この画像を大きなサイズで見るハクトウワシは一夫一妻制で夫婦共同で子育てをすることで知られているが、時にこんなケースもあるようだ。
アメリカ、ミズーリ州にある「ワールド・バード・サンクチュアリー」という野鳥保護施設にいる、ハクトウワシのオス、マーフィーは石を卵だと勘違いして必死に温めているというのだ。
マーフィーは2007年に保護されたが、片目を失明していることから、自然界では生きていけないと判断され、施設で暮らすことになった。
すると今年1月にマーフィーは突然地面に巣作りをはじめ、どこからか石をひろい、巣の中に入れ、石を温め始めたという。
ハクトウワシのオス、突然地面に巣作りをし石をあたためはじめる
2007年、ハクトウワシのオス、マーフィーは保護された時に、右目が失明していることがわかった。
このままでは野生で生きていくことはできないと判断され、ミズーリ州の「ワールド・バード・サンクチュアリー」という野鳥保護施設で暮らすこととなった。
ハクトウワシは夫婦の絆が強く、同じ相手と一生ツガイで暮らす鳥の仲間だ。巣作りや卵を温めることはもちろん、子育てまでのすべてを協力する。
この施設にハクトウワシは4羽いるが、マーフィーはほかの仲間に全く興味をしめすことはなかった。つまりカップルにはなっていない。
にもかかわらず、今年の1月になって、マーフィーは突然地面にシンプルな巣を作りを始めた。マーフィーは巣の中の棒を並べ替えたり、他のワシが近づくと鳴きながら追い払う。
そしてなんと、巣に入れたものはどこからか拾ってきた石だったのだ。
マーフィーは父親としての情熱を持っているようだ、彼は巣の中の石を自分の卵だと思って温めている。この行動は、施設のスタッフや訪れた人々を驚かせた。
マーフィーは、石に対して並々ならぬ愛情を注いでおり、時々、くちばしでつついたり、ひっくり返したりしてながら、毎日一生懸命温めている。
彼は巣から離れるこはほとんどない。食事や水分補給も最小限にしている。
片目のマーフィーの保護本能によるもの
マーフィーの奇妙なこの行動は、ホルモンによるものだと考えられている。春になると、ハクトウワシは繁殖期に入り、メスは卵を産む準備を始める。この時期にはオスもメスも保護本能が働くことがあるという。
「彼は卵を産むことができないので、代わりに石を温めています」とスタッフは言う。「彼は自分が父親であることを表現したいのです」
マーフィーの行動は、人間から見れば奇妙かもしれないが、彼なりの幸せなのだろう。ハクトウワシの卵が孵化するのに 通常は35 日かかるそうだから、マーフィーはまだまだ石をあたため続けることだろう。
通常、ハクトウワシはメスとオスで交代しながら卵を温めるが、どちらかというとオスは餌や巣材を運んだり見張り役をすることに力を入れる。しかし、マーフィーはオスでありながら卵を温めることに情熱を注いでいる。
これは彼が右目が見えないために狩りが苦手であることや、メスが卵を産まなかったことなどが影響している可能性があるという。
また、マーフィーは人間に育てられたために野生本能に欠けることも関係しているかもしれない。
ハクトウワシの寿命は30年ほどと言われているが、人間に育てられた場合はもっと長生きすることがある。マーフィーは歳だが、まだまだ元気に石を温め続けるだろう。
追記:(2023/04/03)本文を一部訂正して再送します。
References:World Bird Sanctuar / Bald eagle at Missouri sanctuary is incubating a rock. ‘We wish him the best of luck’ / written by parumo
















ロック鳥ということか
西遊記に出てくる孫悟空なら誕生するけど、この石の
あった地域から可能性は低い
うーん何か石から生まれる生物を拾ってればいいんだけどな
鳥飼ってる人だとおなじみの行動よね
おもちゃなんかを卵に見立ててあたためる
メスに興味が無いとなるとこの情熱を繁殖に使うのは難しいか。
ちょっと寂しくも見えてしまうけど
本人が幸せならそれでいいのかもしれない。
>>5
メスに興味が無いというより、既に番しかいなかったから手が出せなかっただけじゃないかな。
父親になりたかった願望が起こした行動かな
インコ飼ってると産卵数コントロールのために擬卵を入れるから
本物の卵でなくても抱くというのはわかるけど
インコのように孵化日数を過ぎたら興味なくすのだろうか
地面に作ったの?!ま、まあいっかゴッコ遊びだし。。。
パモたん、ラスト「岩を温める」になってるよー。(重箱)
野生でも、卵が孵らないとわかった後も、諦めきれなくて1,2週間はあっため続けるんだよね…
ハクトウワシの健気さほんとに好き。
チコちゃんで、鳥が卵を抱くのは熱い体を冷やすためって言ってた
小学生の体育の時間、校庭で凄い
真ん丸な小石拾った。ポケットに
いれて終了後に水道で洗ったら、
誰かが吐き出した舐めかけの飴玉だった、、
いい奴なんやろうな
夢の中でメスと番ってこの気になったんかな
ラムネのボトルを抱卵する雄オウムもいるし、特別驚きはしない。
なおそのオウムは放卵に飽きてくるとそのボトルで遊んだりしてた。
人類には計り知れないけど多分、お腹の下にある程度の大きさのものを安置すると落ち着くとかじゃないかな。
悲しい
>>17
涙拭けよ ( ´ ω ` ) つ□ ハンカチ
正常に番になれたら良い父鳥になれたんだろうに、
なんか切ない。
本人がどう感じてるかわからんけど人間から見たら少し切ないぞ
しかしこの先パートナーになれる新メンバーが来たりするかもしれない
この鳥の未来に幸あれ
お嫁さんを紹介してあげてください
これ石を取り除くのは駄目なんだろうか?
ほのぼのにも見えるけど勘違いでほぼ断食状態は可哀そうでもある気がする
皇帝ペンギンとか、そういう事をするって話だね。
何らかの理由で自らの卵を失ったペンギンが、適当なサイズの石や
空き缶、もう凍っちゃって孵らない腐った卵なんかを抱いて安心してる、
そんな光景が見られるんだとか。
どうやら孤児の雛がたまたま出てきたらしく、マーフィーはめでたく義理の親になったそう
攻撃しないか心配されたけど雛を育てようとしてて、石はもう興味の外のよう