この画像を大きなサイズで見る16世紀から17世紀にかけて作られ、その後何世紀も使われてきた驚きの材料を使った絵の具(顔料)がある。
「マミーブラウン」のマミーとは”Mummy”、すなわちミイラのことで、エジプトの人間や猫のミイラをすりつぶして粉末にしたものが原料となっている。
冒頭にあるウジェーヌ・ドラクロワ作のかの有名な「民衆を導く自由の女神」など、いくつかの有名な芸術作品は、このマミーブラウンを使って描かれているという。
人間や猫のミイラをすりつぶして作られた顔料「マミーブラウン」
世にも不気味なこの顔料は、エジプトから輸入された猫や人などのミイラを粉末にすりつぶして作られた。
この粉末は一部医薬品にも使われたが、さまざまな用途に使える便利な顔料として、芸術の世界でも重宝された。
マミーブラウンが、絵を描く道具として画家たち愛用されるようになったのは、16世紀にさかのぼる。
フロリダ州立大学の美術史科によると、アスファルト質で濃い茶色したマミーブラウンは、油彩でも水彩でも、その透明感で陰影や肌色、艶を表現することができるとして、重宝されたのだという。
この画像を大きなサイズで見るマミーブラウンの原料を知らなかった画家たち
19世紀まで、ラファエロ前派の芸術家たちによって使われていたが、誰のどの作品に使われたかを正確に特定するのは難しい。
ウジェーヌ・ドラクロワ、エドワード・バーン=ジョーンズ、ウィリアム・ビーチーは皆、このミイラブラウンを購入していたことが知られている。
この画像を大きなサイズで見るラファエル前派の画家たちが、マミーブラウンの成分についてどこまで正確に知っていたかは、さまざまな議論がある。
だが、その由来が知れわたるにつれ、彼らはその使用を控えるようになったようだ。
イギリスの美術家、エドワード・バーン=ジョーンズは、マミーブラウンの由来を知ると、大変に嘆き苦しみ、残っていた顔料を儀式にのっとって丁重に庭に”埋葬”したという。
バーン=ジョーンズは、真昼間にマミーブラウンのチューブを手に持って急に現れ、”この絵の具がファラオの遺体からできていることを知ったので、それにふさわしい埋葬儀式をしなくてはならない”と宣言したのです
彼の甥で作家のラドヤード・キプリングは、その儀式について語った。
私たちは外に出て、その手助けをしました。ミツライム(エジプトのこと)やメンフィスの儀式作法に従って、そのチューブが埋葬された場所の1フィート以内で鍬を振るうことができたはずだと、今日まで信じています
この画像を大きなサイズで見る20世紀にはほぼ使用されなくなる
この顔料の由来に対する嫌悪感と、供給量の減少により、伝統的な製法のマミーブラウンは20世紀になる頃にはほとんど使われなくなった。
人間の遺体が売り買いされるような不謹慎なことがなくなり、ミイラが出回らなくなったということで、いいことだったのかもしれない。
歴史において、人間のミイラは、食べ物、室内ゲームなどにも使われていた。添い寝のお供として、ベッドにまで持ち込まれたケースもあったようだ。
こうしたことを考えると急に、絵の具として使われたのはそれほど悪いことではなかったような気もしてくる。
現在「マミーブラウン」という名の顔料はあるが、もちろん、その成分はミイラではない。
References:”Mummy Brown” Paint Used Ground Up Human Remains To Make Art | IFLScience / written by konohazuku / edited by / parumo














はえーすっごい…じゃなくて怖い!
自分が絵描きさんやったら泣いてちびるわ!
これがイギリスや欧州諸国の隠したい過去であり
彼らが何故人権先進国家などを名乗り、アジア諸国を正す存在かのようにいるかが分かる
奴隷売買や盗掘強奪、先祖の罪を隠すためにすぎない
>>2
奴隷売買って要するにその国内で奴隷売買があって、白人がそれを輸入したって話なんだけどね
買う側を悪というなら売る側はどうなんだい?
>>27
2はイギリス、欧州人の歴史との向き合い方について書いてるだけで売る側の話関係なくね?
>>27
他に輸出品もなく森林伐採して売ってる途上国民がいたとして、
それを使い捨て紙製品なんかで先進国がバンバン買い上げ
次の仕入れのための伐採量も指示してたりしたら、
「売る奴がいるから買ってるだけで、
自然破壊は俺らのせいじゃねぇ」で通ると思うか?って話では。
>>2
こういう事実を調べて公表してるのは当の欧米諸国の研究者や歴史家なんだが。
それがどうして「隠したい過去」なんて話になるのか?
こういう自分たちの過去があるからこそ、同じ過ちを繰り返さないために人権を守ることが重視されてるんだろ?
