この画像を大きなサイズで見るアメリカ・フロリダ州の空き地に、ある日突然、黒猫の形をした6体のパネルが現れた。
住民は季節外れのハロウィンの飾りだと思ったが、近くの別の空き地でも同じニセ猫6体が見つかった。
2か所の土地は最近売却され、一方には法律で保護されているアナホリフクロウの巣穴があった。
野生動物保護団体は、土地の開発が始まる前に、捕食者である猫の姿でフクロウを遠ざけようとしたのではないかと疑っているが、猫型パネルを置いた人物も、本当の目的もまだわかっていない。
空き地に突如現れた黒猫のパネル
2026年8月、フロリダ州ケープコーラル市内のサウスウェスト25thプレイス沿いにある空き地で黒猫のパネルが複数発見された。
地元テレビ局のGulf Coast Newsが視聴者から連絡を受けて現場を訪れると、様々な姿形をした黒猫が草むらから突き出していた。
この画像を大きなサイズで見る空き地の隣に住むスーザン・モンテシーノさんは、黒猫を数えたところ6体あることを確かめた。
黒い体に緑色の目を描いた姿を見て、誰かがハロウィンの飾り付けを始めたのだと思ったがそれにしてもまだ時期としては早すぎる。
モンテシーノさんは猫型パネルを見ているうちに、もしかしたら空き地に生息するアナホリフクロウを追い払おうとしているのではないかと考えた。
ただしモンテシーノさんはアナホリフクロウの姿を見たことはない。
この画像を大きなサイズで見る近くの空き地にも同じニセ猫が6体
この出来事を知った地元の野生動物保護団体「ケープコーラル・フレンズ・オブ・ワイルドライフ(CCFW)」は周辺を調べた。
すると、近くのサウスウェスト20thアベニューとサウスウェスト30thストリートの角でも、同じ猫型パネル6体を発見した。
CCFWは、パネルの置かれた空き地にアナホリフクロウの巣穴がないかどうかを確認したところ、1か所目にはあったが、2か所目の空き地には、アナホリフクロウの巣穴は見つからなかった。
アナホリフクロウの巣穴の周囲には、色の付いた旗を取り付けた白い杭が立てられている。
市の芝刈り作業で巣穴が誤って壊されないよう、作業員に場所を知らせるための目印だ。
現場では、白い杭が数本引き抜かれていた。
この画像を大きなサイズで見る空き地には周囲を撮影するカメラも設置されていた。
報道では、杭を抜いた人物やカメラを設置した人物は明らかにされておらず、猫型パネルとの関係は不明だ。
空き地を好むアナホリフクロウ
アナホリフクロウは体長約23cmの小型のフクロウで、木が少なく見通しのよい土地に穴を掘り、繁殖や身を守る場所として利用する。
住宅用に区画整理されたまま建物が建っていないケープコーラルの空き地は、アナホリフクロウが暮らす条件に合っている。
市内では3,500か所を超える巣穴が確認されており、ケープコーラル市は2005年にアナホリフクロウを「市の鳥」に定めた。
一方、野良猫や屋外に出された飼い猫は、アナホリフクロウを襲う捕食者に含まれる。
CCFWは、アナホリフクロウをはじめとする野鳥を守るため、飼い猫を屋内で飼うよう住民に呼びかけている。
フロリダ州は州内のアナホリフクロウを絶滅の恐れがある種として指定しており、連邦の渡り鳥条約法でも保護されている。
許可を得ずにアナホリフクロウや卵を傷つけたり、使用される可能性のある巣穴を壊したりする行為は禁止されている。
フクロウの姿や新しい足跡が見当たらなくても、巣穴は再び使われる可能性がある。
フロリダ州の指針では、卵や飛べないヒナがいない巣穴も、アナホリフクロウが年間を通して身を守る場所として扱われる。
アナホリフクロウの巣穴が見つかっても、土地を開発できなくなるわけではない。
ただし、巣穴を避けて工事を行うか、州の許可を得て必要な保護措置を講じなければならない場合がある。
フクロウ避けのためなのか?真相はいまだ不明
CCFWのボランティアがケープコーラル市の開発サービス部門に問い合わせ、環境コンサルタントがサウスウェスト25thプレイスの巣穴を調査した。
その結果、現在アナホリフクロウは巣穴を使用していないことがわかった。
突如現れた合計12体の黒猫のパネルをめぐっては、様々なうわさが飛び交っている。
猫型パネルが見つかった2か所の空き地は最近売却されたという。
CCFWのボランティアは、新しい所有者が土地を開発する前に、アナホリフクロウが空き地へ戻ったり、新たに住み着いたりするのを防ぐ目的で猫型パネルを置いた可能性を考えている。
CCFWのドーン・カーダシアさんが近隣住民に話を聞いたところ、土地にあった売り出し中の看板がなくなっていたため、購入した土地を守ろうとした所有者過疎の関係者かがこの方法を選んだのではないかと言っていたという。
この画像を大きなサイズで見るだが、猫型パネルが実際にアナホリフクロウを遠ざけられるかどうかは確認されていない。
土地の所有者と関係者がパネルを置いた証拠もない。杭やカメラとの関係も不明だ。
Gulf Coast Newsはケープコーラル市に詳しい説明を求めたが、報道時点で猫型パネルの設置者はわかっていないという。
季節外れのハロウィンの飾りなのか、土地の開発前にフクロウを近づけないための作戦なのか?真相は今も謎に包まれている。
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