この画像を大きなサイズで見るある寒い冬の日、黒白柄の猫が最後の力を振り絞り、氷に覆われた車道を這うようにして進んでいた。寒さと飢えに苦しみ、ついに雪の上に倒れて動けなくなってしまった。
猫は足にも大ケガをしており一刻を争う状態だったが、発見者がすぐに動物保護施設のスタッフに助けを求めたため、すぐに救助された。
猫はその後、動物病院の医療スタッフの懸命な治療で奇跡的に助かった。9つある命を1つ使ったともいえるだろう。
元の飼い主に見放され、足の切断を余儀なくされた猫だが、永遠の家族も見つかり、「バースデー」という新たな名前と共に、新たに生まれ変わって幸せな猫生を過ごしている。
雪の中で凍り付き、倒れていた猫
2025年1月のとても寒い日、ペンシルベニア州ピッツバーグ、アーウィンに本拠を置く動物保護団体ペットフレンズ(Pet Friends)の猫担当のコーディネーター、カーリー・トスさんは、施設付近で野良猫たちの保護活動を行っていた。
するとトスさんもとに、友人から一本の電話が入った。
「今すぐ助けが必要な猫がいるの。雪の上で倒れてしまって動けないの。施設で受け入れてもらえないかしら?」
友人も、新たに発見した野良猫たちを寒さから避難させようとしていた。偶然にもトスさんは、その近くで保護活動していたため、すぐに現場へと向かった。
「これまで10年間、数多くの猫を保護してきたけど、凍りついた猫を見たのは初めてでした」とトスさんは振り返る。
トスさんがマッキースポート地区に駆けつけたとき、猫はすでに硬直しており瀕死の状態だった。トスさんがは手遅れにならないことを祈りながら、希望を捨てずにすぐに動物病院へ運び込んだ。
動物病院には既にその猫のための医療チームが待機しており、看護師のリジー・Bさんが毛布に包まれた猫を受け取って、すぐに獣医師の所へ連れて行った。
獣医師が猫の身体に聴診器を当てると、かすかな心音が検知された。その瞬間、そこにいた全員が色めき立った。そして猫の身体を温め、意識を取り戻させようと全力を尽くした。
猫の体温は低すぎて、最初の3時間は体温計に数値が出なかった。もふもふの毛皮が全く役に立たいほど、寒さの中に晒されていたのだ。
この画像を大きなサイズで見る多くの人々の尽力で奇跡的に回復
温かいホットパッドの上でタオルに包まれた猫は、徐々に体温を取り戻して行った。やがて全員の努力と祈りが通じたのか、猫はゆっくりと目を覚ました。
するとすぐに「ふみふみ」と前足を動かし始めた。まるで感謝の気持ちを表しているかのようだった。
目を覚ました彼女が最初にしたことは、前足でふみふみして見せることでした。彼女の回復力には、目を見張るものがありました。
そしておそらく、彼女は感謝でいっぱいの、喜びにあふれた目でこちらを見つめていたんです
意識を取り戻した猫の瞳には、確かに生きようとする闘志が輝いていたのだ。
この画像を大きなサイズで見るマイクロチップから飼い主が判明するも、猫を手放すことを選択
この猫は避妊手術もワクチンの接種も受けていなかったが、体内にはマイクロチップが埋め込まれていた。
そこでスタッフがマイクロチップにあった番号に電話をかけると、飼い主は猫の治療を引き継ぐ代わりに、猫を手放すことを選んだ。
この飼い主がどうやら、あまり飼い猫の世話に熱心ではなかったようだ。猫は厳寒の中放置され、1か月以上も近くの路上で暮らしていたらしい。
その間に何かに襲われたのか、それとも車に轢かれでもしたのだろうか。
猫の後ろ足には大きな傷があり、その治療と回復には多大な時間と労力がかかることが予想された。
この画像を大きなサイズで見る第二の猫生のスタートを祝って「バースデー」と命名
4時間にわたる治療の末、元気を取り戻した猫をカーリーさんは自分の家へ連れて帰った。そして翌日、彼女は猫に「バースデー」という名前をつけ、第二の猫生の最初の日を祝うことにした。
だが、バースデーの苦難はまだ終わったわけではなかった。
ケガのせいで後ろ足の指が壊死し始め、足を完全に治すのは難しく、このままではずっと痛みを伴うことがわかった。
そこで獣医師は、バースデーのケガをした足を切断する決定をした。切断すれば、2~3週間で痛みもなくなり、これ以上苦しまずに済むはずだ。
足の切断手術は無事に成功し、避妊手術も行われた。そして1月30日、バースデーは退院して、再びカーリーさんのもとへと戻って来た。
ずっとの家族は動物病院で最初に猫を受け取った看護師さん!
