メインコンテンツにスキップ

アメリカの研究施設から43匹のアカゲザルが脱走、まだ1匹も捕まらず警戒を呼び掛け

記事の本文にスキップ

13件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Photo by:iStock
Advertisement

 2024年11月6日、アメリカのサウスカロライナ州で、研究施設にいた猿たちが集団で脱走し、まだ1匹も捕まっておらず、野放しの状態になっているという。

 警察では地域住民に自宅の施錠を促すとともに、見かけた場合は近づいたりせず、必ず通報するよう要請している。

43匹のアカゲザルが研究施設から脱走

 この脱走劇は、サウスカロライナ州イェマシーにある「アルファジェネシス霊長類研究センター」で発生した。

 このセンターは、世界最大規模の猿の飼育・繁殖業者の一つで、生物学や医学の研究用に、「最高品質の非ヒト霊長類の生産とバイオ研究サービス」を提供している企業だそうだ。

 今回脱走したのは43匹のアカゲザルで、6日の午後1時に脱走の事実を現地の警察署に通報。8日午後5時の段階で、まだ1匹も見つかっていないとのことだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Facebook @Yemassee Police Department

警察は地域の住民に厳重な注意を呼び掛けている

 この43匹は全て若いメスで、まだ研究に使用されたことのない個体だという。そのためなんらかの病気やウイルスなどに感染している可能性は低いらしい。

 現地のイェマシー警察も、「健康上のリスクはない」と発表しているが、同時に住民に向けて以下のように注意を促している。

住民の皆さんは、ドアと窓を施錠しておいてください。どんな状況下でも、この猿たちを見かけても近づかないように。

1匹でも目撃した方は、すぐに警察に通報し、接近や接触は控えてください。彼らは非常に敏感で驚きやすいので、これ以上怯えさせないように、センターのある地域へ近づくのは避けるようお願いします。

現在、センターでは猿たちを安全に捕獲するために、餌で彼らを呼び寄せようとしています。

我々警察も、近隣の保安官事務所や州の野生動物当局と共にセンターと協力し、一刻も早く彼らを確保するよう努力しています

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Facebook @Alpha Genesis

施設の管理が不適切だった疑いも

 脱走の原因はスタッフによる扉の閉め忘れらしいが、アルファジェネシス霊長類研究センターでは実は以前にも同様の脱走劇が複数回発生している。2016年には19匹が脱走したが、その時は6時間以内にすべて捕獲できたそうだ。

 同センターは猿の管理が不適切であるとして、米国農務省から何度も違反行為を指摘されているらしい。

 今回は数も多く、また、時間が経っても1匹も発見されていないことから、住民らの不安も大きくなっている。

 アカゲザルは非常に社交的な猿で、グループで行動する習性から、最初の数匹が外に出ると、残りの猿たちもその後を追って一緒に行ってしまうのだという。

 このセンターでは現在約6,700匹の猿たちが飼育されており、主にワクチンの開発や進行性脳障害の研究のための実験に使われるのだそうだ。

 この事件を知った動物実験反対派の人々からは、「彼らをこのまま自由にしろ」という声も多く寄せられている。

  • どうか捕まりませんように
  • 安全に隠れていて欲しい
  • 猿の知能は人間に近いが、身体構造は大きく異なる。猿を実験動物として正当化するのは難しい
  • 「猿の惑星」が現実になる日が近いようだ
  • 残念だけど、猿たちにとって良い結果になるとは思えない
  • 彼らをすべて捕まえて、保護施設に送ってほしい。実験室には戻さないで

 地元ではチンパンジーから感染した危険なウイルスがまん延する「28日後…」や、猿の群れが街を襲う「ジュマンジ」といった映画が現実のものになるのでは?といったうわさも飛び交っているようだ。

巨大な蚊とサルが襲来!| ジュマンジ | 映画シーン 🔥 4K

 この記事を書いている時点では、まだ猿たちが捕獲されたというニュースは入っていない。続報があればここでお知らせしたいと思う。

Facebookで開く
43 monkeys escape South Carolina research facility

追記(2024/11/10):

 地元のイェマシー警察署警察が11月10日にFacebookを更新し、逃げ出した43匹のうち、25匹は捕獲されたそうだが、依然として18匹は逃走中だという。

追記(2024/11/19):

11月18日(月)午後6時30分のイェマシー警察署はさらにFacebookを更新し、39匹の捕獲に成功したそうだ。残すところあと4匹となっている。

References: Police Warn Residents to Lock Down Houses as Dozens of Monkeys Escape Research Facility

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 13件

コメントを書く

  1. 全部メスなら繁殖して手に負えなくなることは無いのかな。
    オスの子供を妊娠してる個体でも居なければ。

    ただ400kmほど離れたフロリダのシルバースプリングスには
    外来種のアカゲザルが定着してるから可能性が無いではないか。

    • +6
  2. パンデミック系映画の始まりみたいな事件だ。
    >まだ研究に使用されたことのない個体だという。そのためなんらかの病気やウイルスなどに感染している可能性は低いらしい。

    というもののフィクションなら実は……という展開だな。
    まあそれは架空の出来事としても、このまま自然環境に入り込んだら大変そうだ。メスだけなので殖えることがないのがまだマシか。

    • +6
  3. ブルーノみたいに怨みのある人種の色のみ襲い掛かったら嫌だな

    • +5
  4. アメリカの研究所から逃げたお猿さんのせいで全米に感染症が!
    って映画あったな。タイトルは忘れたけども
    ごっついスーツ着てお猿さんを迎えに行く話

    • +2
  5. アカゲザルやカニクイザルの実験が必要でなくなる日が来るといいな
    科学者は何かできないものだろうか

    • +7
  6. アカゲザルさんてな、気の毒に、免疫系や特定の神経の構造が人間に似とるから、
    医療関係の実験動物にされてまうんや。

    • +1
  7. そういやブルーノ事件って本当にあった話なの?
    18年前とそこまで昔の事件でもないのにwikipediaの記事が日本語版しかなかったり、猿の脱走や傷害事件があっても海外じゃトラビス事件の話題はあってもブルーノの名前が出てきたことは一度もない
    日本でしか広まってない架空の事件なのでは?って気になってくる

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。