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ニューヨークで爆音車の取り締まりに騒音計を設置。罰金は10万~34万

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(著) (編集)

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 アメリカでは、速度違反同様、騒音違反もオービス的なカメラ付き検知装置で一括管理の時代になるのかもしれない。迷惑な爆音を出す改造車やバイクもすぐ特定。違反切符も即時発行できちゃうそうだ。

 全米一騒音の苦情が絶えないアメリカのニューヨーク市が新たな取り締まりシステムの導入を発表した。

 現地で話題のそのシステムは、交通カメラに騒音計を搭載し、現在のスピード違反と同じように「騒音違反」のドライバーを検挙するもの。

 うるさい音を出した車両の主はおよそ10万円、無視した者は34万円相当の罰金が課されるそうだ。

ニューヨーク市でスピード違反と同様の「騒音違反」システム

 アメリカで交通カメラつきの信号は珍しくない。しかし今回ニューヨーク市が採用したのは不快な音を出すドライバーを特定し、スピード違反と同様に違反切符を切る「騒音違反」システムだ。

 交通カメラに騒音測定機能を加えることで、従来の取り締まりと同様に違反車のナンバープレートを記録する。

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 その違反には罰金もあり、車の所有者は最初の騒音違反で800ドル(およそ10万円)。また交通裁判所の審理を3回無視すると2,625ドル(34万円)の罰金が課される。

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高速道路が騒音や病の元凶?市長も苦情の騒音公害

違法の改造マフラーやテールパイプから恐ろしく大きな音を出す車は最近ますます問題になっている

 そう語るのは不快な騒音を減らす装置を歓迎するニューヨーク市議会議員のボッチャー氏だ。

 エリック・アダムス市長も記者会見でこう語っていた。

高速道路が騒音や病の元凶になっている。外はクラクションやトラック、サイレンの音が絶えず聞こえる。騒音公害が眠りを妨げて慢性疾患のリスクを高める

全米一広範囲で細かいきまり?ニューヨーク市の騒音条例

 「眠らない街」として知られるニューヨーク市は、全米で最も多岐にわたる騒音条例を制定している。

 音をめぐる問題が日常茶飯事なため、削岩機や自動車に至るまで、さまざまな騒音源に対する許容レベルをおそろしく詳細に定めてるのだ。

 たとえば、10年ほど前にアダムス市長の前任者マイケル・ブルームバーグ前市長が発表した騒音規則はなんと45ページもあった。

 その中身は、アイスクリームの移動販売車が鳴らすチャイムの音に関するものや、飼い犬が一日に鳴き続ける時間は早朝なら5分、日中ならおよそ10分までなどうんざりするほど細かく定められている。

【参考】ニューヨーク市水道局より市内の過剰な騒音

Noise in NYC

警察も見逃せない騒音。SLEEP法で車の違法改造の罰金引き上げ

 実は今回の新システムも昨年春に施行されたばかりの州法に関わりがある。

 「Stop Loud and Excessive Exhaust Pollution Act(騒音および過度な排気ガスの公害防止法)」略してSLEEP法と呼ばれる州法で、車のマフラーや排気装置の違法改造への罰金が引き上げられたのだ。

 この流れで今まで深刻な事件にかかりっきりで騒音を放置してた警察も、それを見越して盛大に騒ぐ輩を見過ごすわけにはいかなくなった。

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 特定がやっかいな騒音違反者の検挙に役立つ新システムの試験が始まったのもその頃で、今までの約1年ですでに数十枚もの違反切符が違反者に発行された。

 なおこのシステムは英国に本拠を置く Intelligent Instruments Ltd が開発したもので、同社では米テネシー州ノックスビル郡の一部で独自試験も行っている。

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【参考】ニューヨーク市に設置済みのカメラと同じ。テネシー州ノックスビル郡で独自試験中のノイズカメラ

