この画像を大きなサイズで見る家の中にクモ(蜘蛛)の巣を発見すれば、たいていの家庭では取り除くだろう。だが、ほとんどのクモは家の害虫を捕食してくれる益虫だ。
ウクライナではクモは幸運の象徴と言われており、ホリデーシーズンになると、クモの巣を取り除かないという習慣があるそうだ。また、クリスマスツリーにクモの巣のオーナメントを飾る習慣もある。
クモは新年に幸運をもたらすと考えられているのだそうで、その由来は「クリスマスのスパイダー」という心温まる伝説に由来する。
ウクライナに伝わる心温まる伝説「クリスマスのスパイダー」
東欧、特にウクライナではクリスマスツリーにクモ(蜘蛛)やクモの巣のオーナメントを飾る習慣が根付いている。
クモの巣の色は金や銀などさまざまで、宝石をちりばめたものもあれば、地味なものもある。
これらの芸術的なクモの巣の装飾は、ハロウィーンの飾りを再利用したものではなく、19世紀後半から20世紀初頭にかけて始まったクリスマスのクモにまつわる伝統の物語に由来したものだ。
この画像を大きなサイズで見るいくつかバージョンがあるのだが物語の概要はこんな感じだ。
昔々、貧しいながらも働き者の未亡人と子供たちが狭い小屋に住んでいた。
未亡人は、クモやクモの巣に危害を与えないように常に気をくばるほど心優しい女性だったという。
ある日、小屋の近くで松ぼっくりが落ちて根付いた。子どもたちはクリスマスにツリーができることに胸を躍らせ、一生懸命苗木の世話をした。
クリスマスが近づき、木も成長したが、貧しい一家にはその木に飾りつけをするオーナメントを買う余裕がなかった。
子供たちは、何の装飾もできなかったツリーを悲しそうに眺め、泣きながらクリスマスイブの夜を過ごした。
すると小屋にいたクモが子供たちの悲しむ声を聞き、一晩中クリスマスツリーにクモの巣を張り続けた。
クリスマスを迎えた翌日、目を覚ました子供たちは驚いて大きな声をあげた。
「すごい!すごいよ、お母さん!なんてきれいなんだ!!」
クモの巣は太陽の光を浴びてキラキラと輝き、さらに奇跡が起きた。太陽の光がクモの糸に触れると、本物の金や銀に変わったのだ。
瞬く間にクモの巣が財宝となったことで、未亡人とその子供たちは2度と貧しさで苦労することはなくなったという。
この画像を大きなサイズで見る今日まで語り継がれたクモの巣の贈り物の伝説
貧しい一家に起こった心温まる奇跡の物語は、やがて伝承となり語り継がれ、、東ヨーロッパ中に知られるようになった。
ウクライナや東ヨーロッパの他の地域で、クリスマスツリーにクモの巣をかける習慣は今日まで続いている。
特にウクライナの人々は、クリスマスの時期に家の中にいるクモを幸運の象徴と考えており、幸運を願ってクモやクモの巣の形をした飾り物をクリスマスツリーに飾るという。
もしクリスマスの時期に家の中でクモを見つけたら、ウクライナのクモの物語を少し思い出してみてほしい。あるいは日本の場合、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の方を思い出してもいいかもしれない。
References:The Ukrainian Tradition of Spider Webs and Christmas/ written by Scarlet / edited by parumo
追記(2023/12/09)誤字を訂正して再送します。














可愛いし素敵な目線だ…「貧しいこの家じゃせっかく飾った素ツリーですら一晩で蜘蛛の巣だらけ」ってネガティブに捉えないこともクリスマスの奇跡かもね
自分は寝室を散策していたハエトリグモ氏に、万一(今話題の)トコジラミが来たらよろしく頼むぞと声をかけておきました…ハエトリは好んで食べるそうなので。
…えっ生き血を吸ってカロリーupした虫を食べたいとか言うなよ
蝶は良いイメージついてるけど、家畜の目の水分を吸って結膜炎をはやらせる害虫。受粉もするけど
クモさんは多くの人間に嫌われてるけど益虫。クモさんを大事にしてくれる文化がある国は大好き
>太陽の光がにクモの糸に触れると、本物の金や銀に変わったのだ。
これは蛇足
金品を得ないほうが美しい物語になったのに
>>3
日本人の感覚ではない方がいいけど、海外は結果的に裕福になる物語が好きよね
