この画像を大きなサイズで見る中国で初めて冷凍保存された女性、展文蓮さんは、2017年に肺がんで亡くなった直後、夫の決断によって液体窒素の中で眠りについた。いつか医学が進歩し、再び目を開く日が来ると信じて。
だがそれから8年が過ぎ、夫は重い病を患い、自分の世話をしてくれる新しい恋人と暮らすようになった。
その一方で、彼は今もなお妻の「復活」を待ち続けてもいる。このなんとも複雑な状況に、現地のネットでは議論が沸き起こっている。
亡くなった妻を冷凍保存した夫
2017年5月、肺がんで危篤となった当時49歳の展文蓮(ジャン・ウェンリエン)さん(当時49歳)を前に、同じく当時49歳の夫、桂軍民(グイ・ジュンミン)さんはある決断をした。
妻の身体を冷凍保存し、将来、医学が発展してがんを克服できるようになったとき、彼女が再び目を覚ますのを待つことにしたのだ。
当時、桂さんは父親を亡くしたばかりで、その悲しみも癒えていなかった。だが妻はどんどん衰弱していき、最後には痩せ細って意識もほとんどなかったという。
この画像を大きなサイズで見る桂さんは相次いで大切な人を2人失うという恐怖に震えた。慎重に検討した結果、彼は妻を遺体提供の名目で銀豊研究院に託し、30年間の冷凍保存に踏み切った。
冷凍保存の技術は海外にしか存在しない、とても遠いハイテクなものだと思っていました。でも、実際に調べてみたら、中国の冷凍保存センターは自宅からとても近い場所にありました。車で30分しかかからなかったんです
実は展さん本人も、自分の死後の遺体提供に積極的な関心を示していたという。また、火葬されることには反対だったそうだ。
中国本土では初めての「冷凍人間」
桂さんが妻の身体を託したのは、2015年12月に山東省に設立された民間組織、「銀豊生命科学研究院」である。
当時、ここでは人体冷凍技術の実験を始めたばかりで、山東大学・齊魯医院と協力し、無料で志願者を募集していた。そしてこの研究院は、展さんが治療を受けていた齊魯医院からわずか10kmの場所にあった。
桂さんが当時、この技術をどこまで理解していたかはわからない。しかし彼は「自分は夢見るのが好きで、空想家なんだ」と語る。
彼女がいなくなってしまったら、僕の世界は崩れ落ちてしまいます。何をすればいいかわからない状態だったんです。医学に貢献したいとか、そんなことは考えてなかった。彼女を残したかっただけなんです
こうして展さんは、中国本土で初めての「冷凍人間」となった。彼女が亡くなった後、迅速に冷凍保存のための措置が取られ、体内には凍結防止剤が入れられた。
現在、彼女の身体は、研究院に設置された「1号タンク」で、マイナス196℃に保たれて保存され続けている。
モニタリングでは、彼女の外観は良好に保たれており、細胞構造にも異常は見られないという。液体窒素タンクには、防振装置と三重の電力供給システムが備わっており、安定した状態で維持されているそうだ。
この画像を大きなサイズで見る桂さんは、こうして眠っている妻を「死んだ」とは表現しない。彼が言うには、妻はただ「眠っているだけ」であり、医学が肺がんを克服できる日まで眠り続けているのだという。
そうでなければ、もし妻が復活できたとしても、また同じ苦しみを味わうことになります。それでは意味がありません
桂さんはこう語る。もちろん、誰も展さんが本当に復活すると約束してはいない。医学的には、彼女はすでに死亡と判定されている。
体調を崩した夫は、別の女性と交際を開始
展さんが眠りについてから、夫の桂さんは2年間1人で暮らしていた。だが2020年になって重度の痛風発作を起こし、2日後に訪ねてきた親類に助けられるまで、自宅で身動きができない状態に。
1人暮らしは無理だと判断した桂さんは、友人に紹介された王春霞さんという女性との交際を開始。
正式な結婚には至っていないが、王さんは親身になって桂さんの面倒を見、日常生活を支えてくれた。
だが桂さんは、自分と王さんでは人生経験も経済的背景も大きく異なることを認めている。
王さんと一緒になる決断にはいたりませんでした。彼女はまだ私の心には入ってきてはいません。妻の代わりにはなれないんです
現在現在57歳となった彼は「王さんなしでは生きていけない」と語っているが、もし展さんが復活した場合、王さんとの関係はどうなるのか。財産はどう扱われるのか。
この画像を大きなサイズで見る桂さんは、展さんが座っていた車の助手席には誰も座らせず、彼女の携帯電話を持ち続けているという。
そして今、桂さんは息子に、将来は自分も液体窒素のタンクに入れて、保存してほしいと言っているそうだ。
きっと目が覚めたら寂しがるだろうから、私が付き添っていてあげなくては。その時の世界は見知らぬものだったとしても、少なくとも30年以上も共有してきた思い出があるので、一緒に懐かしむこともできるでしょう
では今の恋人である王さんはどうなるのか。
彼女は好きなところへ行かせてやってください
この画像を大きなサイズで見る「恋人」への扱いに批判が殺到
愛する人を冷凍保存したいという気持ちまでは、理解できるという人も多いだろう。だが彼のこの発言が、ネット上で大きな議論を撒き起こした。
- 奥さんへの執着が、いまや不健全な依存になっていると思う
- 王さんへの向き合い方が冷た過ぎるよ
- あの氷の塊(冷凍された妻)はどうせ復活しないんだから、彼の人生を生きればいいのに
- 問題は、彼が新しい恋人を「自分の面倒を見てくれる人」みたいに扱っている点だよ
- 離婚か解凍か、どっちなんだ?
