この画像を大きなサイズで見る深夜にネット通販を見ていて、つい衝動買いしそうになった経験は誰にでもあるはずだ。っというか私にはありまくりだ。
今、韓国の若者たちの間では、実際にお金を使わずに商品をカートに入れ、注文後に配達員が向かってくる様子までリアルタイムで追跡できる架空のショッピングサイトが流行している。
韓国の中源大学の専門家によると、物価高や将来への不安を抱えるZ世代が、無駄遣いを避けつつ「商品が届くまでのワクワク感」を味わい、買いたい欲を解消するために利用するのだという。
ネット通販の注文プロセスを完全再現した架空サイト
韓国のインターネット上で「ドーパミンサイト」と呼ばれる新しい形のアプリが、Z世代(1990年代中盤から2010年代序盤生まれ)の間で急速に広まっている。
これらは、本物のオンラインショッピングやフードデリバリーのアプリを細部まで精巧に模倣したバーチャルウェブサイトでスマホからでも利用できる。
利用者は実際の商品一覧から好きなものを選んでカートに入れ、配送先住所を入力して注文ボタンを押すことができる。
本物の通販サイトと異なるのは、クレジットカードからお金が引き落とされることはなく、実際に商品が自宅に届くことも絶対にないという点だ。
脳内物質「ドーパミン」がもたらす買い物の快感
こういった買い物を疑似体験できるサイトは「ドーパミンサイト」と呼ばれている。
心理学の観点から見ると、人が衝動買いをする目的は物質を手に入れることではなく、購入に至るまでの過程から得られる快感が大きな割合を占めているという。
商品を選び、それが届くまでの時間を待つ期待感や興奮は、人間の脳内に「ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質を分泌させる。
ドーパミンは、人間が何かを成し遂げたときや、楽しいことを期待してワクワクしているときに脳から放出され、快感や幸福感をもたらす物質のことだ。
ドーパミンサイトは、金銭的な取引という現実的なリスクだけを取り除き、このワクワク感からくる脳への報酬だけをユーザーに提供している。
お金を使わずにネットショッピング特有の快感を得られるため、若者たちにとっては格好のストレス解消法となっているのだ。
この画像を大きなサイズで見るデリバリーやネット通販がやめられない男性が開発
こうした疑似買い物体験アプリのブームを牽引する火付け役となったのが、韓国のX(旧Twitter)ユーザーであるマルヒ(말희)氏が開発したアプリだ。
このアプリは、フードデリバリーやネット通販を頻繁に利用してしまい、常に金欠状態となる習慣を見直す目的で作られた。
「メニューを選んで決済し、配達追跡までできるが商品だけが来ない。ドーパミンは出るが預金口座は守られる解決策」として公開したところ、同じような悩みを持つ若者たちの間で共感を呼び、一気に拡散し、類似のドーパミンサイトが次々と作られていった。
この画像を大きなサイズで見る配達員の現在地まで追跡できるリアルな疑似体験
このサイトの最大の魅力は、単に注文ボタンをポチるだけでなく、その後の配達プロセスまでリアルに再現されていることだ。
注文を完了すると画面上の地図が切り替わり、配達員が商品を受け取って指定した住所に向かって移動してくる様子をリアルタイムで追跡できる。
配達予定時間や店舗の星評価なども本物そっくりに表示される仕組みになっている。
ある25歳の会社員は、深夜に無性に食べ物が欲しくなったとき、この偽の配達アプリを開いて注文をシミュレーションすることで食欲と無駄遣いを抑えていると語る。
この画像を大きなサイズで見る買い物だけではない疑似タバコ休憩で癒される孤独
この疑似体験は、買い物やデリバリーといった消費行動以外にも広がっている。
中には、オンライン上で他者と一緒に「タバコ休憩」を取るための専用サイトも登場した。
サイトを開くとスタートボタンと現在オンラインにいる人々の数が表示され、見知らぬ誰かと同じ空間で休憩しているような錯覚を味わうことができる。
そこでは「また1日を乗り切っている」「家に帰りたい」といった匿名の短いメッセージが残されており、誰かと直接会話できるわけではない。
それでも、試験勉強中や仕事に行き詰まった若者たちは、他者と緩くつながることで孤独感が和らぎ、不思議な安心感を得ているという。
将来への不安と物価高がもたらした若者たちの避難所
韓国の中源大学の教授であるキム・ホンシク氏は、この現象の背景には若者たちが抱える深刻な疲労と経済的な不安があると分析している。
