もない状態からですからね
でも、こういった技術が発展すればっていう希望はありますよ
使うことは出来ても今はそれらの動物を使った方が圧倒的にコストがかからないだらうからねえ
技術が普及してくればまた違うんだろうけど、今のところはこういうびっくりネタで金を出してくれる人向けの商売だね
牛革製品の99%は肉用の牛の皮膚だが・・・食肉禁止?
Lab-Grown Leather は次の3つの製品ラインを提供しているけど、この記事以外の具体的な完成品まではわからない
ELEMENTAL LEATHER
レザーとしか書かれていないけど、牛革が含まれていないわけがないよね
ELEMENTAL+
レザーとしての機能をカスタマイズできるもの
ELEMENTAL X
この記事のもの
皮となると単層シート構造と違って結構複雑な構造再現する必要があるけど現在の技術でそんな事できるのかね
できるなら真っ先に医学ニュースになってると思うんだけど。
ロマンありスギィ(≧Д≦)
恐竜じゃなくて人の皮膚をこの技術で作れば助かる人が随分いるんじゃ…
患者本人の皮膚組織を培養して移植用シートを作るのはすでにあるぞ
コレはその応用
マルコム博士「!?」
ニカワのタンパク質の構造を手がかりに細胞に組み込む合成DNAを設計しこれを使って革の構造を人工培養…とな 設計とはデザインのことか
どれ程実物に迫れるかは置いといて
実際革(皮?)の構造が解れば毛穴も判って毛皮(羽毛)がどんなかも判るものかな?毛皮も見たいぜ