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15年間!土も草の感触も知らず廃列車に閉じ込められていた虎、新天地で自由を謳歌する

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(著)

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 15年という長い年月の間、狭い檻の中に閉じ込められていたらどうなるだろう。地面をその足で踏みしめたことも、木の葉や草に触れたこともなく、ただ檻の中から眺めているだけ……。

 そんな酷い環境にいた4頭の虎が救出され、自然に囲まれた場所で新しい生活をスタートした。もちろん、自由に土の上を歩き、木の幹で爪を研ぎ、草を食む。今日はそんな虎たちの救出劇をご覧いただこう。

Tigers Freed From Abandoned Train Car After 15 Years | The Dodo Comeback Kids

廃列車の中に4頭の虎が置き去りに!

 ここはアルゼンチン、サン・ルイスの荒野である。2007年、サーカスがこの地を去るときに、廃列車の中にオスとメスの2頭の虎が置き去りにされた。

 やがて2頭の間には子供が生まれ、合計4頭の虎たちが75平方メートルの廃列車の中で暮らすことになったんだ。

 地域の人々によって週に一度だけエサを与えられながら、彼らは15年間をこの牢獄の中で過ごして来た。

 特にここで生まれた子供たちは外の世界を知らず、土をその足で踏んだことも草のニオイを直接嗅いだこともない。

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国際的な救助団体が救いの手を差し伸べた

 オーストリアに本拠を置く保護団体FOUR PAWSは、彼らのことを知ると、救出作戦を開始した。虎たちを列車から連れ出して飛行機に乗せ、南アフリカにあるサンクチュアリへと移送するという、大掛かりなミッションだ。

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 長旅の末、無事にビッグキャットたちの保護施設、LIONSROCK Big Cat Sanctuaryに到着した虎たち。生まれて初めての土の感触はどうだったのだろうか。

家族が再会。大自然の中での生活がスタート

 15年間、狭い廃列車の中でいっしょに暮してきた虎ファミリー。離れ離れになったのは、この長い旅の間が初めてだった。再会を果たし、鼻先を摺り寄せてあいさつする虎たち。

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 4頭とも大きな健康上の問題もなく、今ではすっかりリラックスして、この新しい環境を楽しんでいるようだ。

 楽しそうにボール遊びをする虎たち。

 4頭にはサンドロとマファルダ夫妻、メッシとグスタフォ兄弟という名前がつけられ、新天地での第二の虎生を満喫しているようだよ。

 救出作戦の指揮を執ったカリール博士は、彼らの世話を続けていた地元の農民と、サン・ルイス当局の協力がなければ、4頭は無事にこの新天地での生活を始めることはできなかったろうと語っている。

 サーカスがなぜ彼らを置き去りにしたのかはわからないが、15年という長い間彼らが生き延びられたのは奇跡だったと言えるかもしれない。これからはのんびりと、自然を全身に感じつつ過ごしてほしいと思うよ。

written by ruichan

追記(2022/09/13)75メートルを75平方メートルに訂正して再送します。

※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。

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この記事へのコメント 37件

コメントを書く

  1. スタッフさんの優しい嬉しそうな顔にウルウル来ちゃった😢
    15年間放置されていたの意味が最初分からなかったのだけど、ご飯を絶やさずあげていた地元住民の方たちも本当に凄いし優しいな。
    草原へ外へ出て伸び伸びとした表情のトラさんたちにもウルってくる。
    みんな本当に頑張ったね
    全方位ウルっと案件だ

  2. パッと目健康そうだし、75mも長さがあるならむしろ一般的な動物園より広いスペースが確保されてたんじゃないの?

  3. この虎家族は素敵なところへ移住出来たんだね。
    前にも記事が上がってたけど、地元の人たちは本当に凄いと思う。ペットでもないのに15年もお世話とか普通は出来ない。

  4. 廃列車に15年とは気が遠くなる。でも特に痩せてもいなく毛ヅヤもよいから、本当に皆が気にかけてくれてたんだと思う。ボロボロの毛でガリガリに痩せた日本の熊牧場の惨状等を思うと、奇跡のような状態だと思う。そして健康なまま野外で暮らせるようになって良かった。できる限り長生きしてほしい。

  5. サーカスに捨てられて牢獄の中で過ごしたってすごく残酷な響きだけど
    日本の動物園なんかよりも全然マシな檻なんだよな…
    アルゼンチン貧しい国だから地元の人が面倒見るの大変だったと思う
    広く知られることで救出されてほんと良かった

  6. 15年生きて子供も
    下手な動物園よりいい環境だったんじゃないの
    むしろ今のストレスが心配になるくらい

  7. サーカス団の責任者を探し出して逮捕するべき!
    非常に許し難い!

  8. なぜに南アフリカ?