物価の高騰により本物のデリバリーの配達料にすら躊躇するような生活の中で、彼らはお金を使わずに欲求を満たす手段を求めている。
また、将来への不確実性に苦しむZ世代にとって、現実の複雑な人間関係を築くことは負担になりつつある。
ドーパミンサイトは、金銭的なダメージを負うことなく、社会的なプレッシャーから逃れて一瞬だけ現実を忘れられる安全な避難所として機能しているのだ。
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編集長パルモのコメント

私も買い物はネット上をぐるぐる探し回り、ポチった時が一番心が高鳴る瞬間だ。安物買いの銭失いタイプなので、セールとかポイント数倍に弱く、衝動的にポチったものの、商品が到着した瞬間「あれ?何頼んだっけ?」ってなることもしばしば。頼んだ瞬間にドーパミン使い果たしてんかな。
というか、「あなた本当にこれ必要?」とか、「安くなってても使わなきゃ意味ないよね」とか、「1度寝て、本当に欲しいかどうか確認」とか、全部やってるんですけどもね。
私みたいな「そこに購入ボタンがあるから押す」みたいなタイプにはこのバーチャルショッピングは良いかもしれない。Z世代じゃないですけども。
References: ‘가짜 배민’ ‘온라인 담타’ 아시나요?... 간접 체험으로 도파민 챙기는 청년들 / Viral ‘dopamine sites’ in South Korea let people shop without truly buying anything - What’s Hot Online Right Now - DesignTAXI Community: Creative Connections, Conversations and Collaborations / 'Dopamine sites': Fake online shopping apps let you pretend to buy things - Fast Company

















わかりすぎるほどわかる
そしてこれが虚無であることも理解している
虚無と知りながら止められないのも、また脳汁出るよね。メタドーパミン…
こんなの虚しいだけ。
これいいね
買い物依存症の人って買った瞬間が快楽のピークで、物が届いても興味を失ってて放置らしいから
韓国はメモリ以外の産業は超不景気と聞いたけど、こんなサイトが流行ってるとはどうやら本当らしいな
無を購入
おもしろいね。利益を上げることを前提にサービスを作っていたら生まれなかったアプリだと思う。結構こういう、自分が必要だと思ったから作って公開してみたら、案外他の人にもウケた系のものづくりは、需要の本質を突いている事が多いと思う
この仮想サイト好きだな
仮想なので現実にある衣服や食品だけなく、どこでもドアとか
現在の安全に沿ったタイタニック、宇宙戦艦ヤマトなど
普通じゃあり得ない物品もほしいな
ただウン兆円超えるブツのローンどうやって払うのだw
「おみせやさんごっこ」とか「おままごと」が進化して
別物みたいに思えるだけで要するに中身はいっしょ。
海外はごっこ遊び文化ないのかな。大人になっても
ごっこ遊びしてる人は色々いるけど…。
どっかで見た奴
画期的なよいアイディア。
でも、通常の通販サイトと併用してると、「頼んだものが届かん!」とか「こんなもの頼んだっけ?」みたいな勘違いが増えそうな気もする。
買い物依存症の人にはいいかもしれない
他のお金のかからない趣味を見つければいいだけとは言っても、消費しないと満足できない人って結構いるからね
ニコチン依存症で言うニコチンパッチみたいな感じか
ただ個人情報を入力するあたりは心配だけど
>個人情報を入力するあたりは心配だけど
直接個人の情報をどこまで使用するかはわかりませんが、蓄積されたデータは何らかの形で活用されると思います。このアプリに限らずですが。
物欲に支配されてる頭を冷やす時間が必要だからね
いいな、やってみたい。
あれもこれも沢山カートに放り込んで、ポチッとしたい。
実際必要無いもの買っちゃわないんだから賢いよね。
カートに入れて寝落ちして一晩経ったら「コレどう考えても必要無かったわあぶねー」って事あるし。
若い頃衝動的に買ったアレやコレやは思い返すとお金の無駄だった…
後悔は無い!って言えればマシだけど思い返すとまだ虚しい…