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隣人の靴のニオイを嗅ぐのがやめられない男に執行猶予付き有罪判決(ギリシャ)

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(著)

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 足フェチやら手フェチやらと、「フェチ」という属性にはさまざまな種類があるのは知っての通り。

 個人の嗜好を個人的にひっそり楽しむのなら無問題だが、他人に迷惑をかけるレベルになると、世間的には「犯罪」になることもあるので気をつけるべきだろう。

 ギリシャのテッサロニキで、28歳の男が隣人の靴のニオイを嗅ぐために不法侵入を犯し、逮捕されたという。

 男は懲役1か月・保護観察3年の、執行猶予付き有罪判決を受けたそうだ。

事件はギリシャの歴史ある街で起こった

 今回の事件が起こったのは、ギリシャ北部にあるテッサロニキから西へ約15km離れた場所にあるシンドスという街だ。

 テッサロニキは紀元前4世紀から続く古い街であり、新約聖書にも「テサロニケ」という名称で登場する場所だ。シンドスもやはり古い歴史を持っており、観光地として知られている。

 そんなシンドスに住む28歳の男が、隣人宅へ繰り返し侵入し、ついには警察によって逮捕されたというのだ。

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テッサロニキの街 image credit:Pixabay

「自分でもわからない」靴のニオイを嗅いで逮捕された男

 2024年10月8日、この男は隣人宅の敷地に侵入し、干してあった靴の匂いを嗅いでいるところを通報され、警察によって逮捕された。

 地元テッサロニキの軽犯罪裁判所は、隣人の証言と男性本人の供述をもとに、懲役1か月、保護観察3年の執行猶予付き判決を下したという。

 男性は自分の行動を深く反省しており、被害者に真摯に謝罪した。

どうしてこんなことをしてしまったのか、自分でもよくわかりません。とても恥ずかしく、自分に失望しています。

自分でも説明できないんです。何が起こっているのかを確かめるためにも、そして事態を悪化させないためにも、サポートを求めたいと思います 

 今回通報した60歳の隣人も、男性が暴力をふるったことはないと認めたが、それでも彼の奇妙な行動には困惑を隠せないと語る。

腹が立ったので通報したんです。彼がやっているのを見つけたら、通報するよう言われていましたし。

私は3日間警戒し続け、朝になって彼を見かけた時点ですぐに通報しました。そして彼は逮捕されたんです。

彼は自分が何をしているのかをすぐに理解し、攻撃的な態度は一切見せませんでした

 別の近隣住人も、こう付け加えた。

彼に尋ねたんですよ、なぜこんなことをするんだ?って。すると彼は「自分の人生が良くなるから」と答えたんです。私はただ彼を助けて、こんな行動を止めさせたいんです

 隣人によると、男性は敷地内で3回目撃されており、他の住人も過去半年間にわたって、彼が自分たちの靴の匂いを嗅いでいるのを見たことがあるんだそうだ。

私は自分が何かの病気だとわかっています。治すために全力を尽くすつもりです

 男性は自分を逮捕した警察官らに、このように語ったそうだ。

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image credit:photoAC

そもそも「フェティシズム」とはいったい

 今回のケースは、「靴フェティシズム」の一種だと考えていいのだろうが、そもそもフェティシズムとは何なのか。

 もともと「フェティシズム」とは、何らかの物理的な対象物(フェティッシュ)に対する、呪術的な崇拝のことを意味していたんだそうだ。

 だが、心理学者たちがそこに性的な意味を加えたことで、現在ではフェチというと、特定の対象物に対して持続する性的な衝動や妄想、行動といったパターンを指すようになっている。

 現在では手や足、太ももといった身体の部分に対するものから、下着やストッキング、眼鏡といった身につけるものに対するフェチまで、さまざまなものが確認されているようだ。

 そして今回のような靴フェチは、フェチ界隈ではかなり人気が高いらしい。靴フェチと一言で言っても、その中にはさらにさまざまなジャンルがあり、ニオイはその一種なんだそう。

 ちなみに現在、世界保健機関(WHO)ではフェティシズムという用語の使用をやめ、「常識的な道徳や社会通念から逸脱した性的嗜好」を意味する「パラフィリア症群」を使うようにしているそうだ。

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image credit:Pixabay

 個人的な嗜好であり、ある意味好意の現れとはいえ、その対象物の所有者にとっては喜ぶべき要素はほとんどないと思う。

 笑い話で済む程度のフェチならともかく、フェティシズム障害と呼ばれるレベルになると、日常生活に支障をきたすだけでなく、犯罪行為を引き起こす可能性もある。

 フェティシズムは心療内科・精神科での治療対象となるが、あまり効果のある治療方法は確立されていないようだ。

 ちなみにフェティシズムの完全寛解は、「5年間フェチな衝動を実行に移さないこと」と定義されているそうだ。

 今回逮捕された男は、果たして5年間靴の匂いを嗅ぎたい衝動を抑えることができるのだろうか。本人の努力と治療の結果に期待するほかないようだ。

References: Man Who Can’t Stop Sniffing Neighbors’ Shoes Gets Suspended Prison Sentence

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この記事へのコメント 10件

コメントを書く

  1. 本人的には抗いがたいものがあるんかな…さっぱり理解はできないが

    • +6
  2. これは果たしてフェティシズムなんだろうか…脳のどっかがおかしくなってるんじゃないか。「急に怒りっぽくなったと思ったら脳溢血寸前だった」「絵が下手になったと思ったらくも膜下だった」とかあるし

    • +11
    1. 隣人の性別不明だが、他の隣人も見ていたり、引っ越しで入れ替わりがあってもやめていないから、性癖とは違うと思われる
      本人も隣人も病気だと断言して、被害者も加害者に助けが必要だと思い通報したとしてあるけど、フェティシズムの治療は難しく、脳腫瘍は発見しづらく原因不明ならかわいそう

      • 評価
  3. 無許可はダメだよね
    自分の場合ついでに綺麗に磨いておいてくれるなら30分ぐらい嗅いでくれてもいいんだけど

    • +6
  4. 脳の中のホムンクルスってあるじゃん(大脳上にある感覚野を小人の姿に例えたもの)
    あれって実際の肉体と比率が違うのは知られてるけど…
    もっと大きな違いがあるんだ
    それは「性器は足の先についてる」(足の感覚野の先が性器のそれになってる)こと
    だから脚フェチに陥りやすいという大脳生理学者がいる
    そして感覚野が独立した領域を超えて隣に侵襲したとき、それが起こると書いていた

    • +6
  5. 学生時代の友達が神戸でハイヒールのヒールを折ってしまい、困っていたら、一文の隙もない30代の紳士が高級店に連れて行ってくれ、凄くお高い靴を買ってくれた。もうマジでポーッとなってたら。「それではお嬢さんの壊れた靴は頂きますね。ありがとう、お元気で」とスーツの内側にそのまま入れて去って行かれたそうな。

    • +8

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