この画像を大きなサイズで見るこれまで何度もピーチ姫を救出してきたマリオは、うつ病患者も救い出してくれるかもしれない。
ドイツ、ボン大学の研究チームが行った研究では、世界中で愛されるスーパーマリオシリーズのゲーム『スーパーマリオ オデッセイ』をプレイすると、うつ病の症状が大幅に軽減することがわかったそうだ。
6週間のプレイ後には、抑うつ症状の患者が半減。さらに従来の治療法に比べて治療への意欲も大きく改善するという結果が得られている。
この結果は『Frontiers in Psychiatry』(2023年8月24日付)に掲載された。
認知機能と情動を低下させるうつ病
人間の心には、2つの大切な機能がある。
ひとつは「認知」。知覚・記憶・問題解決・意思決定といった、周囲の世界を理解したり、物事を考えたりするための働きのことだ。
そして、もうひとつは「情動」で、感情や気分といった心の働きをのことだ。それは主観的な経験ではあるが、表情・ボディランゲージ・声のトーンなどによって表現される。
これまでのうつ病の研究では、主に情動にスポットライトが当てられることが多かった。この心のトラブルに見舞われると、悲しさや虚しさが消えなかったり、絶望に苛まれたり、あるいはそれまでは楽しかったはずのことがそう思えなくなってきたりする。
だがうつ病は、認知機能の障害も伴う。例えば、いつも物事を否定的に考えたり、正しい判断が下せず、集中力が欠け、何をどうすうるべきか自分で決められなくなったりする。
そして厄介なことに、こうした認知機能の障害は、情動の問題が治ったあとも続きがちだ。
この画像を大きなサイズで見るスーパーマリオがうつ病患者を救ってくれる
今回の研究では、うつ病患者に6週間ほど、任天堂より2017年10月27日に発売されたNintendo Switch用アクションゲーム『スーパーマリオ オデッセイ』をプレイしてもらい、それがうつ病で低下した機能を改善してくれるかどうか調べられた。
このゲームでは、マリオを上手に操って、3Dで複雑に作られた世界を冒険しなければならない。
それは脳で記憶を司る「海馬」の力が必要になる作業だ。そのため海馬の力が物を言う記憶機能、とりわけ「空間視覚記憶」(物と物の位置関係などについての記憶)に改善効果があるのではと考えられた。
マリオのゲームでうつ病の症状を軽減
ゲームの効果が具体的にチェックされたのは、「抑うつ症状」「治療の意欲」「空間視覚記憶」といった項目だ。
マリオをプレイした人たちの治療効果は、認知機能のリハビリテーションに用いるコンピュータソフト「CogPack」を使用した場合や、薬物・心理療法による一般的なうつ治療の効果と比較された。
その結果、マリオをプレイしたグループでは、6週間後に「重い抑うつ症状がある患者の割合がほぼ半分にまで減った」のだ。
これは全グループで一番大きな改善で、ほかの2グループ(CogPackグループと薬物・心理療法グループ)の変化がただの誤差である可能性を否定できないのとは大きく違う。
またマリオグループは、CogPackグループよりに比べて、「治療の意欲」が大きく上がった。
ただし期待された空間視覚記憶などをはじめとする記憶の改善効果は、CogPackグループよりも小さかった。それでも薬物・心理療法グループよりは高いものだ。
この画像を大きなサイズで見る更なる大規模研究で効果を実証する必要性
この研究では、マリオを6週間プレイしたグループは、比較されたグループに比べて、抑うつ症状がある患者の割合が大きく減少し、さらに治療の意欲も改善することが明らかになった。
また空間視覚記憶についても改善が見られたが、その効果は部分的なもので、ほかの2グループに比べてはっきり優れているとまでは言えないようだ。
なお、今回の研究に参加した患者は46名と比較的少人数だった。そのため、別の状況でも同じ結果になるかどうかはっきりしない。
それでも、スーパーマリオにうつ病患者を助けてもらうというユニークな試みは、通常の治療と一緒に行うことで、ゲームプレイが費用対効果の高い現実的な治療法となる可能性があることを示唆している。
追記(2023/12/29)誤字を訂正してさいそうします。
