この画像を大きなサイズで見る地上は相変わらず混沌としているが、宇宙に目を向ければ、2025年も刺激と期待に溢れた宇宙ミッションが待っている。
その皮切りとなるのは1月に予定される2つの月面着陸ミッションで、スペースXによる燃料補給ミッションと続いていく。
待ち遠しいミッションはほかにもあるが、悲しい別れも待っている。今年9月、木星探査機「ジュノー」がラストランとなるのだ。
ほかにも注目のミッションが目白押しの2025年。なんだかワクワクしてきたら、以下で絶対に見逃したくない今年の宇宙ミッションを確認しておこう。
1. Blue Ghost 1とIM-2の月面着陸
2025年1月中旬、米国テキサス州に拠点を置く「Firefly Aerospace社」が、「Ghost Riders in the Sky」ミッションを始動させる。
このミッションの目的は、NASAの荷物10点を搭載した月面着陸機「Blue Ghost 1」を月面に送り届けることで、目的地は、30億年以上前に火山で形成された「ラトレイユ山」だ。
月面のBlue Ghost 1は、地球での14日に相当する期間稼働し、月の土(レゴリス)のデータや、月の岩石が太陽風や地球の磁場とどのように相互作用するかのデータを集めることになる。
一方の「IM-2」は、やはりテキサス州に拠点を置く「Intuitive Machines社」が開発した宇宙船で、2月に月の南極への着陸を目指す。
こちらの目的はレゴリスに含まれる揮発性物質を測定することだ。またIM-2は「Lunar Trailblazer」という小型人工衛星を搭載しており、これで月に蓄えられた水の位置を探ることができる。
そのデータは、NASAの有人宇宙飛行計画「アルテミス計画」で月面着陸地点を選ぶ際の資料になるそうだ。
この画像を大きなサイズで見る2. スペースX社による地球軌道内での燃料補給実験
2025年3月に予定されるこの実験は、2機のスターシップを地球低軌道上でドッキングさせ、一方からもう一方へ燃料を輸送するというもの。
これはスペースX社の宇宙船に月や火星に行ける性能があることを実証するための重要なステップである。
なおNASAが取り組んでいる月・火星への有人飛行計画は、スターシップの有人着陸システムの利用を予定している。
2027年半ばに実施されるアルテミス3号ミッションでは、スペースX社の有人着陸システムに乗った宇宙飛行士が50年ぶりに月に降り立つことだろう。
この画像を大きなサイズで見る3. アメリカとインドの地球科学ミッション
2025年3月、米国のNASAとインドのISRO(インド宇宙研究機関)は、両国の共同宇宙ミッション「NISAR(NASA-ISRO Synthetic Aperture Radar)」の一環として、人工衛星を打ち上げる。
ミッションの目的は、地球の陸地と氷をスキャンすること。
雲を貫通するレーダーで地球表面の動きを数cm単位で測定し、火山噴火や地震につながる地殻変動を発見したり、森林や農地の変化をモニターしたりする。
また2025年4月には、インド人として最初の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに赴くという、両国にとってやはり注目度の高い計画も控えている。
この画像を大きなサイズで見る4. 延期されていた火星探査機「Blue」と「Gold」の打ち上げ
「Blue」と「Gold」と名付けられた火星探査機は、火星の大気がいつ、どのように失われたのか解明するために設計された。
もともとその打ち上げは2024年10月が予定されていたのだが、ブルーオリジン社の打ち上げロケットの準備が遅れているとの理由で、2025年に延期された。
青と金という名称は、NASAのためにこれを開発したカリフォルニア大学バークレー校のスクールカラーにちなんだもの。
両機は火星に到着した後、さまざまな高度で周回しながら、プラズマや磁場のデータを収集する。こうしたデータを分析することで、火星の大気から原子がどのように剥ぎ取られたのか理解が深まるだろうと期待されている。
なおこの「ESCAPADEミッション(Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers)」の春の打ち上げでは、金星のフライバイが追加されるため、去年打ち上げられた場合に比べて、火星到達まで1.5年長くかかることになるそうだ。