    まぁ、アジアの野生に戻すわけにもいかないだろうから、保護するのはどこでも一緒か。

  9. 長さ75メートルで高低差あるってなると動物園のバックヤード込みのスペースよりは広いけど、4匹じゃきついなぁ
    15年って飼育下でも虎の寿命に匹敵するから親世代はもうそう長くは生きられなさそう
    余生はのびのびと過ごしてほしいね

    1. ※13、※16
      記事中の写真、どうみても75mもあるように見えないと思ってソース探したら、
      「75平方メートル」だって。
      "Being locked in a 75m² train carriage"

      ttps://www.four-paws.org.au/our-stories/press-releases/2022/four-tigers-stuck-in-a-train-carriage-in-argentina-for-15-years

      15m x 5m。むっちゃ狭いわ。

      1. >>18
        プールか教室とか
        電車🚃一両分くらいかな…
        猛獣には一頭でも狭いよね…

  10. このトラは投獄されていたことに復讐を誓うだろうね

    虎よ! 虎よ! ぬばたまの夜の森に燦爛と燃え。 そもいかなる不死の手 はたは眼の作りしや、汝がゆゆしき均斉を。

  11. 俺はちょっと違う意見だな
    サーカスに捨てられた虎を折の中とは言え飼育した人は悪くないんじゃないかな

  12. 廃列車という言葉のイメージで考えている人ばかりだ

    75mの廃列車なら、小さな動物園の織よりもマシだろう

    1. ※16
      自分もそう思ったw
      ある程度は気候の影響を遮断できる廃列車のなかだから生き延びられたのではないかと
      サーカス育ちの虎をアルゼンチンの野っ原で野良にしても早々にダウンだったと思うし

      週に一回近隣民が餌を与えてたって話だけれど、虎を4頭も生かしておくとなると相当な量の餌が必要なわけで費用的にも大変な額になるはず
      日本で虎やライオンのような大型肉食獣を飼うと一頭の餌の月額は4~5万円になるわけで、単純計算で4頭だと月20万円くらいかかる計算になるが、週一とは言え長期間の餌不足で発育不良になってたり餓死寸前で生きてた様子には見えないので必要量は与えられていたものと思う

      いくらアルゼンチンでお肉が安いとは言え、普通の個人のもの好きではとうていまかなえない餌代の額になるはずだが、15年間もいったいどうやって餌を調達していたのか?大金持ちでも住んでいたのか?食肉工場でも近所にあったのか?とか、この記事はこれだけじゃよくわかんないところが多数あるw
       
      そもそも存在を認知されていながら、なぜ15年間も放置されてたのかも謎だし
      万が一脱走したら普通に近隣民が危険でしょw

      1. ※19
        >ある程度は気候の影響を遮断できる廃列車のなかだから

        いや、記事中の写真見て。ただの檻だよ。
        そのまま列車に繋げる事ができる移動式の檻。

        そもそも普通の客室だったら、空調無しで放置したら今問題になってる保育園のバス置き去り事件と一緒。たちまち暑さで死ぬよ。

  13. 虎なら動物園とかで引き取りたがる所がありそうなものだがな

  14. 私設動物園みたいになってたんじゃないか?
    週末に子供たちが来たりしてさ。
    近所の人達は、虎たちは幸せになったんだと思う反面、空の廃列車には寂しさを感じるかもしれないな

    1. >>23
      自分もそんなイメージ。
      良いか悪いかはともかくパンとか水とかフルーツとか嫌いな野菜とか子供たちがこっそり与えていたかもね。
      掃除はどうしていたのかなあ。子供が集まるなら…って水ザッパーン位してくれてたのかな。
      空になった檻を見て自分なら少ししょんぼりしてしまうかもです。

    1. ※24
      野生の大型肉食獣は毎日は食べない(狩らないと食べられない)
      動物園でも大型肉食獣のご飯は数日間隔のところもある

      逆にイエネコは体が小さいのもあって
      絶食が3日も続くと内臓にダメージが行くので
      飼い猫が食べなくなったら病院に行った方が良い

    2. >>24
      食い溜めの概念を忘れてませんか?デカイ肉食獣は
      真面に狩りが出来なくても、身体に支障が無い様に
      作られているから、食事の量と回数は妥当な筈では💧

  15. ケージにいる間2頭しか子供を作らなかったのは
    これ以上増えると生活空間が保てないとか育たないというのを本能で感じ取ったのかな?
    多頭崩壊なんて状況もあり得た訳だからこのバランスが保たれたのも幸いだったね。
    なにはともあれ四頭家族が生き延びて新しい環境に馴染んでいるようでよかった!!

  16. 南米から南アフリカまで空輸なんて相当費用掛かったろうね。よく工面出来たな。

  17. 15年、なんという長さなんだろう
    ほぼ寿命じゃないか、人間界なら50年を超えるのでは?
    かわいそうに思う反面、
    15年間世話し続けてくれた地元の人たちありがとう

  18. 動物園でトラの赤ちゃんと触れ合える時があって行って見てカワイイと感じたが、大きくなったトラたちがこれに似た様な環境でいてなんか辛くなったの覚えてるわ

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