Here’s how noise cameras would work in the District | Verify

騒音の苦情が増えたのはコロナのロックダウンの影響

 ニューヨーク市の騒音の歴史は古く、警鐘を鳴らす動きは少なくとも1905年からある。

 当時のニューヨーク・タイムズ紙が「急速に広がる音の焚き火」と書くほどこの都市には昔から音があふれていたのだ。

 ただ、この都市で騒音への苦情がより増したのはコロナのロックダウンの影響といわれている。

 それは2020年春からの数カ月間だったが街中で絶え間なく轟いていた車の音が消え、人々は家に閉じこもった。

 閑散とした通りで響くのは救急車のサイレンか夜の違法な花火ぐらい。住民は耳を疑うほどの静けさを経験した。

 この時期に音のデータを収集したニューヨーク大学の騒音調査の主任研究員のフアン・パブロ・ベロ 氏は「とても不快な静けさだった」と語っている。

 一時は「眠らない街」の象徴でもある24時間運行の地下鉄まで停止したというからよほど静かだったに違いない。

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マフラーを改造した車やオートバイのせい?行き過ぎという声も

 雑多な音を意識する人が格段に増えたのはその頃からだ。

 パンデミックの最初の年に騒々しい隣人に対する苦情は、通常のほぼ2倍になり、マフラーを改造した車やオートバイのせいという苦情も多くなった。

 この傾向について、在宅を余儀なくされた人々が不安な環境に過敏になった、と分析する専門家もいる。

 一方でうるさい車を静かにさせようという努力は行き過ぎだとする住民もいる。

 自動車愛好家のフィリップ・フランクリンさん(30歳)は、騒音法に抗議するオンライン署名を開始した。

 その嘆願書には「私たちの大半は、騒音が日常生活の一部であるここニューヨークに住んでいる」とあり、音が出ない静かな車が不注意な歩行者を危険にさらすと主張。インタビューにもこう答えている。

騒がしい車を追っかけるより道路にできた穴の修復のほうがよっぽど重要だ

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一定以上の騒音は聴覚のみならず心身にも影響

 米国疾病対策予防センターCDCによると、120デシベルの大騒音は耳にただちに害をおよぼす可能性がある。

 70デシベル以上の騒音が長時間続いた場合でも最終的に聴力にダメージを与える。なおオートバイの轟音は約95デシベルだという。

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 一定以上の騒音は聴覚のみならず心身に影響をおよぼし、血圧上昇のリスクや心臓病に関わるおそれがあるといわれている。

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 なおヨーロッパで最も騒がしいパリでも1年前から同様のシステムを導入。一部の道路に似たような装置をすでに設置している。

【参考】ロンドンの新しい騒音カメラがとらえたスーパーカーのエンジン音

Loud supercar engine noises captured by new noise cameras in London

 ニューヨーク市の担当者はこの騒音計付き交通カメラの場所を非公開にしていて騒音に悩まされてきた住民が喜ぶ反面、抜き打ちなことに反発するドライバーの声もあるという。

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 世界を震撼させた新型コロナのパンデミックが騒音規制の後押しになるなんて当初は思いもよらなかったよ。この流れ今後さらに広がっていくのかな?

References:boingboing / wateなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 20件

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  1. あれ?電気自動車先進国なんですよね?アメリカは全て
    電動に置き換わったからガソリン車ばかり作る日本に
    あきれ果ててるとお聞きしましたが…。
    電気で動く車のどこから爆音が出るんですか?

    • -10
    1. >>1
      これ、北米の都市部で増えている銃声検出システムの応用だと思う。銃声がしても通報されないケースが多いので、外灯のネットワークに複数のマイクを設置して、AIで銃声と場所を識別して通報しているよ。
      結果、検挙率が増加し、救急車の到達時間が減少している。

      • +4
  2. 日本でもやって欲しい。特におならのような騒音をまき散らすバイクを取り締まってくれ。

    • +22
    1. >>2
      ぶりぶりバイクマジ滅んでほしいよね

      • +9
  3. コレ日本でもやってほしい。
    普通の車なら何の問題もないけど、ほんっっっとに馬鹿みたいに音のデカイ車やバイクがたまに居るから。
    あと爆音で音楽聴いてるヤツ。
    耳悪いんか?お前が好きなその音楽を皆が好きだと思うなよって言いたい。
    あ~それから選挙カーもね!