- 復活したところで、その頃んにはパートナーは年老いていて、人生経験も立場も違う。愛しているからこそ第二の人生を生きてほしいけど、自分はそこに含まれないんだよね
- 天国があるとしたら、こういう時どうなるんだろう。愛する配偶者が先に天国に行って、その後あなたは再婚して、いつか死んで天国に行く…気まずくない? 天国で再会したときどうするの? 3人で暮らす? なんか面倒くさすぎる…
- 私の伯母がそんな状況だったよ。最初の夫は幼馴染で、小さい頃からずっと一緒だった。彼が亡くなった時、伯母は彼のお墓の隣に自分のお墓を用意してた。でも彼女は再婚して、結局その空いたお墓は永遠に空っぽのまま。今彼女は、再婚した夫の隣に眠ってる
- 私の祖母の考えはステキだった。彼女の夫、つまり祖父には初恋の相手がいたけどホロコーストで亡くなったの。祖父は死ぬまでその人の写真を大切にしていたけど、祖母は嫉妬しなかった。祖父が亡くなった時も「やっと彼女に再会できるわね」って言ってた
- 馬鹿げてる。冷凍された人間は死者でしかない。復活するには死因の治療だけじゃなく、冷凍で壊れた細胞の修復なんかも必要なんだ。少なくとも彼の生きている間に、そんな日は来ない
- これは、悲しみのあまり死んだ妻を科学研究に提供してしまった男がいたってだけ。復活する可能性はゼロ。たとえ細胞が修復できても、記憶や人格の電気信号はすでに失われているさ
- この女性はもう死んでいる。もし罪があるとしたら「浮気」ではなく「遺体の扱い」に関してだ
- 多くの冷凍保存会社は破産して、「すでに冷凍されている人たち」は維持されないまま終わることも多いのに
現在、世界で約500名が冷凍保存されており、そのうち中国人は10名。まだ復活した例はない。
だが、愛する人の死を受け入れられない人、いつか蘇生できる日が来る奇跡を信じたい人は、きっとこれからも後を絶たないだろう。
目が覚めた時には、それこそ浦島太郎状態だろうが、それをネタにしたSF小説や映画も次々に制作されている。それだけ需要もあるんだろうな。
いつか本当に、コールドスリープや人体の冷凍保存の技術が確立される日は来るのだろうか。みんなは大切な人や自分を冷凍保存したいと思うかな。
それとも生前のデータをたくさん記録してAIにクローンになってもらうのと、どっちがいいんだろう?
References: Husband Of China's First Frozen Woman Finds New Love, Faces Backlash For Moving On











配偶者をモノ扱いすんなよ、愛してるとかそらぞらしいわ
病気になった時のヘルパーにしか見えなかったわ…
小学生の時に扁桃腺切除の手術を
受けました。切除した扁桃腺、
しばらくうちの冷凍庫に保管されてた。
両親は何を思いどのように持ち帰り
したかは不明。
物は停電時に捨てました。
形を変えた現代のミイラ(古代エジプト人には来世で復活するには肉体が必要と考えられたため、亡くなった人を人工的にミイラにして肉体を残そうとした)のような感じかなと。 現代の技術だから窒素冷凍というより技術が進んでいるようだけど、結局は魔術的思考というのでしょうか迷信と何ら変わらないように思いました。 それぞれの人が納得しているのなら、自分の内心で思うところが前記のようであっても他人である私には何も言うスジがないなとも思いました
👩へぇ 男というのは「箸豆」なもの
これ、恋人の人が可哀想じゃないか?
