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野生馬の群れと共に去っていった飼い馬と8年後、奇跡の再会を果たした男性

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(著) (編集)

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image credit:The Mustangs: America’s Wild Horses/Facebook
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 アメリカでは今も野生の馬が群れで暮らしている。今から8年前、かわいがっていた愛馬とキャンプに出かけた男性だが、そこにいた野生の馬に興味を示した馬は、群れと一緒に走り去ってしまった。

 それから何度も捜索を行ったが愛馬は見つからない。再び会うことを諦めかけていたその矢先、奇跡が起きた。

 野生の馬の群れを調査していた土地管理局が、男性の馬を発見したのだ。

 馬は8年間、仲間と共に自然の中で暮らしていたにもかかわらず、飼い馬としての習性を忘れていなかったようで、そのことがきっかけで飼い馬であることが判明したという。

愛馬とキャンプ中、野生馬の群れを追いかけ行方不明に

 アメリカ・ユタ州に住むシェーン・アダムスさんは、モンゴという繁殖用の牡馬を飼っており、8年前の春、モンゴと一緒に西砂漠にキャンプに出かけた。

 早朝、シェーンさんがまだテントで眠っている間、モンゴはテントの外に繋がれていたのだが、突然野生のマスタングの群れが通りがかった。

 マスタング(ムスタング)は北アメリカ大陸に生息する野生馬だ。もともとスペイン人が持ち込んだ小型馬が野生化したもので、人間に服従しない独立の精神に富んだ性格で知られている。

 それを見たモンゴは、本能がうずいたのかもしれない。彼らを追いかけて一緒についていこうと暴れはじめた。

 異変に気付いたシェーンさんがテントを出ると、既にモンゴは去っていった後だった。

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pixabay

必死の捜索をするも、数年間見つからず

 すぐに地域の土地管理局に連絡したシェーンさんは、自分でもモンゴを探そうとそれから3年間、毎週北部の自宅から西砂漠まで出かけた。

 だが、モンゴを見つけることはできなかった。

 シェーンさんの家族は、モンゴを失い深い悲しみに暮れたが、モンゴが自然の中で仲間たちと楽しく暮らしているのならばと気持ちに踏ん切りをつけた。

 新たな馬を飼ったが、それでもシェーンさんの心の中にはいつも愛馬のモンゴがいた。

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photo by iStock

8年後に奇跡の発見!愛馬と再会果たす

 そうして8年の月日が流れていった今年、奇跡が起こった。

 9月下旬、ユタ州トゥーレ郡で土地管理局が野生のムスタングの群れを一斉調査していた時、一頭の馬が他の野生馬とは異なることに気付いた。

 その馬は、すぐに列に並ぶなどして、過去に人間から訓練を受けたことがあるような仕草を見せたのだ。

 管理局職員がその馬を綿密に検査したところ、その馬こそが、シェーンさんの飼い馬であることが判明したのだ。

 18歳になっていたモンゴは、8年ぶりにシェーンさんのもとに戻ることとなった。

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 連絡を受けたシェーンさんは、驚きを隠せなかったようだ。

信じられないと思いました。でも、大喜びしました。夢が叶ったような気分になりました。

私たちのところへ戻って来たモンゴは、野生で暮らしていたそぶりを一切見せず、普通の飼い馬のように振る舞っていました。

8年間も野生馬の仲間たちと一緒に過ごしていたのに、家畜馬の癖が抜けなかったようです。おもわず笑ってしまいました。

馬は群れで暮らす生き物だから、モンゴがなぜ野生の馬たちについて行ったのかは理解はできます。

でも、地域は干ばつであまり食べ物がない状況だったのでしょう。8年ぶりに会ったモンゴは何キロも痩せて細くなっていました。

これからは、前のように十分に食べ物を与えて、ちゃんと世話をしてあげたいです。

Lost horse at home after 8 years of wandering

8年の間にシェーンさんの人生に変化が

 モンゴが行方不明になっていた8年の間、シェーンさんの幼かった子供たちも成長した。

 その間、シェーンさん自身に人生を変える出来事が起きていた。1年前の車の事故により、永久的にハンディキャップを背負ってしまったのだ。

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 医師からは、「もう馬に乗ることはできない。もし乗れるようになれたとしても5年先でしょう」と宣告されていたという。

