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存在自体がありえない3つの巨大な赤い銀河が発見される

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26件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

ビッグバン直後に生まれた3つの巨大な「赤い怪物」銀河この画像を大きなサイズで見る
Credit: NASA/CSA/ESA, M. Xiao & P. A. Oesch (University of Geneva), G. Brammer (Niels Bohr Institute), Dawn JWST Archive
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 宇宙で赤いときけば、、赤い彗星シャアがすぐに頭に浮かんでしまう同世代のおともだち、ごきげんよう。

 この度、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって、存在するはずがない赤く輝く巨大な3つの銀河が発見されたそうだ。

 「レッドモンスター」と名付けられたこれらの銀河トリオは、それぞれがここ天の川銀河とほぼ同じ質量(太陽質量1000億倍)を持っている。

 問題は、それらがビッグバンから10億年も経過していない、128億年前に誕生していたことだ。これまでの宇宙理論によるなら、銀河はこれほどの速さで成長するはずがないのだ。

 ということは、このたび発見されたこれら初期宇宙の銀河トリオによって、従来の銀河形成モデルがくつがえされるかもしれない。

銀河成長スピードの限界を突破する3つの赤い怪物

 英国バース大学の天文者ステイン・ヴイツ教授は、「このような巨大な赤い怪物「レッドモンスター」が3つ見つかったことで、素晴らしい謎が突きつけられています」と、プレスリリースで語る。

 銀河の進化についての従来の理論では、銀河は暗黒物質の巨大なハローの中で産声を上げるとされている。

 その巨大な重力によってガスや塵などが引き寄せられ、圧縮されることで星々が誕生するのだ。

 だが、通常そうしたプロセスはかなり非効率的と考えられている。星になるのは、集められたガスのせいぜい20%程度のものだ。

 それなのにレッドモンスターでは、ガスの80%が星になっているように見える。

 「レッドモンスターは、何らかの方法でその限界を突破したようです」とヴイツ教授は話す。

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初期宇宙で発見された銀河トリオ「レッドモンスター」/Image credit: NASA/CSA/ESA, M. Xiao & P. A. Oesch (University of Geneva), G. Brammer (Niels Bohr Institute), Dawn JWST Archive

初期の銀河の成長の秘密を解明するヒントに

 なぜそのように効率的に星々が形成されたのか? それはレッドモンスターを詳しく観察することでヒントを得られるだろうと期待されている。

 ジュネーブ大学のシャオ・メンユアン氏は、「レッドモンスターは、初期宇宙研究における新たな時代の始まりに過ぎません」と語る。

 レッドモンスターは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡に搭載された近赤外カメラ(NIRCam)で、初期宇宙の塵におおわれた深奥を覗き込むことで発見された。

 今後研究チームは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡にくわえ、チリにあるALMA望遠鏡(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)でも、レッドモンスターの観測を行う予定であるという。

 宇宙が誕生してまもない頃の様子はいくつもの謎に包まれている。今回の発見は、そうした謎について理解を深める手がかりになるはずだ。

 この研究は『Nature』(2024年11月13日付)に掲載された。

References: Astronomers discover mysterious ‘Red Monster’ | EurekAlert! / James Webb Space Telescope discovers mysterious 'red monster' galaxies so large they shouldn't exist | Live Science

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この記事へのコメント 26件

コメントを書く

  1. 赤い赤い赤いあいつ レッドマン
    燃える燃える燃えるあいつ レッドマン

    • +1
    1. 頭の中でBGM流しながらコメント欄見たら既にあったわw

      • 評価
  2. 宇宙論の学者達は頭が痛い反面ワクワクしてるだろうな。今までの理論を覆す観測結果が出たなら大発見であり、それはより正確な理論へ繋がる。もしかしたら相対性理論の穴が見つかるなんてこともあり得る。

    • +12
  3. 燃える男のぉ~~ 赤いギャラクシィ~~~~♪

    • 評価
  4. ダークエネルギーが宇宙の膨張を決めているんならちょっとした気の迷いで宇宙の年齢なんてどうにでもなるんじゃないの

    • -1
  5. ジェイムズ・ウェッブ君来てからの盛り上がりすごいな

    • +10
    1. 宇宙の謎を解き明かすことを期待されていたのに、むしろ新たな謎を生み出してるんだもんなぁ

      • +9
  6. 実は宇宙では時間の流れは一様ではないことにしたら
    だいたい多くのものは解決する話になるな

    • +2
    1. 一番の難問はその「時間の流れは一様ではないことにした」として宇宙論全体の数学的辻褄を合わせられるのかってことだな

      それで辻褄が合うなら科学者諸賢とっくにやってるっていう

      • 評価
    2. 「今までの宇宙論は全て白紙」という解決方法ですね。わかります
      どの空間で、どれくらいの時間が、どのように変化するかが現在の人類にわからないので

      だけど「時間の流れが一様ではない」とどう判断するかの方法もないから
      「時間の流れが一様ではない」とどうやって調べるかから始めないとダメか
      つまり、「時間の流れが一様ではない」という理論を証明するための理論を組まないと‥‥‥

      それを定理にするにはどうするんだ?

      • +2
    3. 時間の流れは一様じゃないよ
      光の速さが観測点から見て一定になるように時空の方が変化してつじつまを合わせてしまう
      これは、地球上でも複数の方法で確かめられています
      それが、赤方偏移という形で見えているわけですが
      それだけなら謎になっていないってことです
      だから、宇宙が膨張しているとかの想定が間違っているのかもってなりますが
      私なんかにわかるはずもありませんw

      • 評価
  7. 宇宙から見たらちっこいちっこい砂粒にすぎない地球の中でさえ、昔は皆信じてたけどまるっきり間違いだったり誤差があったことが判明!なんてよくある話なのに
    宇宙の年齢の話になると皆頑なに誤差なんてあってはならないことだ!みたいな感じになるよね。

    • +4
    1. ある理論から派生する理論が膨大になってくると、その前提となる理論が覆るとおおごとになってしまうんですよ

      • -1
    2. そうでもないと思うよ。宇宙関連の話は実感がないだけにインパクト重視でショッキングに報道されがちなだけ
      宇宙の発展モデルなんて穴だらけの未完成物なのは学者ならみんな知ってる

      • +7
    3. 学者にとってはうれしい悲鳴なんだよな
      ただ、今までのことと整合性を持たせてやらないといけないんだから大変なんだよね

      • +3
  8. 宇宙の年齢なんて考えたことがないw
    理系出身ではないので苦手ではありますが興味深い話ですね!
    ちなみに今回の記事における “宇宙” とは我々が住んでいる宇宙の事ですか?
    他にも宇宙は沢山ありますけどね。
    他の宇宙も含めたら10億年なんてほんの一瞬であって、もっと長いのではないですかね?
    我々の住んでいる天の川銀河とかお隣さんのアンドロメダ銀河や今回の赤い銀河トリオを総括する宇宙とは別に様々な宇宙が大量にあるはずであって、その大量の宇宙の始まりは何億年前なのでしょうか?
    もし何かしら発表があったらまた紹介して下さいね。いつも楽しい記事をありがとうございます。

    • -1
  9. 「そうだ! 銀河が赤過ぎて宇宙が黒く見えない!
    赤が七分で黒が三分!いいか! 赤が七分に黒が三分だ!」

    • -1
  10. ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の性能が高くて、これまでの宇宙論では説明できないっていう発見多すぎて楽しいw

    • +3

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