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ハチミツとどっちがおいしい?舌を出して雪を食べようとするクマかわよ

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(著)

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降っている雪を舌で舐めようとする動物園のハイイログマこの画像を大きなサイズで見る
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 白くてふわふわして冷たくて、雪はクマにとっても特別なものだったようだ。舌を出して雪を味わおうとするクマの姿は、見ている分にはとてもかわいい。

 アメリカ、コロラド州のシャイアンマウンテン動物園で飼育されている、ハイイログマ(グリズリー)のエメットさんは19歳だが、まだ好奇心旺盛で、子供心を忘れていないようだ。

クマが舌で雪をキャッチ

 あたり一面は雪景色。そこに、どてんとお尻で地面に座りながら頭を上げて舌を出し、雪を舐めようとするエメットさんの姿が。

image credit:Cheyenne Mountain Zoo

 シャイアンマウンテン動物園が2024年11月6日に公開したインスタグラムのリールでは、エメットさんが雪の中でリラックスしながら、頭を後ろに傾け、舌を伸ばして降り注ぐ雪片を受け止める様子が映し出されている。

 この投稿には「エメットの雪のキャッチ技術、10点満点中10点。非常に快適で効率的だ」とのコメントが添えられている。

ハイイログマは怖い?

 ハイイログマは、北米大陸に生息するクマの一種で、ヒグマの亜種に分類される。日本に生息するエゾヒグマとは近縁にあたる。

 グリズリーとも呼ばれており、強力な筋肉と大きな体躯を持つため、「獰猛」とされるイメージが強いが、彼らの行動や生態は環境や状況に大きく左右される。

 ハイイログマは特に母親が子グマを守るときや、食べ物を守るときに非常に攻撃的になることがある。

 彼らの力は絶大で、強靭な顎や鋭い爪を使えば大型動物をも瞬時に仕留める能力を持つため、人間が遭遇したら怖い動物だ。

 一方で、ハイイログマは本来臆病な面もあり、人間を見てもすぐに逃げる場合が多い。人間との衝突が起こるのは、彼らが驚いたり、逃げ場がないと感じたりしたときが多い。

 遠くで見ている分にはエメットさんの無邪気に雪を舐めようとする姿は、とってもほのぼのファンタジーなんだ。

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image credit:Cheyenne Mountain Zoo

ハイイログマは冬眠するのか?

 この動画が話題になると、エメットさんは冬眠しないのかという疑問の声が寄せられた。

 冬になるとハイイログマは動きが鈍くなる傾向があるが、最近の研究によると、野生のハイイログマは冬眠しないことが明らかになったと、動物園はInstagramのコメントで説明した。

 ヒキガエル、リス、マーモットなどの小動物は、気温が急激に下がり、食料資源が限られる冬の間、冬眠することもあるが、ハイイログマやアライグマ、スカンクなどは、十分な脂肪を蓄えることで冬季を乗り切ることが可能なんだそうだ。

 冬眠とまではいかないまでも、クマや他の大型動物は冬にトーパー(Torpor)と呼ばれる休眠状態になる。

 これは季節の変化によって引き起こされるホルモン、生理、行動の変化で、一時的に体温や代謝を低下させることでエネルギーを節約しているのだという。

 数時間から数日程度の短期間眠ることはあるが、外部刺激や危険があればすぐに目を覚ますそうだ。

 シャイアンマウンテン動物園のハイイログマは、夏から秋にかけて大量の食物を摂取し、冬季には食欲と活動量が減少するものの、依然として活動的だという。

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image credit:Cheyenne Mountain Zoo

シャイアンマウンテン動物園には、エメットさんの他にもディガーというハイイログマがいる。

 彼らは2007年に2~3歳の頃に動物園に迎えられた。元々、人間と問題を起こし、野生から移送された経緯がある。

 通常、このようなクマは他の生活環境が見つからない場合、安楽死させられることが多いが、エメットさんとディガーは動物園の環境になじみ、来園者に野生のハイイログマについて教育する役割を担っているそうだ。

 エメットさんは芸達者で、雪キャッチ以外にも面白い行動を見せている。

 動物園は10月に、エメットさんがリンゴをすくう様子をInstagramで共有した。

 エメットさんの愛らしい行動は、多くの人々に笑顔と癒しを届けている。彼の雪片キャッチの技術は、冬の寒さを忘れさせる温かい話題となっている。

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この記事へのコメント 5件

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  1. >最近の研究によると、野生のハイイログマは冬眠しないことが明らかになった

    これはどういうことなんだろう?
    リスや爬虫類みたいな仮死状態にならないことは
    前から分かってるはずだし、
    生理的なメカニズムが解き明かされたということなのかな?

    • 評価
    1.  実は以前の研究がかなり前の時代でそのころは寒冷だったけど、最近の気象変動で冬眠しなくなったとか? 暖かくなってエサとなる動植物がすこーし増えて冬眠しなくても済むようにみたいな感じ。
       冬眠しないという新たな発見も面白いですね。 じゃぁ、冬眠するクマ(アメリカクロクマとか)との違いは種だけの問題なのかとか……

      • 評価
  2. 冬眠しないというより、冬眠だと思われてたのがもう少し詳しく調べたら冬眠って雑な言葉の一括りでは測れないのがわかってきたって話でしょう。

    • +5
  3. いくら何でも爪が伸びすぎじゃないか?
    野生と違って大木とか削る環境がないのかな

    • 評価
  4. 「おなかをこわすからやめなさい」 と言われたもんだ

    • +3

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