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フーディーニかな。手錠をかけられた女がパトカーの窓をすり抜け逃走(アメリカ)

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(著) (編集)

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image credit: Facebook @The Block Paper Weekly
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 アメリカ・ミシガン州で、パトカーの中で手錠をかけられていた女性が、開いていた窓から脱出する様子が偶然撮影されて大きな話題になっている。

 パトカーの後部座席にいた女性は、警官たちが見ていない隙に、半開きになった窓から脱出。3日間後に近隣の廃墟の中で発見され、ようやく身柄を拘束された。

 逮捕した人間を見張りもつけず、窓の開いた車内に放置してしまった警察の失態ももちろんだが、その一部始終をネットで配信しつつ、警官らに知らせなかった撮影者の行動にも、疑問の声が寄せられている。

パトカーの窓から手錠をかけたまま逃走に成功

 2026年3月28日15時30分ごろ、ミシガン州マスキーゴン・ハイツをパトロールしていた警官が、怪しい車を発見した。

 この車は廃墟になったビルの前に停車していたため、警官たちは近づいて運転手に声をかけた。

 運転手の身元はすぐに特定されたが、同乗していた女性の身元が確認できなかったため、警官は指紋スキャナーで身元をチェック。

 すると彼女には仮釈放中の違反行為で逮捕状が出ていることが判明した。女性はその場で拘束され、手錠をかけられた上で、パトカーの後部座席に乗せられた。

 ここまでならよくある職質からの逮捕劇である。だがこの後の展開は、警官たちの予想を超えるものとなった。

 警官が車両の捜索を行っている間に、女性は半開きになっていたパトカーの後部座席の窓から身体を押し出し、脱出を試みたのである。

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image credit: Facebook @The Block Paper Weekly

 女性は手錠をかけられたまま、窓の隙間から頭を出し、くねくねと身をよじらせながら狭い隙間を潜り抜ける。

 そして全身をパトカーの外に出すことに成功すると、そのまま地面に降り立ち、走って逃走したのだ。

 女性の姿が角を曲がって消えても、警官たちはまったく気づく様子はなく、彼女が乗っていた乗用車の捜索を続けていた。

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image credit: Facebook @The Block Paper Weekly

一部始終がネットで配信されてしまう事態に

 実はこの時、現場では地元のローカルメディア「Block Paper Weekly」を運営するロバート・ウィリアムズさんが、Facebookのライブ配信を行っていた。