この画像を大きなサイズで見る5. 中国による地球近傍小惑星からのサンプル採取ミッション
この中国のミッションは、地球近傍小惑星でサンプルを採取し、それらを地球に持ち運び、さらに新宇宙を旅する彗星の調査に向かうという野心的なものだ。
その主役となる「天問2号」は2025年5月に打ち上げられ、地球の準衛星「カモオアレワ(Kamo’oalewa)」に向かう。
目的地到着後、天問2号はリモートセンシングでカモオアレワを観測。着陸に最適な地点を選定してから、いよいよサンプル採取を実行する。
これを地球に送り届けた後は、地球の重力でフライバイして、「パンスターズ彗星」まで7年間の旅路につくことになる。
この画像を大きなサイズで見る6. ジュノー最後の木星フライト
2016年から木星とその衛星を調べてきたNASAの探査機「ジュノー」だが、2025年9月の周回がいよいよラストフライトとなる。
最後となる5.5日間の周回では、木星の重力に捉えられ、その濃密な雲に引き摺り込まれてゆく。
なお、ジュノーが木星に決死のダイブをせねばならないのは、機体に付着した地球の細菌によって万が一にも木星衛星が汚染されることを防ぐためのものだ。
氷の衛星エウロパは、太陽系でもっとも地球外生命の発見が期待される場所だ。そこでの発見を確実に歴史的なものにするために、ジュノーに犠牲になってもらうのが最善の方法なのだ。
この画像を大きなサイズで見る7. ESAの無人ロボット研究所打ち上げ
欧州宇宙機関(ESA)の「Space Rider」は、ミニバン2台分ほどの無人ロボット研究所だ。
2025年第3四半期、ヴェガ-Cロケットによって打ち上げられ、地球低軌道上に2ヶ月間滞在しながら、さまざまな実験を自動で行う。
ミッション終了後、Space Riderは地球大気に再突入し、フランス領ギアナにある宇宙港に着陸。その後改修され、さらに5回の宇宙ミッションが行われる予定となっている。
Space Riderは、ESAが提案する手頃な商業打ち上げサービスであり、同機関はこれを通じて地球低軌道への独立した定期的なアクセスを維持しようとしている。
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宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である
TVドキュメンタリーなんかでは宇宙だったり深海だったり人里から遠く離れた秘境だったりするけれど、最後のフロンティアっていくつあるんだろうか
人類が全知全能になるまであらゆる場所が最後のフロンティアだと思いますよ。 すなわち常にどこもが最後のフロンティアであり、それらが開拓されると新たなフロンティアが出現するわけです。 近い場所では物質の根源を探る方向は自分の身体が物質で存在する限り関係ありますし、そもそも脳を含む人体の不思議(臓器の働きも、遺伝も、内分泌系や代謝系を含む化学的な動きも、心!も等々)なんかにも常にフロンティアがあり、例えば杉田玄白以前は腑分けあたりが最後のフロンティアだったのでしょうが、今はもっと進んで iPS 細胞とかあたりでしょうか。 人類に知的好奇心がある限り無限に最後のフロンティアはあらゆる方面にあると思っています。
Blue Ghost 1は日本の民間月探査HAKUTO-Rミッション2:RESILIENCEランダーも一緒に打ち上げられます。
スターシップの補給実験。だいぶ遅れていたけどついにやるのか
これに失敗したら月面ミッションがまた延期(当初は2025年予定)になる可能性が高いから成功させてくれ!
スペースXのロケットにテスラとイーロン・マスク乗せて火星に向けて射出するミッションはまだですか?
まだ遠そうだよ。
あそこのロケットデカすぎるし、あんなものを重力振り切って飛ばすとなると
想像以上に大変なんだろうなと思う。
まだアイツの愛車しか火星に向けて飛ばしていないしな
スペースXの予定では一応来年(2026年)には火星に向けてスターシップをテスト的に打上げ
その結果次第では2030年頃に火星行きたいみたいだけど、本人が行くかは知らんw