この画像を大きなサイズで見るロマンチックな宇宙の話をしよう。冥王星と最大衛星カロン。その特別な関係は、約10時間にも及ぶ“氷のキス”から始まったのかもしれない。
最新の研究によれば、約45億年前にこの2つの天体は衝突して一時的に結合、その後分離しながらも引力により結びつき、現在の安定した軌道を形成した可能性があるという。
驚くべきことに、カロンは冥王星の半分以上もの大きさを持つ巨大な衛星だ。これまで、冥王星がどのようにして大きな天体を捕らえたのかは謎に包まれていた。
「キス&キャプチャー」理論は、天体が衝突と捕獲を通じて衛星を形成するまったく新しいメカニズムを示しており、注目を集めている。
冷たくも壮大な宇宙の舞台で繰り広げられたこの奇跡の物語は、太陽系の進化やカイパーベルトの秘密を解き明かす鍵となるかもしれない。
冥王星は巨大な衛星をどうやって捕獲したのか?
冥王星は、太陽系の果ての天体が密集した領域「カイパーベルト」にある準惑星だ。
また、その最大衛星であるカロンは、衛星であるというのに冥王星の半分以上の大きさがあり、惑星と月というよりは「二重惑星」に近い関係だ。
このような大きな衛星を持つ天体は非常に珍しく、その形成過程は謎に包まれていた。従来の理論では、巨大な天体が冥王星に衝突し、そこからカロンが形成されたと考えられていた。
この画像を大きなサイズで見る「キス&キャッチャー」でカロンを虜にした冥王星
冥王星とカロンは、太陽から遠く離れているため、その表面は氷と岩におおわれている。
アリゾナ大学をはじめとする研究チームによると、どうもその冷たさが両者の関係をとりもってくれたようだ。
それは両者を破壊するような激しいものではなかった。だが情熱的だ。氷のおかげでぴたりとくっつき、約10~15時間にわたる冷たいキス(融合)を果たすことになった。
その後、両者は分離するが、現在のような安定した軌道を形成した。今にいたるまでずっと一緒に過ごしているのだ。
もし両天体が液体のような特性を持っていた場合、完全に融合して一体化したはずだが、氷の強度が高いために両者は分離し、独立した天体として残ったというわけだ。これが「キス&キャッチャー」理論だ。
なお冥王星は恋多き天体で、その表面にはまた別の天体との激しいディープキスでついたとされるハートマークが残されている。
キスでとらえられた衛星は他にも?
このキス&キャプチャー理論は、天体が衛星を捕獲するメカニズムとしてまったく新しい理論だ。
研究チームは、この「キス&キャッチャー」理論がカロン以外の天体にも適用できるかどうかを調べている。
例えば、準惑星エリスとその衛星ディスノミア、太陽系外縁天体オルクスとその衛星ヴァンスなどだ。
カイパーベルトには他にも大きな月を持つ天体が存在する。それぞれの天体は構造や質量が異なるため、この理論がどのように働くかを詳細に調べる必要があるという。
この研究は『Nature Geoscience』(2025年1月6日付)に掲載された。














関連記事:冥王星の表面にあるハートマークの謎を解明 の1コメのあなた。するどいw
https://karapaia.com/archives/52331165.html#comments
ホントだ、すげーw
この時の衝突が星の再形成に繋がっていれば準惑星に格下げされなかったのかな?
それとも軌道の関係でやっぱり除外なのかな?
格下げって表現嫌い、惑星のおちこぼれ扱いだったのが新カテの象徴に栄転しただけよ
「氷のキス」 サスペンスドラマの題名みたいやな
おまえらのキスはおまえらがキャプチャーされるだけなのに
地球と月の関係か
自分より大きい相手からは逃げる事は出来ないんだな
まさか宇宙スケールのラブストーリーがあるとは!
誰か映画作ってくれ
準惑星が結構増えてて少しびっくり(笑