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人間の言葉を覚えた鳥は、仲間の鳥にその言葉を教えることが判明

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(著)

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 人間の言葉を覚え、それを真似することができる鳥と言えば、オウムやインコ、九官鳥などが思い浮かぶだろう。だが彼らは人間の言葉を覚えるだけじゃなかった。

 人間の言葉を覚えた鳥は、その言葉を真似して鳴くだけじゃなく、仲間にその鳴き方を教えるという。教わった鳥はその言葉を習得し他の仲間へと伝えていく。

 例えば人間の言葉を覚えていたペットの鳥が逃げ出した場合、ペットの言葉は自然で暮らす仲間たちに伝搬し、森の中から「ピーコちゃんおはよう」の声が一斉に聞こえてくるなんてことがあるのだ。

誰もいない森の中から人間の声が

 オーストラリア博物館に勤務する博物学研究者マーティン・ロビンソン氏によると「誰もいないはずの森の中から人間の声が聞こえてくる」という報告が博物館に数多く寄せられているという。

 だが安心して欲しい。幽霊話ではない。

 実はこれ、元々誰かにペットとして飼われ、人間の言葉を覚えた鳥が、逃げ出したり迷子になって森に入った結果、仲間たちにその言葉を教え、複数の鳥が人間の言葉を話すようになったためだ。

 森の中で人の声を耳にしたという人の話によると「こんにちは、ピーコちゃん」、「おはよう、ピーコちゃん」などの言葉が多いそうだが、中にはとても口にするのは恥ずかしい汚い言葉を投げかけられた人もいるという。

 誰もいないはずの森の中で薄汚い言葉でののしられたら、そりゃもうびっくりするに違いないだろう。

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photo by Pixabay

人間の言葉は鳥から鳥へ伝搬していく

 人間の言葉を覚えた鳥はその言葉を仲間に教え、仲間はその言葉を習得し、同じように鳴くようになる。

 一度覚えた人間の言葉は、親鳥から子鳥に伝えられることもあり、何代にもわたって受け継がれていくこともあるという。

コトドリは昔使用されていた機器のモノマネを伝えている

 この現象は何も人間の言葉に限ったことではない。

 オーストラリア南部には、今は使われることのない斧やボックスカメラの音をまねるコトドリがいるそうだ。

 この音を聞いて真似をしていたコトドリが、その鳴き方を伝え、それが子孫代々受け継がれているのだ。

伝言ゲームと同じように徐々に言葉が変わっていく

 ただし、人から離れたオウムたちは次第に人間の言葉を忘れていくため、最初に伝えられた言葉は徐々に崩れていき変化していくという。

 これに対し、人に接する機会の多いシドニーなどの大都会では、逆により正確に人間の言葉をまねるようになっていくとのこと。

 言葉の意味まで完全に把握しているのかどうかはわからないが、オーストラリアでは人がいなくても話しかけられることもあるわけで、それは心霊現象でもなんでもなく、鳥の仕業を思っておけば、何も怖いことはないかもしれないね。

追記:(2023/10/08)記事内のココドリをコトドリに訂正して再送します。

References:Birds of a feather talk together – Australian Geographic / written by parumo

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この記事へのコメント 30件

コメントを書く

  1. 動画1:30からのシャッター音、自動巻き上げ、チェーンソーすごい
    どうやって音出してるの

    • +16
  2. オウムって教えるつもりはなくてもいつも口にする言葉ならいつの間にか覚えちゃうらしいので下手なこと言えないなあ

    • +12
    1. ≫2
      ほんとそれ。
      ウチのも覚えて欲しい言葉はちっとも覚えず、うっかり呟いたNGワードは嬉々として連発する。
      すっかり禁句インコだよ。

      • +3
      1. >>5
        近所の店の九官鳥も行くたびに「おかえり‼︎」とおじさん声で鳴く、なんか「帰れ」と言われている気がする。

        • +6
  3. ペットのオウムが逃げて悲しんでいて、でも森に行ったら「ピーコちゃん、おはよう」とか言うオウムがたくさんいたら、群れの中で元気に暮らしてるんだ!と感動しちゃうかも

    • +16
  4. 田舎暮らしの叔母が、飼ってたキバタン?が逃げてしまい、野生で生きていけまいと諦めていたら、普通にカー、カー鳴きながらカラスと一緒に暮らしててびっくりした、とゆうてたな。

    • +16
  5. カラスの鳴き声バリエーションが増えてるのは毎年感じてる
    犬の真似みたいな声なんかは使用頻度に地域差あるよ
    人の言葉もその内の一つなのかな

    • +8
    1. >>9
      昨日おっさんのように「カッハッハッハッ!」と鳴くカラスに遭遇したばかりだ
      インパクトすごかった

      • +7
    2. >>9
      話題になった「ヨン!」と鳴く犬を真似るカラスもいますか?

