メインコンテンツにスキップ

ワニの恩返し?インドにて、自分を助けてくれた漁師のそばを離れなくなったワニ「川をきれいにする」運動のきっかけとなる

記事の本文にスキップ

25件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 インドのアーンドラプラデシュ州にある小さな村に、1人の漁師が住んでいた。彼は毎日魚を釣っては市場で売り、稼いだお金で息子を学校にやっていた。息子には漁師ではなく、もっと別の未来の選択肢を与えたかったからだ。

 そんなある日、漁に出た彼の前に、1匹のワニが姿を現した…。

Mann Rettete ein Krokodil vor dem Sterben. Jahre spater geschah das Unerwartete.

 インド亜大陸の東海岸から内陸に向かって流れるゴーダバリー川。その岸辺にマントゥルという小さな村がある。ここで漁師をして生計を立てているアンボさんは、ある朝、日の上る前に川へと漁に出た。

 朝日がようやく上って来たころ、アンボさんはボートのそばに何か大きな生き物がいるのに気がついた。ワニだ!

この画像を大きなサイズで見る

 アンボさんの小さなボートは、ワニに体当たりされたらひとたまりもない。アンボさんの顔に緊張が走ったが、ワニは襲って来る様子はなく、それどころか、静かにボートに寄って来たんだ。

 よく見るとワニの口にはビニール袋が絡みついている。もしかして、これを取ってほしいのかな? アンボさんは釣り竿を駆使して、なんとかビニール袋を取り去ることに成功した。

この画像を大きなサイズで見る

 ワニはまだ年若い子供のようで、なんと村に帰るアンボさんの後についてきたんだ。その様子を見たアンボさんの奥さんはパニックになったが、ワニは魚をもらうなどして大人しく村で過ごして行った。

この画像を大きなサイズで見る

 それから3年後。ワニのことなど忘れかけていたアンボさんが、息子を連れて釣りに出かけていた間に、村にワニが戻って来た。どうやらアンボさんを探しているらしい?

 翌日村に帰ったアンボさんは、それが間違いなくあの時助けてやったワニだと確信した。あの時はまだ小さかったワニも、すっかり成長して一人前に。アンボさんはこのワニに「リスカ」という名前をつけてやったんだ。

この画像を大きなサイズで見る

 リスカはその日以来ずっと村に住み着いて、アンボさんやその家族、村人たちから魚をもらったりして暮らしていた。一時期数か月ほど姿を見せなかったことはあったものの、やはりまた村へ帰って来ては、今も気ままな生活を続けているそうだ。

この画像を大きなサイズで見る

 この奇跡のようなストーリーは口コミで広がり、本やドキュメンタリーが作られ、現地の教科書でも紹介されるようになった。

 現在アンボさんと息子のボディくんは、川をきれいにする運動に取り組んでいて、村人たちと協力して川に捨てられたビニール袋を拾う活動をしているそうだ。ボディくんは「きれいな世界をつくる」ために、いっぱい勉強して政治家になりたいと考えているみたいだよ。

written by ruichan

※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 25件

コメントを書く

  1. 爬虫類って代謝低くて一度たくさん食うとしばらく食わなかったりするし、ワニも大暴れして危険冒しながらでかい獲物捕食するより少量の餌を定期的にノンビリと貰えるとわかってるのら積極的捕食行動にはでなくなるのかもな

    • +25
  2. いい話だけどいつでも人間を噛み殺せる動物と仲良くなるのはお互いに最悪の結果になりかねない。こういうのは手放しで喜べないな

    • +21
    1. >>2
      長年育てたクマに噛み殺された人おったよな

      • 評価
  3. 恩返し系の昔話の異国バージョンって感じですね。

    • +10
    1. >>4
      これ系のネタを見るたびに石油漏洩でオイル塗れになった水鳥をボランティアでキレイにする活動をしてた獣医のインタビュー動画での言葉を思い出す。
      「こうした活動は人間からの一方的行為であって感謝とか恩返しとかそういったものは絶対ないしありえない」

      • +3
  4. アンボさんやさしいけど受け入れた村人もやさしい

    • +25
  5. なんかこいつの縄張り行ったらただで飯くれるわ位な感じだろ

    • -7
    1. >>6
      それってこのワニに襲われるわけでもワニの方が退治されるわけでもないんだし、誰も困らないWIN-WINな関係じゃ?

      • +14
    2. >>6
      そういう状態がいわゆる「懐いた」って状態なんじゃねぇの

      • 評価
  6. 爬虫類は懐かないけど慣れるらしいしエサくれる仲間みたいに思ってるんだろう

    • +8
  7. ドライなコメントが多いけど、確かにそうだよなって思う
    何かあったら心配
    ワニだけじゃなくてアンボさんも非難されてしまうかもしれない

    • +10
  8. インドならまぁそういうこともあるんだろうな・・・と思わせてくる不思議の国

    • +8
  9. ワニも自分にしてもらった事を忘れないんだね
    いい話だ

    • +7
    1. >>12
      鰐女房だな
      確か日本にも…(鮫のほうだけど)

      • 評価
  10. ワニは爬虫類の中では珍しく子育てするし他ワニの子供でも襲われてたら助けるような社会性も多少あるんじゃなかったか
    他の爬虫類とはちょっと違うみたいだから少し懐いたとしても不思議ではないね

    • +15
  11. 動画の直訳にくすり……アンボさんが安房さんに。。
    でもなんかほのぼのするなぁ(^<^)

    • 評価
  12. 「あの時助けていただいたワニです」

    • 評価
  13. 爬虫類好きからするとほんと衝撃的だけど
    ワニは子育てするし群れるからありうるのかなぁとも思う
    本来は飼育員だろうが隙あらば食おうとするぐらい餌付かない動物だから野生でこれは相当すごいよ

    • +6
  14. インドって
    死体を川に流す水葬が主流で
    人口の多い地域の川は死体だらけで
    あちこちにプカプカしてるそうな
    一応火葬してから骨を川に流すのが正式らしいけど
    宗教的理由やカーストで
    計画が進み辛そうだけど頑張れ

    • +2
  15. 人間も動物も環境によって獰猛になったり、友情を育み良好な関係を構築することができることがわかる。

    熊に食い殺された人は恐らく動物を下に見ていたのだろう。檻から出した途端それだから。動物と真に友情を育む事が出来る人は檻なんて必要ない。

    • -1
    1. >>29
      さすがに食い殺された人に失礼すぎない?

      • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。