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2024年6月28日、巨大小惑星が地球に最接近!過去100年でトップクラス

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(著) (編集)

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 2024年6月28日早朝、”惑星キラー”の異名をとる巨大な小惑星が地球に大接近し、時速9万3000kmの猛スピードで駆け抜けていく。

 「2011 UL21」と呼ばれる小惑星の直径は 1.7 ~ 3.9 kmと推測されており、地上の山に匹敵する巨大さで、ここ100年に地球のそばを通過した小惑星の中ではトップ10に入る。

 万が一地球に衝突すれば甚大な被害が生じるが、NASAのシミュレーションによるなら、その可能性はほぼないので安心して欲しい。

 その世紀の瞬間は6月28日早朝から専門機関によってYoutubeでライブ配信される予定だ。

 そしてさらに小惑星の到来は続く。6月29日夜には、サイズははるかに小さいものの、小惑星「2024 MK」が月よりも地球の近くまで接近するという。

この後すぐ!過去100年で最大級の小惑星が地球に接近

 「2011 UL21」は、太陽を3年周期でぐるぐる巡る小惑星の1つだ。太陽にもっとも接近したときの距離は、太陽と地球の平均距離の1.3倍(1.3AU)以内。ゆえに地球近傍小惑星に分類される。

 2011 UL21のサイズは、そうした地球近傍小惑星の中ではトップクラス。その直径は1.7~3.9kmと地上の山に匹敵し、これまでに知られている地球近傍小惑星の99%よりも大きい。

 これまで地球に衝突した小惑星では最大となるフレデフォート小惑星に比べると10分の1以下で、6600万年前に恐竜を絶滅させた小惑星に比べても5分の1程度だ。

 それでも万が一これが衝突すれば、地上に凄まじい被害をもたらすことだろう。だが、それも衝突すればの話だ。

 ESAのシミュレーションによるなら、2011 UL21は日本時間で6月28日午前5時14分に地球に最接近し、上空663万km先を通過する。

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image credit:ESA

 天文学的な基準では潜在的に危険とされ、この小惑星がこれほど地球に接近するのは、110年ぶり以上のことだ。それでも月より17倍も遠いので、まず地球に衝突することはない。

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2011 UL21の軌道予想図 / image credit:Gianluca Masi, Virtual Telescope Project

世紀の瞬間がYoutubeでライブ配信

 この小惑星は、現在も、そして将来も地球にとって脅威ではない。

 だが1900年以降に地球から750万km以内を通過した小惑星の中では、おそらくトップ10に入る大きな小惑星であり、その意味で注目すべきものだ。

 そんな世紀の瞬間は、日本時間2024年6月28日5:00時から「The Virtual Telescope Project 2.0」のYoutubeチャンネルでライブ配信される。

 また北半球では、きちんとした望遠鏡があれば自分で観察もできるという。(日本の状況は不明)。6月28日から29日にかけて、太陽系のもっとも近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」と同じくらい明るくなるという。

 次に2011 UL21が地球に大接近するのは、2089年のこと。このときは今回よりもグッと近づき、地球の270万km以内まで迫ってくるそうだ。

翌日には小惑星「2024 MK」が地球に超接近

 さらにその翌日、日本時間の2024年6月29日午後10時45分頃、直径120~260mほどの小惑星「2024 MK」が地球に最接近する。

 こちらは小さいながらも、地球から高度約290,000 kmにまで迫ってくる。地球と月の距離が384,400kmだから、地球と月の間の距離の約75%以内を通過することになる。

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月よりも地球に接近する小惑星2024 MK / image credit:ESAhttps://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2024/06/Asteroid_2024_MK_flies_past_Earth

 2024年6月16日に発見されたばかりの2024 MKだが、月より地球の近くまで接近するのは珍しいとのこと。だたしESAによると、「2024 MKが地球に衝突するリスクはない」と述べている。

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image credit:ESA

 ただしESAは、このサイズの小惑星が衝突した場合、かなりのダメージを引き起こす可能性があるため、惑星を通過するわずか10日前の発見は、潜在的に危険な近地天体を検出し監視する能力を改善する必要が続いていることを強調している。

追記:(2024/06/27)本文を一部訂正して再送します。

References:ESA – Two large asteroids safely pass Earth just 42 hours apart / Gigantic, Deadly Asteroid Will Zip Past Earth Soon: Watch Live ≫ Explorersweb / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 18件

コメントを書く

  1. これは月にぶち当たっても、何らかの影響を受けそうに思える

    • +2
    1. >>1 >>16
      月に当たったら、月の破片や小惑星の破片が地球に降り注ぐでしょうね。 すぐでもなく何年にもわたってでかいヤツが散発的に落ちてくるだろうから始末が悪い感じ

      • 評価
  2. いつかこういう小惑星を捕獲して宇宙基地に出来るといいな
    地球から素材打ち上げるよりコスパいいはず

    • +1
  3. これだけど落下しないわけじゃない
    計算が狂う事や小惑星が2つに分離するとか
    あるから実は余談を許さないんだよな
    現実的にはな

    • 評価
    1. >>3 ロッシュ限界事の事言ってる訳じゃ無いと思うけど、そもそもこの程度の距離と地球の重力で衝突するコースを取る崩壊は起こ得ないよ
      かてその程度の予測各機関考慮のうえ発表してるので
      素人の妄想は現実的とは呼ばないので、不要に不安を煽る真似はやめようね

      • +1
  4. 映画のような何年も前に発見できて準備期間があるほうが稀な感じだね

    • +2
  5. ストラトスフォーという隕石迎撃部隊を描いたアニメが
    あったけど余計な設定を盛り込みすぎて迷走しちゃったな。

    • +2
  6. 地球は大丈夫でも月に当たった場合は…?
    月の引力がぶれるだけでも相当な影響有りそうだけど

    • +1
  7. 小惑星を宇宙空間の移動手段として利用出来ないものか

    • 評価
    1. >>18
      この小惑星に観測装置を取り付けて110年後に回収するとか

      • 評価
  8. いつまでもブルース・ウィリスに頼ってちゃだめだ
    俺が行く

    • 評価

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