    • +13
  4. 珍走バイクはどうせナンバー付けてないし無免許未成年責任能力無しってパターン
    取り締まり装備に対しての収益が無いと装備を買わない警察・・・

    • -1
    1. ※6 その場合は親に監督責任が有るのでは? >無免許未成年

      • 評価
      1. >>11
        まず、「罰金(刑事罰の一つ)」と
        事故等での被害者への「損害賠償(民事での補償)」の区別は
        キッチリつけて論じるべきかと。

        前近代の連座制じゃあるまいし、現在の先進国で
        子供の犯罪で 親が刑罰を受け前科者になるような制度は無い。
        (親が無免許の子に運転を代わらせて一緒に同乗していたり
        車のキーを貸し与えていたり、教唆や共犯的立場にあるなら
        別途 親自身へも相応の罪が問われるケースがありはするが。)

        ちなみに、民事賠償の支払いに関しても
        NYの法律はよく知らないけど、日本では
        子の行為による損害で親の監督責任が問われるのは、
        小学校高学年~中学生前半あたりまでの
        事理を弁識できない法的無能力者の場合。
        10代半ば以上なら本人の賠償責任。
        (これも、日頃から無免許で乗り回していると知っていながら
        容易に持ち出せる場所にキーを漫然と保管していたとか、
        親自身の落ち度が認定できるなら 賠償責任が発生する場合も。)

        • 評価
    2. >>6
      刑事責任能力が無いとされるのは、
      日本なら14歳未満
      アメリカだと7歳未満までの州が多くない?

      少年法の適用はまだしも、
      10代半ば以降で全くの刑事無能力者とされることは無いと思う。

      現に高校生のバイク違反なんかでも、普通に反則金や
      悪質な暴走を繰り返すなら罰金刑の対象にもなってるし。

      • 評価
  5. いいねこれ、暴走だけじゃなく騒音で取り締まれるなら助かるわ
    赤ちゃんじゃあるまいし、デカい音出したぐらいで喜んでんのほんと謎
    免許持てるぐらい大きい歳なんだからしっかりして欲しい

    • +8
  6. >音が出ない静かな車が不注意な歩行者を危険にさらす
    普通に出てる音まで取り締まろうという話じゃあるまいに

    • +5
  7. 日本でもハエのようにウザい原チャリの騒音どうにかして欲しい。
    ヒトの一回の排尿量より少ない排気量でイキんないで欲しい。

    • +1
  8. 日本の各県の都市部にもぜひ導入していただきたい

    • +3
  9. 市街地でチャフ?蒸して爆裂音響かせながら往復してるスポーツカーとか居るよな

    深夜に毎日爆音鳴らして走り回ってる音も聞こえるけど通報しても改善されないから誰も通報しなくなる通報が増えたとか減ったじゃなくしなくなるんだよやっても無駄だから

    • +1
  10. 族のみならず、選挙カーも取り締まりの対象になるかしら。
    あと、ショッピングモールは65~90dbの騒音。
    あそこで長時間働く人たちはすごいと思う。

    私は音で気が狂いそうになり、リタイヤ。

    日本の場合、網の目のように空に広がる飛行機の道も騒音の元。特に米軍。

    コロナのお陰で本当に静かになったものの、上高地のような山に行ったってその騒音からは逃れられない。

    この国に住んでるだけで、そんなに静かな場所はないんじゃないかなー。

    • 評価
  11. 技術のせいで小さく出来ないならともかく排気音をわざとうるさくする意味が分からない
    迷惑な自己承認欲求の塊でしかない

    • +4
  12. 自己顕示欲は一人前なのに、他人から注目を集められるような取り柄が一切ない
    奴がこうした大きい音が出る玩具に飛びつくよね
    知能は低いけど、手っ取り早く注目してもらえるのは迷惑行為だとわかっている
    こういう輩に善性を期待しても無駄だから、厳しく取り締まるしかない

    • +4
  13. うちの前を通る爆音バイクはこの動画の比じゃないです
    頭がおかしくなりそう誰か助けて

    • +1
  14. 自分を良く見せたいなら筋トレすればいいのに
    ポジティブになれて承認欲求を満たせて他人に迷惑もかけない

    • +1

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