>>12
舌切りすずめとか花さかじいさんとか昔話は割と大判小判ざっくざくやで
>>20
あ、そっか
昔の人の美学がそうなのか
現代人とはちょっとちがうね
>>22
昔の人は貧しさがいかに辛くて致命的か身をもって知ってるからね
貧しさが癒やされないと救われたことにはならないのよ
「貧しいままだけど、一時の素敵な体験ができたので、めでたしめでたしでしょ?」なんて話、
本当に貧しさを体感してる人間にとってはふざけんなって話でしかない
すでに貧しさから解放された多くの現代日本人にピンとこないのは仕方ないのかもしれないが
>>3 >>12
日本昔話も、こういう「親切だけど貧しい人」の話は
金銀財宝を得てメデタシのパターン多い気はするが。
イギリスでは服に蜘蛛がついているとお金が入るといわれる。
中国や日本では部屋で蜘蛛を見かけると、うれしいお客が来るなどこれも良いイメージ。
>>4
蜘蛛については諸説ある
朝の蜘蛛は吉兆の証、夜の蜘蛛は不吉の兆し(よくも→夜蜘蛛)とか
女郎蜘蛛伝説から来ているって説もあるね
>>8
朝の蜘蛛は親の仇でも逃がせ、夜の蜘蛛は親でも殺せ。
親友から聞いた諺です。
半信半疑だったけど、初めて聞く同種のお話をありがとうございました。
>>21
それ聞くたびに思うんだけど、我が家の夜現れる蜘蛛は絶対朝いたやつなんだよね
こういう時みなさんどうしてるんだろ
>>23
単純に、これから寝静まる時間帯に家の中で蜘蛛がいたら
柱や天井に巣を張られて 翌朝廊下を通るとき顔に引っ掛ったり
掃除がウザくて面倒だけど、
人間がウロチョロしだす日中なら 放っといても
(昔は網戸もなく縁側開けっぱなしだし)そのうち外へ行くだろ、
ぐらいの生活の知恵かと思った。
>>23
朝出る蜘蛛は悪いものを退治するために居残りしてた蜘蛛
昼出る蜘蛛は仕事してる蜘蛛
夜出る蜘蛛はこれから眠りを護る蜘蛛
と習ったので、基本うちの近隣は蜘蛛殺さんひとが多い。新しく来た人達はわからないけど。害虫を食べてくれるから手を出すなって意味みたい
蜘蛛は益虫(正確には蜘蛛は昆虫じゃない)だけどダニ(幼齢&ハエトリ君)からゴキブリ(代表アシダカグモ(こいつも帰化なんだけどな))に至るまで色々な害虫を捕食してくれるからな なので※25の言うように蜘蛛は殺さない派です。
ただしクロガケジグモ お前はダメだ。
無用な所に下手くそな巣を張るくせに。オニ蜘蛛君みたいに張った巣を片付けて見習え(笑
>>8
夜の蜘蛛は良くも来た、で殺さないってバージョンもあるぜよ
×「一生懸命」→○「一所懸命」
×「太陽の光がにクモの糸に触れると、」→○「太陽の光がクモの糸に触れると、」
×「やがで伝承となり語り継がれ、」→○「やがて伝承となり語り継がれ、」
初めて知ったお話だわ有難う(*’ω’*)
日本で流行れば雪の結晶のオーナメントを蜘蛛の巣のオーナメントに転用できる商売もあり得るw
人と生き物の恩返しの流れが無くて
運よく恵まれるだけなのが西洋昔話に多い共通点
>>9
そういう昔話が多いからこそ見返りなく他人に親切にできる人も多いんだよ
クモって特に欧州で嫌われてるイメージ有ったからこんな民話残ってるなんて驚いたわ
誰が悪役に仕立てたのか知らないけど地域に残る伝統の方が人に取って有益な物が多いもね
>>10
欧州は知らないけど特に嫌ってるのはアメリカじゃないかな
南部の方には家に侵入してくる毒蜘蛛がいるし蜘蛛見たら即●せレベル
蜘蛛は益虫って昔からなんとなく皆わかって守ろうとする文化が世界各地にあったんだね
我が家も昔から蜘蛛は大事にしてるし殺さない
そしてスパイダーマンが大好き
さて、蜘蛛の巣のオーナメントを探しに行こうかな
「クリスマスを守る男!スパイダーマッ!!」
私も、幻影旅団を思い出して、ニヤついてます。
日本ではアシダカグモが家に来ると、ゴキブリが居るサインっていうもんね。
自分の部屋に出たときは、ここにゴキブリ居るの?!って震えるし。
なんとか頑張ってゴキブリを全滅させてくださいと、アシダカグモに祈るばかり…
子供達の悲しむ声を聞いた心優しい蜘蛛が、せめて自分の糸で飾り付けようと糸を張り続ける…なんて良い話だろう。きっと金銀に変わったのは神様からのクリスマスプレゼントに違いないな。
サムネのオーナメントが欲しい♡♡