メインコンテンツにスキップ

土砂崩れで家が崩壊し11歳少年が下敷きに。愛犬が消防隊を導き瓦礫の下から救出

記事の本文にスキップ

9件のコメントを見る

(著)

公開:

土砂崩れで崩壊した家の瓦礫の下に埋まっていた家族の少年の居場所を消防隊に伝えた犬この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 アメリカ南東部を襲ったハリケーン「ヘレン」は天文学的な降水量をもたらし甚大な被害をもたらした。

 ノースカロライナ州に住む家族の家も泥流に飲み込まれ完全に崩壊してしまい、11歳の少年、ジェイミーくんは瓦礫の山に埋もれてしまった。

 ジェイミー君の場所をいち早く突き止めたのは元保護犬のタッカーだ。タッカーは彼の埋まっている瓦礫の上で吠え続け、救助に駆け付けた消防隊に「ここだよ!ここ!早く助けて」と少年の場所を知らせ続けた。

 タッカーがいち早く知らせてくれたおかげで、ジェイミー君は無事救出された。

ハリケーンで家が泥流に飲み込まれ完全崩壊

 ノースカロライナ州アシュビル近郊で、ハリケーン「ヘレン」の影響で発生した泥流が、ジェイミー君の家族の家を襲った。

 この時、11歳のジェイミー君と彼の姉、祖父母、そして犬のタッカーが家の中にいたのだが、突然の土砂崩れで家が押しつぶされ、ジェイミー君は、がれきの下、約3.6mの深さに埋まってしまったのだ。

土砂崩れで完全に崩壊したジェイミー君一家の家この画像を大きなサイズで見る

愛犬が消防隊にジェイミー君の居場所を知らせる

 後のメディア取材でジェイミー君はこう語った。

壁が急に自分の方に向かってきた瞬間に体が吹き飛んだんだ。頭がパニックになった

他のみんなが心配になって、家族の名前を呼んだが誰の返事もなかったんだみんな死んだんじゃないかと思ってすごく怖かった

 ジェイミー君が絶望の中にいる間、唯一の希望は犬のタッカーだった。タッカーの吠える声だけが聞こえてきたという。

 その時タッカーはジェイミー君が埋まっている瓦礫の上に立ち、吠え続けていた。救助隊に彼の場所を知らせるためだ。

タッカーはぼくが埋まっている場所の上にいて、必死に吠えていた。僕を見つけて、救助隊に知らせようとしていたんだ(ジェイミー君)

 タッカーは確実に生きている。そしてその声はジェイミー君を励ましてくれているようにも聞こえたという。

 タッカーが必死に何かを伝えようとしている吠え方は消防隊に伝わった。消防隊はタッカーのおかげでジェイミー君が埋まっている正確な場所をつきとめた。

 すぐに彼らはチェーンソーを使って瓦礫を切り開き、ジェイミーを救出したのである。

ジェイミーくんの顔を舐める愛犬のタッカーこの画像を大きなサイズで見る

タッカーはお小遣いを貯めて施設から引き取った元保護犬

 タッカーは3年前にこの家の家族となった。当時8歳だったジェイミー君と彼の姉はお小遣いを貯め、タッカーを保護施設から引き取った。

 タッカーはその時、保護施設で最後まで残っていた犬で、処分される直前だったという。

ぼくたちが施設に行った時、タッカーは自分たちに走り寄って来たんだ。まるで家に連れて行ってと言っているようだった(ジェイミー君)

 その時の恩返しなのか?今度はタッカーがジェイミー君を救ったのである。

この画像を大きなサイズで見る

家財全てを失ったが、家族は全員無事だった

 ジェイミーくんはアトリウム・ヘルス病院に搬送され、治療を受けたが幸い大事にはいたらなかった。

 他の家族も全員この病院で治療を受けた。幸いにも誰一人命を落とすものはいなかった。

この画像を大きなサイズで見る

 現在病院の看護師チームが彼らを支援していて、一人の看護師がタッカーを一時的に預かっている。他の看護師たちは家を失った家族のために生活必需品を購入している。

 ジェイミー君の家族はこの家のローンを25年間支払ってきたが、残り60万円を切ったところで全てを失ってしまった。

 「すべてを失ったけれど、家族が無事でいることが何より大切だ」と、全員が生きていることに感謝しているという。

Family dog finds 11-year-old boy under several feet of rubble after mudslide during Helene
📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 9件

コメントを書く

  1. > タッカーがいち早く知らせてくれたおかげで、ジェイミー君は無事救出された。

    違うでしょ

    家族全員が救出されたんでしょ

    • -24
    1. ジェイミー君視点のニュースで、ジェイミー君のインタビューで、ジェイミー君が助かったのは事実で、何も間違ってないのにそんな重箱の隅つついて生きてて楽しいの?

      • +29
    2. タッカーが居場所を教えたのはジェイミー君で、タッカーとジェイミーの関係性に焦点を当てた記事だからなんも間違ってない。
      じゃあなんだ?家族が亡くなった方が正しいってか?タッカーがジェイミー君を救い、他の家族も助かったんだからこれ以上ないハッピーエンドじゃないの。
      捻れた読解してるなぁ

      • +3
  2. 小さな姉弟がお小遣いを貯めて引き取ったのが察処分寸前の犬…というだけでも泣けるのにその犬が家族を救うなんてすごい
    今は一時的に別々の暮らしになってしまったみたいだけど、早くまた一緒に暮らせるようになるといいな

    • +23
    1. 分かる。
      お姉ちゃんが何歳だったかは不明だけど、ジェイミー君は当時8歳。
      その歳で徳が高すぎる行いだわ…

      • +14
  3. 愛し愛されてるんだなぁ・・(´;ω;`) みんな幸せになーれ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°って祈りたくなる御家族だ

    • +14
  4. 助けた天使(犬)に助けられたのね✨
    感動しちゃった

    • +10

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。