      • 評価
  6. 酒ウマーとかドレッシング甘いなというグチならいいが
    足くっせーとかケツかいーのというおっさんギャグをいう
    鳥の住む森は行きたくないな

    • +2
  7. 「愚かな人間どもよ…立ち去れ…」とか教えて放流してみたい

    • +7
  8. 早口言葉を教えるんですな 鳥はかみますな 教えるヤツ皆かみかみですな

    • 評価
  9. 森の中から「ピーコちゃんおはよう」の声が一斉に聞こえ・・・・ホラ~ 

    • +7
  10. 人間が反応するのが面白いから汚い言葉を覚えがち

    • +8
  11. タンタンの冒険のレッド・ラッカムの宝だったかな。海賊レッド・ラッカムが隠した財宝があるという無人島に上陸したタンタン達を待っていたのは海賊レッド・ラッカムから浴びせられた暴言を脈々と受け継ぎ口汚く罵るオウムの群れだったのを思い出した。

    • +7
  12. 言葉を覚えるのは有利に働く(敵ではないと思わせる、人なら笑う)

    • +4
  13. 途中で送ってしまった

    鳴き真似が有利なら仲間に覚えても貰うのもそうだし、仲間が競って覚えるのもそう(種あるいは群れとして有利)
    そして直接教えるというより遊びで覚える
    新しい技を見せる(聞かせる)と仲間達がそれを遊ぶ

    人でも口笛やヨーヨーや竹蜻蛉で似たことをする
    影踏み、籠目、花一文目などでも同じ
    遊びで学習、身体の使い方、手先の器用さ、集団での行動と協調(出し抜き方も)を覚えるし、群れの中の地位もそう

    • +5
  14. 森の中から「助けてー」の声が一斉にあちこちから聞こえてきたら
    それはそれでかなりの恐怖かもしれませんね😱

    • +8
  15. 誰もいない森の中から輪唱してたら凄い 「静かな湖畔の 森の影っから~♪・・」

    • +3
  16. 動物園なんかのインコさんも携帯の呼び出し音再現してたりして
    最初聞いた時は混乱したわ

    • +5
  17. >誰もいないはずの森の中で薄汚い言葉でののしられたら、そりゃもうびっくりするに違いないだろう。

    どっちかって言うと、「口汚い」かな。

    • 評価
    1. >>28
      そこは空気を読んで脳内変換でスルーしてどうぞ

      • +1
      1. >>29
        横ですが
        ネットだと子供や不特定多数の人が閲覧していて難ありや間違った表現でもあっちう間に記事のオウムよろしく伝播したりします
        なので気軽な訂正もまた
        ネットならではってことで 良いのでは

        • 評価
  18. 山の怪談で誰もいないはずの山で木を切る音が聞こえるとか人間が集団で話す声が聞こえるとか天狗の仕業にされてるが案外逃げたオウム達なのかもしれん

    • +8
  19. 人類が滅んでも言語文化は奇妙な形で存続する可能性がある

    • +3
  20. ウロコインコを二十数年飼っているんですけど、昨年亡くなった初代の子のお喋りの「ろいちゃん(自分の名前)、おいで」を、他の子たちが受け継いでみんな喋るようになったんです
    意味は解ってないだろうけど、インコ同士の挨拶みたいに日々普通に使われている
    しかも、年々崩れてきて、いまでは「ぃちゃいで」みたいになってきてる

    • +3
  21. 我が家のセキセイも先住鳥のオカメインコの真似をする。
    オカメはあまり言葉を喋るのが得意ではないから
    オカメ訛りの日本語をセキセイが真似して喋ってる。
    その姿はまるで日本人教師に英語を教わった日本語訛りの英語の様だと思った。

    • 評価

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