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ハリケーン取材に訪れたレポーターに「ニャー」と呼びかけたことで瓦礫の中から救助された猫

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(著) (編集)

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image credit:X @Ry_Bass
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 2024年9月末~10月にかけて、「ヘレン」「ミルトン」と立て続けに大型のハリケーンの襲来を受け、甚大な被害を被ったアメリカのフロリダ州。

 現地取材を行うためにやってきたテレビクルーが、撮影の準備をしている最中、破壊されたビルの中から「ニャー」と鳴き声が!

 その声に気が付いたレポーターは、中に猫が閉じ込められているかもしれないと作業を中断し、声が聞こえる方向に向かった。

 すると瓦礫の中に猫を発見!人懐っこい猫はレポーターにすり寄ってきた。もしかしたら誰かが助けに来てくれるのを待っていたのかもしれない。

ハリケーンの取材中、瓦礫の山から猫の鳴き声が

 2024年10月10日、ニュースネーションのレポーター、ライアン・バス氏は、ハリケーンの取材でフロリダ州タンパベイを訪れていた。

 2つの大型ハリケーンに襲われた現地の被害は甚大で、その状況を毎日報道し続けるのは、ライアンさんにとっても気が重いものだった。

 この日も早朝から、ライアンさんとクルーは、タンパのパルメットビーチにある倒壊した住宅の取材に訪れていた。

私たちは被災した人たちの取材をしていて、その破壊された建物を見つけました

朝6時の生放送の中継の準備のために、私たちのバンが到着し、撮影の準備をしていたところ、瓦礫の近くでニャーニャーという鳴き声が聞こえたんです

 ハリケーンが過ぎたタンパベイでは復興活動が始まっており、辺りには発電機や重機の音が響いていた。

 そんな騒音に慣れていたライアンさんの耳に、かすかに聞こえてきた猫の鳴き声は、彼の注意を引くのに十分だった。

その建物はハリケーンで正面部分がなぎ倒されていたので、鳴き声を聞いたとき、猫が瓦礫の下敷きになっているのでは?と心配しました

 ライアンさんたちは、準備作業をすぐさま中断し、鳴き声が聞こえてきた付近を探し始めた。

もし動物がいるのなら無事かどうか確かめたかった。危機に瀕していたら助け出そうと思っていました

そこで瓦礫の所まで歩いて行ったら、猫が現れたんです

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image credit:X @Ry_Bass

そこにいたのは小さなサビ猫だった

 猫はとても人懐っこいサビ柄の猫で、一見したところではケガなどをしている様子はなかった。

その猫はメスで、頭を突き出してきました。すごく可愛かった。

最初は少し怯えていたみたいだったけど、すぐに僕に近づいてきて喉を鳴らし、足に擦り寄ってきたんです

 ハリケーンの中できっと怖い思いをしただろうし、その後の街のいつもと違う雰囲気も、不安でしかなかったのだろう。

 猫は誰かに見つけてもらうのを待っていたかもしれない。ライアンさんとの出会いをとても喜んでいるようだった。

嵐を生き延びた彼女は、明らかに強い猫なんです。彼女は元気いっぱいでケガもないようだったのが嬉しかったですね。それが一番心配だったから

 ライアンさんは子猫に「ミルトン」という名前をつけた。これは今回、2度目にフロリダを襲ったハリケーンの名前である。

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image credit:X @Ry_Bass

人気者になった「ミルトン」に里親の申し出が殺到

 やがて生放送の時間が来て、ライアンさんはミルトンをひとしきり撫でてから中継を始めた。

 ミルトンは放送中はトラックの下に逃げ込んでいたが、中継が終わると再び姿を現したという。

中継の最後に、私はちょっとだけこの猫に言及したんですが、カメラマンがカメラを横に振ったとき、ちょうど猫が近づいてきて走り抜けていくところが写ったんです

 おそらくこの中継を見ていた視聴者は、一瞬だけ移ったミルトンのかわいさと窮地に立たされている状況に心が揺り動かされたのだろう。

 放送が終わる頃には、猫のミルトンは既に有名になっていた。