 しかし、モンゴとの再会が、またしても奇跡を起こしたようだ。

 シェーンさんはモンゴの背にまたがることができたのだ。彼は後のメディア取材でこのように語っている。

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医師からは無理だと言われましたが、それが間違いだったことが証明さできました。とはいえ私の道のりはまだまだ長いです。

でも、モンゴとの再会は私に大きなな希望を与えてくれました。1か月前は、モンゴが戻ってくるとは想像もしていませんでしたからね。

人生は山あり谷ありで、いろんなことが起きますが、常に顔を上げて歩いていけば乗り越えていけます。私は今、試練を乗り越えている最中です。あとは前に向かって歩くだけです

References:Missing horse returns home 8 years after running off with wild pack/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. 年取って野生生活しんどくなったかと
    野良馬から飼い馬に戻った

    • +11
  2. 馬は本当に賢い。そして(意外に知られてないけど)案外シビアな目で人間を見ている。高校まで乗馬やってたけど「あ、コイツ下手っぴだな」とバレると言うこと聞いてくれないんだ。勝手に歩き出して草くって知らん顔なんてザラで、文字通りコッチが馬を「御する」ようになるまで苦労するんだ。それだけに馬がちゃんと言うこと聞いてくれると嬉しさも一入なんだけどね。この記事のシェーンさんはモンゴにとって「よい乗り手」だったんだろうな~。

    • +28
    1. >>5
      気難しい馬は
      乗り手が下手な上にいけ好かないと
      乗り手を落とすらしいね…

      • +3
      1. ※18
        下手じゃなくても振り落とす事もあると思うんですよ
        某黄金旅程の血統とか…

        • 評価
  3. シェーンさん、カムバックって言われるほうじゃなくて、言うほうになってしまったのね

    • +21
  4. そんなサラッと野良についてっちゃった猫がひさびさに帰ってきたーみたいなノリで馬かよ。さすがアメリカ
    中部南部とか地方行くとホムセンに犬小屋みたいなノリで馬小屋セットあるもんね…

    • +24
    1. >>7
      馬小屋セットと言うパワーワード!
      セットで組立式、水桶付きとかお試し飼い葉一回分とかなのかな(笑)買わないけど見てみたい

      • +10
  5. 待ち兼ねた福が来たる。無事これ名馬。
    心は満開、春うらら。人間万事塞翁が馬。

    • +14
  6. 人と暮らして身に付いた癖が『列に並ぶ』なの、なんかほっこり笑える
    調査員「……あれ? 君さぁ……」
    モンゴ「ナ,ナンデモナイデスヨ ワタシハムスタング」セイレツー

    • +14
  7. 調査してる人たちからしたら狼の中にハスキーがしれっと混ざってた感じなのかな

    • +11
  8. 痩せてない馬?と思ったけどやっぱり野生で痩せたのね(;^ω^)

    • +4
  9. 野良馬か、さすがアメリカw
    この馬がどんな大冒険をしてきたのか気になるねぇ
    家を飛び出したい年頃だったのかな

    • +10
  10. スピリチュアル的に言うなら飼い主さんを助けるために愛馬が戻ってきたとも解釈できそう
    シェーンさんがまた愛馬に乗れるようになれるといいね

    • +8
  11. シェ――――――――ン カムバ――――――――ック😢

    • +1
  12. 馬にとっては飼われてるのと野生で暮らすのとどっちが嬉しいんだろう
    分からん

    • +3
    1. >>20
      それは分からんな。だとしても…元々愛情かけて飼っていた馬が、8年振りに自分の元に戻ってきて痩せ細ってる姿なんか見ちゃうと「自然の方が幸せかもしれないから、連れて帰らずにこのまま自然に放すか…」とはならないだろうな…

      • +4

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