過去を隠すどころか、過去と真剣に向き合った結果に他ならない。
あなたの書き込みからは欧米コンプと反省思考の欠如しか読み取れない、非常に醜悪。
>>29
久しぶりに世で珍しくまともなコメントだと思った
>>29
その割には、欧米諸国は略奪品を美術館か博物館に飾ったまんまだな。
ミイラの語源になったミルラの香の匂いがしたのかね?
タンパク質由来のブラウンっすか
最初に開発した人誰よ…知らずに使ってた画家が不憫だ
民衆を導く自由の女神って胸さらけ出してる方に目が行くけど 下の下半身さらけ出してる男なんでズボン履いてないん?ってなる・・
>>5
ぷりけつ大往生
>>5
・日本の合戦絵巻にもよくあるけど、
火事場泥棒で死体から追い剥ぎ。
(産業革命の機械化以前は、お古の服でもそれなりに貴重品)
・斃れているのは主に王家側の兵士だから、
憎しみまぎれに民衆に剥かれた。
・砲撃で吹っ飛んだ死体だと、
現代のバイク事故なんかでも ちょくちょく有るけど
地面にズザザァ――ッ!!と擦れて 尻丸出しにすっぽ脱げる。
・とにかく戦いの激烈さを表現するために、
死体の着衣をこれでもかと荒れた状態で描写。
あたりの諸説を見たことがある。
ミイラを添い寝のお供ってのがいちばんありえないだろ
顔料はまだありかなあ
薬として飲んでた位だから、それにくらべたら…w
>>6
悪霊を追い払う抱き枕的な存在だったんかな
きもー
>>23
医学が未発達で病気の治療法が「祈祷」か「瀉血」だった時代のヨーロッパでは、高貴な人(王様、聖職者など)の体や聖人の遺骸に触れると治るという迷信があった
だから聖人のミイラを用意できる身分の人は添い寝することがあったそうな
要するに日本画に使うニカワみたいなもんか
>>7
膠の原料に人の遺体使ってるように聞こえちゃうな
タンパク質由来の顔料とか変色しそうだけどどうなのかな。てかなんでミイラを絵の具にしようと思ったのか。
>>9
薬の原料用として粉末にしている途中
(これイイ感じの茶色の絵具になるんじゃね?)と思い付いたのかな…
うーん、それをふまえて観ると名画もおどろおどろしいものに見えるような気もするな
江戸時代にゃぁ木乃伊を輸入して
薬にして飲んでたウチらからしたら大したコタぁない
ミイラと知ってて顔料に加工なんてしたやつはバチがあたればいいと思う
よくも弔われた亡骸にそんなことできたな
漢方薬にしてた話は聞いてたが絵の具は初めて聞いた
悪くないわけないな
まぁ江戸時代はミイラを漢方薬として重宝していたと言うし‥‥
限りある資源の有効利用で良い…いや流石に無理があるか
>>17
遠い未来に自分の肉体が博物館で沢山の人の目に晒されるより
自然の中に溶けて行くか絵具の材料でも有効利用された方がいいと思ったよ。
ちゃんと弔った後なら有効活用だし全然ありだと思った。虫をコロコロして作った顔料もあるし、人や猫だからダメってのも都合いいなぁって。
絵の具の顔料は鉱物や炭など、放置しても色が変わりにくいものが望ましい。
ろくに耐候性のテストもしていない、発明されたばかりの色鮮やかな顔料を使って描いた絵が、わずか数十年でもとの筆致もわからないほど変色してしまった、という話もよく聞く。
その意味において、遺跡の中で数千年放置され、化学反応が限界まで進んだ生薬と動物組織の塊は、用途にふさわしかったのかもしれない……倫理的な問題を投げ捨てれば。
顔写真バーン「私で作りました」
>>21
焼肉屋「牛さんの写真とプロフィールつけたろ」的なやつ
俺はそんなに悪くないなーと思った
形を変えて名画の一部として後世に残るなんて素敵じゃないか
人として死に、ミイラとして眠り、芸術として蘇ったんだ。素晴らしい
ライカンブラックとか
サダコホワイトとか
あったら楽しい
>>24
どんな色で、何が使われているのか?を
考えちゃいけない気がしますけどね💧
その透明感で陰影や肌色、艶を表現することができるっていうのが元は感想した皮膚だったことに生々しい実感を与えてくれる
姿を保つ為埋葬に樹脂が使われてたからそのまま燃やしながら走る汽車や暖炉の燃料にしたり地獄みたいな扱いが有った話思い出した。
弔いしたんだしオッケーってコメントあるけどちょっと違うと思う。あっちでは復活を祈ってミイラ化させる訳じゃん。また空の下で遊ぼうね、美味しいもの食べようね、どうにかお金工面して体保存してもらったから心配しないでね、それまでちょっとだけおやすみだよ、また会えるからね…っていう切実な愛情がたやすく想像できるじゃん。それをさぁ…。エドワードさんがものすごくショック受けた気持ちわかるわ、かける言葉が見つからないくらい可哀想