しばらくカーリーさんのもとで過ごした後、傷の癒えたバースデーは、最初に彼女を受け取った看護師リジー・Bさんの飼い猫として、正式に引き取られることとなった。
リジーさんは最初からずっとバースデーの世話を担当し、手術後も毎日包帯を交換していた。そうして長い時間を一緒に過ごすうちに、バースデーのことが愛おしくて離れがたい存在となっていたのだ。
最初はいつものように、患者として接していたのですが、看護をしているうちに「この子を手放すわけにはいかない!」って思いました。彼女を、私の人生の中に引き留めておきたかったんです。
彼女には言葉では言い表せない、特別な何かがありました。バースデーが目を覚ました時、そこにいて最初に目が合ったのが私でした。
私は彼女を抱きしめながら思ったんです。「他の場所にはやれない」って。わかりますか? 私はただ、この子が大好きなんです
ピッツバーグでは年が明けてから、最低気温が0度下回る日が続いていた。あと少し保護するのが遅れたら、バースデーは助からなかったかもしれない。
カーリーさんはSNSで、バースデーが無事に「ずっとのおうち」を見つけたことを報告するとともに、「どうかお願いですから、猫は室内で飼うようにしてください」とのメッセージを伝えていた。
編集長パルモのコメント

私もピッツバーグ郊外に住んでいたことがあるんだけど、冬の寒さは本当に厳しくて、凍結した道路で車があちこちに転がっていたくらいだ。あと、飼い主が手放した猫が野良猫となっているケースも多くて、家族のいる友人はその猫を引き取ることにしたんだけど、家具を壊さない対策で前脚の爪が全部抜かれていたんだ。今はもう、禁止されている州も多いが、昔はアメリカでは、猫の爪を抜いちゃう人が結構いたみたい。
















にゃんこよかったねえ(泪橋しっとしとおじさん)
まえのかいぬし一生100m歩くたびに小指をタンスにぶつけるのろいにかかれ
じゃあ私は、前の飼い主が10歩ごとに確率で足がつる呪いにかかることを祈る
最初の飼い主がひっでえ奴だけど、無事助かって新しい家族に巡り会えて良かったね
実家にも右手がモゲてるのがいる
ちょいちょい遊びに来るようになったが、冬に傷口が開いて血みどろになってたから保護
手首から切断になったが、まあまあ元気
なお、ちょっと骨がはみ出しててサイコガンぽい模様
猫の爪研ぎは野性味が感じられて良い
人のこと見ながら見せ付けるように一生懸命爪研ぎしてた
何のアピールかイマイチわからなかったけど
やんのかコラ! なのか
僕爪研ぎできるよー見て見て! なのか
家族の年齢と私の仕事を考慮して猫は飼わないことにしたけど、爪研ぎの跡だらけのボロ家を見て猫との思い出に浸るのです
日本人でも抜爪手術させた飼い主いたよ
術後もかなり長い間うなっていたそうだ
「爪研ぎされないために仕方ない」という人、
自分の手足の爪がはがされたらどうか、
ちょっと想像してみてほしい
獣医さんもお金儲けだけ考えず、断ってほしい
(自分ならその獣医さんに行かない)
抜爪自体を知ったのはピクサーアニメの長靴をはいた猫を見たときだったな
ヒロインがそれを元の飼い主にされてた設定
セリフにサラッと出てきたのと痛そうなのでアメリカはそんなの猫にするのかとカルチャーショック感があった
うちで保護した元野良の黒猫は片方の眼球がない。車に轢かれては可哀想だからとご近所さんからうちに持ち込まれてきた(別に保護ボランティアじゃないのだけど)。なにがどうなって家と片目を失った野良になったのか判らないが、とりあえずうちで元気に過ごしてる。
傷ついたにゃんを保護したカラパイア民とにゃんが健康で長生きしますように
ずっと「だれかたすけて」と思いながら彷徨ってたのかと思うと…
本当に助かってよかったねバースデー 元気で過ごしてね
うちに迷い込んできた子猫は尻尾の先を何かしらに食いちぎられていて、骨の先端がむき出しだったな
今はちょっと短い尻尾になっちゃったけど俺の膝の上にいる
野良はやっぱ過酷だよ…
抜爪するくらいなら爪に貼り付けるキャップにしておけばいいのに、と思う。
個人的にはそれも猫のストレスだろうから嫌だけど、爪が伸びて剥がれる時に一緒に剥がれるし、抜爪よりはだいぶマシ。
泣いた。バースデー、これから沢山しあわせになってくれ。
ほんとによかった
だからどーでもいい事なんだが
肉球の皮が全部むけていたうちの子を助けたのはオレだ
必死で通院し、世話した
だがどの辺りから主従関係が逆転し、
圧政が敷かれるようになったのか
どうしても思い出せないんだ・・・