この画像を大きなサイズで見る19世紀初頭の英ロンドンで、ある路上歯医者が被っていた茶色のベルベットとフェルト素材でできた帽子には、彼がこれまでに患者から抜いた88本の虫歯が縫い付けられていた。
当時ロンドンでは、店を持たずに移動しながら虫歯を抜歯する、路上の歯医者さんなるものが存在していた。
まだ麻酔がない時代だったので抜歯は痛みや困難を伴うものだ。そこで帽子に縫い付けられた、きれいに抜けた歯を顧客に見せることで、自分の腕前の確かさを証明するとともに、安心させる目的があったという。
当時の歯科治療は「魔術」の領域にあったのだろう。
19世紀の路上歯医者が被っていた88本の歯を縫い付けた帽子
英ロンドンのサザーク区議会が保管するカミングコレクションには、1820年代から1850年代に使用されたとみられる、路上で活躍していた歯医者(歯抜き師)が所有していた特異な帽子が展示されている。
この帽子は茶色のベルベットとフェルト生地で作られおり、患者から抜いたとされる約88本の虫歯で装飾されている。
これらの歯には穴があけられ、帽子に麻ひもでしっかりと縫い付けられている。
この帽子は以下のウェブサイトで360度回転させながら見ることができる。
Street dentist’s cap:Cuming Collection, Southwark Council

抜歯技術を証明する魔法の帽子
19世紀初頭のイギリスでは、歯科医療はまだ発展途上であり、麻酔も用いられておらず、歯の抜歯や治療は痛みを伴うものだった。
きちんとした治療は富裕層しか行えず、そのため、資格を持たない路上の歯医者が、経験と独自の技術で歯の抜歯や治療を行い、貧しい人々に手軽な歯科治療を提供していた。
とは言え彼らの技術は未熟で、治療が不十分だったり、感染症を引き起こすこともあったため、信頼できる人物を選ばなければならない。
そこで歯医者は、これまでの実績を誇示するかのように、きれいに抜歯した患者の歯を帽子に縫い付け、それを頭に被ることで、自分が腕の良い歯医者であることを証明していたのだ。
とても恐ろしく呪物めいた帽子だが、それは当時の抜歯技術が魔法のようなものと考えられており、「魔術師」としての側面が暗示されていたのかもしれない。
確かに現在でも、器用で腕の良い歯科医なら、すばやく的確に歯を抜いてくれるため、抜いた後の痛みも長引くことはない。
ちょっと下手な歯科医にグリグリ時間をかけてやられちゃうと、途中で折れたり、術後の経過が悪かったりするもんだ。
この帽子が信頼の証で、プラセボ効果を発動するのなら、抜歯の痛みも抑えられたかもしれない。魔法だと思えばことさら痛みもやわらいだことだろう。
痛みってメンタルな部分に直結しているからね。「痛いの痛いのとんでけ~」で本当に痛みが飛んでいった気になった幼少時代がわたしにもあったわけだし。
でも今の時代にこの帽子をかぶった歯科医がいたら、結構なホラーだよこれ。
References:This tooth-covered hat belonged to a travelling tooth puller in the early 19th century – Boing Boing / Magic hat covered in decayed teeth | The Museum of Ridiculously Interesting Things / written by parumo











いやマジでゾワゾワするし不気味
当時の方はコレを見て本当に「お~この医者すごいねえ」って感心したのかなあ・・・
抜いた歯が高値で取り引きされてそう
>>2
ハンターハンターで、オークションに出品してそう……。
どろろん閻魔くんの帽子になりつつあるね
現代で実行したら抜歯ングされそう
ストリートデンティストとかかっこいいな
路上で金持ちが歯痛で蹲ったら法外な値段で虫歯を抜くが、貧しい人には無料で歯を植えてくれる。
深夜この帽子かぶって歩いてるのを目撃したら
逆方向へ走って逃げるぜ
まだ宇宙人や幽霊を目撃するほうがマシだ
現代ならハロウィンでしか活躍できない帽子だな
麻酔もしないでたいした器具もなく、こんなふうに根本まで割れたり欠けずに抜けたのなら確かに腕がいいかもね…
途中で折れたら残った部分からまた虫歯になってほじくり出すしかなくなるし…うー怖い!
あ~これは用途はともかく呪われそうw
知識ゼロでこんなん見たらビビるわ
ジョジョに出てきそう
装着すな
貴重な当時のDNAサンプルになりそう
映画のリトルショップホラーズだったかな?一昔前まで、歯医者=サディストみたいな感じで世間から見られていたらしいですね。