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国際宇宙ステーションにエイリアンが出没?不気味な触手生命体の正体とは?

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(著)

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Image credit:u/astro_pettit
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 国際宇宙ステーションの船内に、紫色の「触手」をうごめかせる不気味な物体が出現し、世界中のSNSユーザーを震撼させている。

 NASAの現役宇宙飛行士が公開したその写真は、まるでSF映画の卵から孵化した未知のエイリアンのようで、恐怖の声が上がる事態となった。

 果たしてこの物体の正体は?

宇宙船内に潜む紫色の触手。「エイリアンの孵化」とSNSが騒然

 2026年3月21日、NASAのベテラン宇宙飛行士であるドナルド・ペティ氏が、国際宇宙ステーション(ISS)の内部で撮影した写真を公開した。

 そこに写っていたのは、暗がりに浮かぶ、禍々しい紫色をした「触手」を持つ物体だ。

 この写真がInstagramX(旧Twitter)Redditに投稿されるやいなや、ネット上は騒然となった。

 あるユーザーは、映画『エイリアン』シリーズに登場する、エッグチェンバーから孵化したフェイスハガーのようだ」と戦慄の声を上げた。

 さらに別のユーザーからは「危険すぎる!今すぐ火で焼き尽くすんだ!」というコメントが飛び出すなど、その見た目の不気味さが大きな衝撃を与えている。

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Image credit:u/astro_pettit

恐怖の触手の正体は「宇宙ジャガイモ」

 だが安心してほしい。ISSが宇宙人に侵略されたわけではなかった。この物体の正体は、実は「紫じゃがいも」である。

 多くの人々を恐怖させたあの「触手」の正体は、ジャガイモから伸びた「芽(目)」だったのだ。

 地球上では見慣れた植物の芽も、ISSのような微小重力環境では、土を求めてあらゆる方向へと不自然に長く伸びてしまう。

 その結果、まるで謎の生命体のような、異様な姿へと変貌を遂げたのである。

 また、物体の白いパッチは、決して卵の殻や粘液ではない。これは、無重力空間でジャガイモが栽培容器(テラリウム)から勝手に浮き出してしまわないように固定するための、「マジックテープ」だ。

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Image credit:u/astro_pettit

「スパドニック1号」と命名!宇宙飛行士が挑む宇宙菜園

 このジャガイモは、現在ISSに滞在中のペティ氏が、非番の時間を利用して進めている「宇宙菜園」の成果物である。

 彼はこのジャガイモに、「スパドニック1号(Spudnik-1)」という愛称を付けて可愛がっている。

 これは、世界初の人工衛星「スプートニク1号(Sputnik-1)」の名前と、英語でジャガイモを意味する俗語「スパッド(Spud)」を掛け合わせた、ペティ氏らしいユーモア溢れるネーミングだ。

 1955年4月20日生まれのペティ氏は、NASAの現役最高齢の宇宙飛行士でありながら、非常にユーモアに溢れた人物だ。

 彼は今回、土を使わずに栄養分を含んだ水だけで育てる水耕栽培という手法を用いて、このジャガイモを育て上げた。

 これまでのミッションでも、彼はズッキーニやヒマワリ、さらには「耳栓」を土台にしてバジルやトマトの苗を育てるなど、宇宙での植物栽培に情熱を注いできた。

 かつて彼が綴っていたブログ『宇宙ズッキーニの日記』には、「無機質な機械に囲まれたこの場所で、生きている緑の香りに勝るものはない」という、宇宙飛行士ならではの切実な思いが記されている。

なぜ宇宙でジャガイモか?火星移住への重要な一歩

 宇宙飛行士たちがこぞってジャガイモ栽培に挑戦するのには、科学的な理由がある。

 2015年の映画『オデッセイ』でも描かれた通り、ジャガイモは重量あたりの栄養価が非常に高く、将来の火星探査や長期の宇宙旅行において、極めて重要な食料源になると期待されているからだ。

 宇宙でのジャガイモ栽培の歴史は意外と古く、1995年には初めての栽培に成功している。

 今回のペティ氏の報告によると、宇宙で育つジャガイモには以下のような特徴があるという。

  • 成長の遅延: 微小重力や宇宙船内の大気環境によるストレスからか、地球よりも成長に時間がかかる傾向がある。
  • 放射線の影響: 現在のところ、宇宙放射線による明らかな異常は見当たらない。
  • 見た目の変化: 重力がないため、芽が特定の方向(上)へ伸びず、今回のように四方八方へ「触手」のように広がる。
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宇宙空間と地球で栽培されたジャガイモの違い Image credit:Raymond Wheeler, Advances in Potato Chemistry and Technology, 2009

不気味なエイリアンのように見えたジャガイモの芽は、過酷な宇宙環境で必死に生きようとする生命の力強い証でもあったのだ。

 あとは、この収穫したジャガイモを美味しく揚げるための「宇宙用電気フライヤー」の登場を待つばかりである。

References: This Purple ‘Alien’ on the ISS is Actually the Future of Mars Missions / Purple Lifeform Photographed Sprouting 'Tentacles' on The ISS

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この記事へのコメント 17件

コメントを書く

  1. 三人で楽しく世間話してそうないい写真

    • +9
    1. おじゃがたちが寄り添って
      かわいいよね

      • +1
  2. そういえば昔のSFには磁力靴なんてものが出てきたんだけど、本当はこのジャガイモみたいにマジックテープが底に貼りつけられた靴のことだったのに誤訳でそうなっちゃったらしいな

    • +7
    1.  映画「 2001 年宇宙の旅」のキャビンアテンダントは映像を見る限りマジックテープ底の靴を履いているように見えました。 しかし卵のように見える角度からの写真は事情をしらないとすごく不気味で撮影した人の意図にすっかり引っかかってます

      • 評価
  3. 「これまでのミッションでも、彼はズッキーニやヒマワ、さらには~」……「ヒマワ」って「ヒマワリ」のタイプミスかな?

    • +2
  4. >過酷な宇宙環境で必死に生きようとする生命の力強い証
    つまりフェイスハガーも、過酷な環境下で必死になってただけの可能性も微レ存?

    • +5
  5. どこかで見たことあるぞと思っていたらジャガイモの芽で納得

    • +8
  6. 地球のジャガイモと何ら変わらん

    ジャガイモの芽を見たことがない人か?

    • +3
  7. 宇宙用フライヤーはハードル高そうだなぁ

    • 評価
    1. ノンフライヤーなら結構すぐイケそうな気がする

      • 評価
  8. イモ系はいいよなぁ焼けば美味しいサツマイモとかも植えたくなる

    • +1
  9. 火星に移住して開拓し都市まで作り上げたあげくに人間のすることはと言えば「カウチポテト」する事だったりしてw

    • +4
  10. 宇宙でジャガイモ言うとオデッセイしか思いつかん

    • 評価
  11. あと4年で火星に人類いけるだろうか

    • 評価
  12. なるほど!
    このジャガイモが隕石のごとく
    地球に向かって飛んできて、
    北海道七飯町の街灯にぶつかったわけだな
    (北海道七飯町 じゃかいも、で画像検索すると巨大なおじゃがが街灯をグンニャリ曲げてるオブジェが見られますよ。男爵いも発祥の地の記念碑です)

    • 評価
  13. そう、宇宙ジャガイモのはずだった…みたいなSF映画誰かつくってよ

    • 評価

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