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伴侶を失ったコンゴウインコがクロコンドルの群れに加わり共に生きる道を選ぶ

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(著)

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Facebook / Andres Rodriguez Campos / Asociación Ornitológica de Costa Rica
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 生涯にわたる絆を結んでいた伴侶を、4年前に交通事故で失った1羽のコンゴウインコが、新たな家族として選んだのはクロコンドルの群れだ。

 コスタリカのアレナル湖で暮らすコンゴウインコは、約3年前からハゲワシの群れに加わり、ずっと共に暮らしている。

 本来なら主に果実や木の実を食べるのだが、クロコンドルたちが好んで食べる死んだ魚を奪い合う姿も目撃されている。

 なぜインコがクロコンドルたちを選んだのかはわからないが、群れはインコを群れの一員として受け入れており、居心地がよかったからなのかもしれない。 

交通事故で伴侶を失い行動が変化したコンゴウインコ

 中央アメリカのコスタリカにある同国最大の湖、アレナル湖では、赤、黄、青の鮮やかな羽を持つ1羽のコンゴウインコが暮らしている。 

 コンゴウインコは中南米に生息する大型のインコで知能も社会性も高い。オスとメスが長期にわたるつがいを作る。

 通常は10〜30羽ほどの群れや、固い絆で結ばれたつがいを中心に暮らしている。

 一度結ばれたつがいが生涯続くこともあり、野生でも数十年生きるため、同じ伴侶と長い年月を過ごす。

 アレナル湖で働くロナルド・スニガ・スニガさんによると、約4年前、コンゴウインコの伴侶が車にはねられて死んだという。

 スニガさんは事故を目撃した友人から、詳しい状況を聞いたそうだ。

 事故がなければ、2羽は寄り添いながらこの先もずっと一緒に暮らしていただろう。だが、愛する伴侶を失った後、残されたコンゴウインコの行動は、人間が予期せぬ方向へと変化した。

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クロコンドルの群れへに加わる

 スニガさんによると、伴侶を亡くしてから、コンゴウインコはクロコンドルの群れと親交を深めていったようだ。

 約3年前から、コンゴウインコが黒い鳥の軍団に交じって過ごす姿が目撃、撮影されている。

 クロコンドルは南北アメリカに広く分布するコンドル科クロコンドル属の鳥で、全長60cmほど。

 全身はほぼ黒色をしており、羽毛のない灰黒色の頭を持つ。脚は白色で尾は短い。 

 クロコンドルも賢くて社会性の高い鳥で、群れで餌を探したり、同じ場所で休んだりする。アレナル湖周辺でも一年を通して見られる。

 湖の周辺にはコンゴウインコの群れも生息しているが、なぜかこのインコは同種の群れに加わらず、クロコンドルのそばで過ごすようになった。

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死んだ魚をクロコンドルと奪い合う姿も

 コンゴウインコは主に果実や種子、木の実などを食べる。コスタリカで行われた食性調査でも、観察された食べ物の85.4%を果実と種子が占めていた。

 クロコンドルは動物の死骸を主に食べる腐肉食(スカベンジャー)だ。

 湖や海岸では岸に流れ着いた魚の死骸も餌にする。果実を食べる場合もあるが、コンゴウインコとは主食となる食べ物が大きく異なる。

 公開された映像の1つには、コンゴウインコが死んだ魚をクロコンドルたちと取り合う姿が収められていた。

 1本の映像だけでは、コンゴウインコの食生活そのものが変わったとは断定できないが、仲間の食事に加わりたいという意志が働いているのかもしれない。

 なんなら他のクロコンドルたちを追い払って独り占めしようとする勢いだ。群のリーダーにでもなりたかったのかな?

 クロコンドルたちはそれでも、コンゴウインコのことを受け入れている様子だ。

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種の違う仲間が新しい家族に

 コンゴウインコがクロコンドルの群れに加わった理由や、鳥同士がどのような関係を築いているのかは科学的に調査されていない。

 伴侶を失った寂しさから、まったく別の種の新たな仲間を求めたのかもしれない。

 地元の住民は、コンゴウインコが「新しい家族を見つけた」と受け止めている。

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 コンゴウインコとクロコンドルの交流を見てきたスニガさんも、「最初は悲哀の物語でした。でも、新しい友達と一緒にいる姿はとても幸せそうに見えるので、これも新しい愛のカタチなのかもしれません」と語った。

 コンゴウインコは新たな伴侶を探すことをせず、姿も食べ物も違うクロコンドルたちと暮らすことを選んだ。

 クロコンドルたちも自分たちとは全く違うコンゴウインコを受け入れた。

 自然界って人間が知らないだけで、こういった特別な物語が日々ちりばめられているのかもしれないな。

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この記事へのコメント 5件

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  1. 「俺がコンゴウインコだったのは…昔の話だ(魚をつつきながら)」

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  2. やっぱ動物にはみんな感情があるんだな

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  3. 紅一点か
    不思議な光景

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  4. 理由が何であれ、大事な存在を失った当のコンゴウインコが幸せを見つけて暮らしていけるなら何よりです。

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  5. シェルタリングスカイ

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