 ニュースに登場したことに加え、ライアンさんは自身のXにもミルトンの写真を投稿したことで、さらに彼女に注目が集まった。

  さて、ミルトンを保護したライアンさんは、まず彼女のマイクロチップを確認することにした。もし飼い主がいるのなら、再会させてあげたいからだ。

マイクロチップの有無を確認した後、もし飼い主がいないことがわかったら、ミルトンに家族が必要になるかもしれません。里親になりたい方は、この投稿に返信してください

 ライアンさんがXにこう投稿すると、ミルトンを引き取りたいというコメントがいくつも寄せられた。

発見場所のビルの所有者が一時的な里親に

 ミルトンの行き先が決まる間、彼女が発見された崩壊した建物の所有者の家族が、彼女を一旦預かると申し出てくれた。

私はダナ・ヘッドさんと話しました。彼女の家族がその建物の所有者だったんです

するとミルトンが近づいてきて、ヘッドさんの家族と触れ合い始めたんです。その可愛さといったら!

それで彼らはミルトンを自宅の中に入れて餌を与え、ちょっとの間預かってくれることになりました

 下の写真の背景にあるビルが、ライアンさんがミルトンを見つけた場所である。

 自分たちも被災して大変な中、この建物のオーナー一家が、親切にもミルトンを預かってくれることになったのだ。

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image credit:X @Ry_Bass

 ダナさんと、その家族のベン・ショウさんは、すぐにミルトンにぞっこんになった。その人懐こく愛らしい仕草が家族を恋の罠にかけたのだ。

 しかしライアンさんのもとには真剣にミルトンを引き取りたいという申し出が数多く来ていたため、彼らは近いうちに別れの日が来ると覚悟していたそうだ。

いったん預かるはずが、永遠の家族となる

 だが、ミルトンと一緒に過ごすうちに、彼らはこの猫に完全に心を奪われてしまった。もう彼女を手放すことなんてできない。ダナさんたちは決心した。

彼らは「私たちは既にミルトンに愛情を感じており、このまま彼女を飼うつもりです」というメッセージを送ってきました。彼女は本当に可愛いんだから、当然だよね

 ミルトンは正式にダナさん・ベンさんに引き取られることが決定した。

 調査の結果、ミルトンにはマイクロチップは埋められておらず、飼い主がいないことがわかったのだ。

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image credit:X @Ry_Bass

 彼らの会社はPilgrim Permocoatといい、1956年からこの場所で土木・建築用の接着剤やコーティング剤の製造・販売を続けている家族経営の会社だという。

 現在はまだ自宅と会社の再建に取り組んでいるが、愛くるしいミルトンが家族に加わったことで、ダナさんたちにも希望と笑顔が戻ってきたようだ。

この猫をダナさんの会社の瓦礫の中から見つけたこと、そして彼らがミルトンを引き取る決心をしてくれたことは、実に心温まるハッピーエンドになりました。彼らがこの猫に愛情を持ってくれたことを本当に嬉しく思います

 もしかしたらこれも一種のNNNの作戦だったのかもしれない。いや海外だからCDS(キャット・ディストリビューション・システム)か。ミルトンは結局、自分がもともといた場所をずっとの家にしたんだから。

 いずれにせよ、ミルトンはもう雨も風も空腹も、そして家族や愛情についても心配しないで良くなった。理想的なハッピーエンドだったのではないだろうか。

References: Reporter Hears Cries In Building's Rubble — Then Discovers A Fluffy Survivor

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この記事へのコメント 7件

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  1. 里親さんは被災でショックを受けた心を猫に癒してもらえる
    猫は住み慣れた場所で可愛がってもらえるおうちをゲット
    まさにwin-win

    • +25
  2. 以前サビ猫と暮らしてたんだよ
    人なつこくて優しくて良い子だったな
    性格の良い子が多いと思うよ

    • +1

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