References:Frontiers | Effects of a video game intervention on symptoms, training motivation, and visuo-spatial memory in depression / Cognitive trainings using video games might increase subjective well-being of individuals with depression / ‘Super Mario Odyssey’ Helps Treat Depression, Study Finds – Men’s Journal / written by hiroching / edited by / parumo
















名医 任天堂
心の怪盗団(P5)が、リアル心の治療団になる日も近いかもしれない。
こういうゲームはどれでもネガティブな感情から一時でも離れてゲームに集中できるように作られていれば多少なりとも効果はあるらしいですが、スーパーマリオの中でもオデッセイに絞ってるなら、このゲーム独特の冒険に出るわくわくした雰囲気や綺麗な景観などのポジティブさと、元祖マリオからのゲーム性が両方合わさったところにより効果があるんでしょうね
>>3
集中すればいいならもう何でもイイじゃん
楽器やプラモデルやラジコン
いや、もっとシンプルに行くとジグソーパズルや将棋でも効果あるよ
桃太郎電鉄は子供向けだけどデストロイ号走行させたら
冗談わからん人に関係は壊れ、心が荒むと思うんだ
マリオもカートで負けてると、同じようになると思うぞ
殺人の関わらないゲームでは昔から言われてたやつ
FPSとかは全くの逆効果らしい
ネガティブにならないようにイージーモードでってのも認知症にも効くらしいし
ゲームも良いけどモノマネも良いぞ。ヒッヒーとかヤッとか普段からモノマネしてるとテンション上がる
これ別にマリオじゃなくても効果あるってのはテトリスで既に発表されてたよね
他のゲームソフトと比較して何が違うのかとか出して欲しいな
優れている点が分かれば応用してCogPackとやらも改良出来るだろうし
ここ30年ほどいくつか報告があったけど「簡単な記憶」「行動」「達成感」があるゲームに効果があるっぽい。
まあ、負け続けるゲームやら廃人になるまでやり込むゲームは不向きだわな。
>>8
トルネコの不思議なダンジョンはダメだったと香山リカがファミ通で報告してた。
亀の甲羅つかんだまま空を飛ばないと
いけない場所が何回やっても上手くできなくて
ノイローゼになったわ
体を動かすか、頭を使うのが鉄板。
これがホントのドクターマリオってね、
>>14
これすき
学校が楽しくない子供からゲームを取り上げるのは最悪ってことか
6週間ゲームできる環境があれば…
>>17
それだね…例えば子育てして世話放棄なんかできんもん
>>17
研究への協力で報奨金も出るよ!とかならモチベーションも上がるだろうなぁ
※17 ※18
休んだだけで治るならそれは適応障害とか燃え尽き症候群であって、うつ病じゃないよ
うつ病ってのは脳の構造がそうなってしまう病気なのだから、
多少休んだり原因から離れたところで脳の構造が変わらない限りうつ症状からは脱せられない
だから薬物療法で症状を緩和しつつ認知行動療法などで脳をポジティブな方向に変えていくしかないんだが、
この記事はそうした治療の一環としてゲームが使えるかもしれないって話でしょ
決まった行動をすると決まった成果が上がるタイプのゲームは、こういう治療に向いてそうだね
モンハンやスト2やロックマンじゃダメそうだな…
内容と関係ないけど、クリボーってもともとキノコ王国の兵士だったらしい。
キノコ王国裏切ってクッパ軍団についたとか。
かなり昔に読んだスーパーマリオ大図鑑?みたいなタイトルの本に載ってた話だから、どこまで本当かわかんないけど。
ポケモンSVでも似た効果ありそう
廃人レベルの集中力とか基本的なところで準廃人クラスの知識がいるから
イヤッフゥゥゥ↑↑↑
6週間ぶっ続けでゲームって、逆に廃人になるだろ?
これは認知行動療法になるのかな。ただ一番いいのはやっぱ運動なんだよな。
>>30
それはそうなんだけど、うつ病も重くなると運動することが自体が難しくなるからね
疲労感が取れない体を無理に動かすと余計に疲れて気分の落ち込みが来るから、結局また動くことが億劫になってしまうという
そういう人でもゲームだったら座って指を動かすだけだから、運動よりハードルは低いと思う
人目も気にしなくていいから回復への行動の一歩としてはいい選択なのでは
ゲーム脳になるから30以上してはダメとかTVで特任教授が言ってたな