条件的に酷くないか?
便宜的に恋人と表現しているけど、
経緯からするに、戦後日本で周囲が世話焼いて寡夫と寡婦をくっ付けたような感じで、情緒面よりも 生活の手段って側面が強いんじゃないだろうか?
中国はまだあまりちゃんとした介護保険制度が整備されていなくて、家族が世話する傾向が強いそうだから。
相手の女性も何か、お互いにパートナーが必要な事情があるのかも?(例えば、未亡人で経済的に不安定とか、高齢独身で肉親からの目が厳しいとかetc.)
経緯からするにどのへんが寡婦みたいな感じなの?
プラスがたくさんついてるけどさっぱりわからん
999のハーロックや鉄郎が見ていたら、こいつ機械化人よりも
冷酷な存在だと吐き捨てそう
冷凍された奥さんの立場わぃ!
一度魂を失った肉体に再び魂が入ったとしてそれは果たして同じモノなのだろうか
全てのものには始まりと終わりがある
生きているものは必ず死ぬ
苦しみを終わらせる死は安息であり
慈悲である
生き返ったところでねぇ・・・
何十年後の進化した世界で今の知識でどんな生活ができるんだろうか
スタローン「トイレの貝殻3枚は、何に使うんだ?」
ゾンビになって蘇るヤツだあ。
え?え?妻?ってなっている間に食われちゃうパターン。
こういう形で保存されたご遺体って時間が経つとその人物に愛着のある人が居なくなって、その後の扱いがとても雑になったり管理してる会社が潰れて行方知れず→どっかで腐ってたり実験材料に売り払われたり…って事になり得るので愛しているのであれば本人の尊厳の為にもきちんと埋葬してあげるのが良いと思う
SFの世界では生きたままって感じのイメージ。ほんとに死んじゃった人って生き返ることはできないだろうなぁ。脳だけ使うとかかな。
(-_-)伊右衛門殿ぉ~
一応、成仏してクレメンスと言っておこうか
冷たい奴だなこの男
中国古代から伝わる呪術思想と現代科学の融合?
未だにサイの角とか有難がっている連中だからな
FF6のロックじゃんって思った
身勝手な人だね
亡くなった奥さん自身が望んでいたならともかく、冷凍保存も王さんとの付き合いも自分が死んだあとのことも全部自分が決めたことじゃん
なにが「きっと目が覚めたら寂しがる」だ、それはお前のことだろ
「実は展さん本人も、自分の死後の遺体提供に積極的な関心を示していたという。また、火葬されることには反対だったそうだ。」
とあるから一応妻の同意の下
自分の復活を願ってか献体として割り切ってのことなのか分からないけど
(^o^) 「好物の冷凍餃子じゃないんだから」
今の「恋人」ってそれ恋人っていうのか?読んでる限りただの召使い(性処理つき)では…?
まるで日本国内で日本育ちの人がやったことのように
冷たいとか酷いとか感想があるけど、
文化も家族観も異なる国の、異なる人たちの話だからなあ
物語として興味深いという以上の感想は自分はない
日本の昔話で爺さんと婆さんが「お互いどちらが先に死んでも後家に入らんように(再婚しないように)しようなぁ」と約束するんだけど、先に死んだ爺さんが心配で巫女さんに聞いた所、閻魔大王の世話あって最近未亡人になった三途の川の婆(とは言っても20代くらいの美女)の所へ婿入りして楽しく暮らしてた。って話があって、男は全く仕方が無いって話ではあるものの、だからクヨクヨせず生きてる側も楽しくやろうやとか、死者が生者にしてやれる事は何も無いとか色々考えられる話ではある。
まあ今回のコレはいずれ生き返る建前があるからどうなんだろね?
サイコパス風味があるな
確かに、大切な人を亡くした直後は、受け入れがたい感情や現実があって、悪い夢だ、生き返ってくれたらと抗う事は理解できる。
でも死を含めて人生だし、受け入れて生きての繰り返しは、古き縁から人が生きるために必要なプロセスなのかも知れない。
誰かの、あるいは自分の死を受け入れる事は、辛い事だね。
科学の進歩に対する期待→信仰
未来での復活→来世
冷凍保存→ミイラや防腐処理
研究所→墓地
タンクを見に行く→墓参り
これも一種の埋葬の形なのかも知れない
新しい奥さんは…日本も福祉が充実していなかった時代は遺産相続と引き換えに介護が必要な老人と訳ありの若い女性を契約結婚させるケースがあったらしいけど、流石に現代では中国でも非常識なようだ