 たまたま撮影していた映像に、この事件の一部始終が偶然納められ、ネット上で配信されてしまったのだ。

 配信中のロバートさんのセリフはこんな感じ。

何も言うなよ。やばい、これライブだぞ。あいつら(警官たち)全然気づいてない。あのままだと彼女、やられるぞ。ボコボコにされるって。

(脱走に成功)見ろ見ろ見ろ! 今の見たか? これライブなんだぞ。あいつらマジで気づいてないって

 監視カメラでも警察映像でもなく、偶然その場に居合わせた配信者の映像だったこともあり、この脱出の瞬間はそのままSNS上で拡散されることになった。

Facebookで開く

逃げた女性は3日後に発見・拘束される

 事態に気づいた警官らは直ちに周辺を捜索したが、発見には至らなかった。だが16時20分ごろ、近隣の住宅で住居侵入事件が発生していたことが判明する。

 警察はこの侵入事件の容疑者が、パトカーから逃走した女性と同一人物である可能性があるとして捜査を進めた。

 そして事件から3日後の3月31日の朝9時ごろ、女性はマスキーゴンハイツの廃屋に潜んでいるところを発見され、間もなく住居侵入の現行犯で身柄を拘束された。

 その後の検察の発表によると、この女性はケンドラ・アニー容疑者(38)で、2017年、薬物事件で実刑判決を受けた後、仮釈放となっていた。

 だが、2026年1月になって、仮釈放中に所在がわからなくなったため、違反行為として逮捕状が発行されていたという。

 今回の事件を受けて、アニー容疑者は手錠を含む警察物品損壊と第3級住居侵入の重罪、拘束からの逃走の軽罪で起訴された。

 保釈金は25万ドル(約4,000億円)と高額に設定されている。その理由として、レイモンド・コストルツェワ判事は次のように説明している。

彼女が確実に出廷するよう、保釈金を(高額に)設定します。低い額にした場合、彼女は出廷しないと思うからです。

今回の行動を見る限り、彼女が逃亡するおそれがあるのは明らかです

 つまり、仮釈放中に逃走したアニー容疑者を自由の身にしないために、彼女が支払えないような高額の保釈金にしたというわけだ。

ネットでは撮影者や警察への批判も

 この動画はネット上で拡散され、世界中から多くのコメントが寄せられることとなった。

  • この撮影者は、警官に教えなかったの?
  • 撮影者マジでナイスだわ。まあ彼女に不利に使われるかもしれないけど、「権力側のポカ」を永遠に残したのはデカい。自慢ポイントの単位は知らんけど、かなりのもんだよ
  • これ撮った人、警察に目つけられてなきゃいいけど。なんで言わなかったって疑われて、共犯扱いされる可能性だってゼロじゃない。まあ実際に裁判で成立するかは別として、面倒なことにはなるよな
  • なんでパトカーの窓が開いたままだったのかわからないけど、これ今後は研修ビデオに使われそう
  • どうやったら警官がすぐそばにいるのに、パトカーの窓から逃げられるんだよ。基本的な手順における重大なミスだ。公共の安全は運じゃなくて能力にかかってる。カメラに映ってないところでは何が起きてるんだ?
  • もしパトカーの窓から普通に抜け出して歩いて逃げられるなら、問題は逃げたことじゃない。その前の管理がガバガバすぎたってこと
  • 手も使えない状態であれやって、その場で捕まらないの普通にすごい。マジかよ
  • 撮影してたヤツは正しいことをしていない。犯罪者を逃がすのを肯定してるようなもんだ。もしそれが自分の家族や自分に対する重大な犯罪だったら同じこと言ってられるか?
  • 身体能力がすごいのはわかるけど、逃げ切るのを称賛するのは問題だ。法律を信じてないのか? 俺なら絶対に見てないで警官に知らせてたね
  • ハリー・フーディーニの親戚かよ。どうやってあれで転ばずに抜け出すんだ
  • フーディーニのお孫さんかな?
  • トム・クルーズと一緒にミッション・インポッシブル38とか出られそう
  • 普通に足から着地したのヤバい。顔からいくかと思ったわ。
    • マジでそれ。片足抜いてからもう片方もバランス崩さず出してるのすごいよな。初めてじゃないだろこれ
  • あの状態でどうやって家まで帰るんだよ。手錠つけたままだし、誰かが通報してすぐ捕まるだろ。
    • 目の前で逃げるの撮ってても何も言わない人がいるんだから、見かけても通報しない人もいるでしょ。誰も気にしないよ
  • 絶対に初めてじゃないと思う。あまりにもスムーズすぎる。完全に慣れてる動きだよ
  • 警察は何してたんだよ? 逮捕したなら見張り1人くらい残せよ

 コメントで散見された「フーディーニ」とは、19世紀の終わりから20世紀初めにかけて活躍したアメリカの奇術師だ。

 手錠をかけたまま水中から脱出するといったトリックを得意とし、「脱出王」として今も知られる人物である。

Houdini Bridge Jump with Handcuff Escape (1907)

 アニー容疑者は現在、マスキーゴン郡刑務所に収監され、予備審問は4月15日水曜日に予定されているという。

 コストルツェワ判事はアニー容疑者の逃走事件に関連して、薬物の乱用が人に与える影響の「悲しい事例」だとコメントしている。

これは彼女が薬物乱用を続けるために、どこまで手段を選ばずに行動するかという、非常に悲しい状況を示しています。

こうした重大な薬物乱用事件は、決して被害者のいない犯罪ではありません。アニー容疑者は薬物によって人生を奪われ、自由を奪われています。

もし薬物犯罪には被害者はいないと主張する人がいるなら、この法廷に来て彼女の人生について話を聞いてください

References: Handcuffed woman who wriggled out of police cruiser window in viral video caught days later / Handcuffed woman’s escape out of police car window caught on bystander video

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この記事へのコメント 14件

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  1. 配信者が警官に教えなかったことももちろんだけど
    セリフが完全に女性寄りなのが引っかかるな
    若い女性だから脊髄反射で味方になるのか警察アンチなのか

    • +12
    1. マスキゴンハイツなんてアメリカでもマジでヤベー地域トップ10に入る街で配信してる人が警察の味方な訳やないやろ。ギャングに刈られるわ。

      • 評価
  2. 普通なら上半身が出た時点で頭から地面に落ちそうなものなのに……
    下半身を捻り出す柔軟性、窓枠を起点にしたバランス感覚、そして筋力、手錠で縛られた状態を考慮すると素晴らしいね
    これが「薬やりてえから絶対捕まりたくない」パワーか

    • +13
  3. 高校時代は陸上部か体操部か
    チアリーダーやってたでしょ

    • 評価
    1. 仮にそうだとしても、10代20代じゃなく
      四十絡みで、薬物の有罪歴もある荒れた生活の中年でこれは…

      • +1
  4. 街頭ライブカメラとかじゃなくて現場で端末からのライブかよ
    そら常識を疑われるわ

    • +5
  5. アメリカの警察は日本の警察とはちょっと違うんだよ。当たり外れが多くて、日本の警察官の感覚で近づいたり、逃げたりすると命に関わることもあるんだ。特に薬物系の容疑者に対しては危険な仕事だから、とても暴力的な解決策に繋がることもあって、市民との対立が日常茶飯事なんだよ。市民を守るべき警察が不条理な結果を生むことがあって、日本の警察のように、マニュアルや法律に守られてるから「こんなことはしないだろう」と言うのは通用しないことの方が多いんだ。多分、強制執行官と言ったらわかりやすいと思う。だからこう言う状況はただ見てる事を選ぶ方が後で訴訟や暴力ざたに巻き込まれないという認識なんだよ。

    • +9
  6. 保釈金25万ドル=4000億円。
    ドル上がったなー。買っときゃよかった。
    テンバガーどころじゃない金持ちになれたな。

    • +2
  7. ばかもーん、そいつがルパ・・

    • -4
  8. 海外はマジでホースディアだから警察を嫌う人だらけなんだよ
    俺らが好き勝手に遊ぶことを邪魔する連中としか認識してないようなのが多い
    法で動いてんだから法を変えろって発想にはならない

    • 評価
  9. 犯罪者は短絡的思考で行動するのがよくわかる動画だな

    • +5
    1. 仮釈放なしで刑期延長コースw
      おとなしくできなった結果がこれ
      身から出た錆というもの

      • +1
  10. 😸 「アニーは液体にゃ」

    • -2

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