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イルカの群れがスイマーの回りを取り囲み、ホホジロザメから守ってくれた

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(著) (編集)

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image credit:Did you swim today?/Adam Walker Facebook
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 イギリス・ノッティンガム出身のアダム・ウォーカー(44歳)さんは、「オーシャンズセブン」を完泳した歴史上 6 人のうちの 1 人だ。

 日本の津軽海峡でも遠泳に挑んだことがあるアダムさんは、2014年にオーシャンズセブン6度目の挑戦となる、ニュージーランド・クック海峡で遠泳に挑んだ。

 その時、「イルカと一緒に海を泳ぐ」という長年の夢が叶ったと同時に、突然水面下に現れたホホジロザメが現れた。

 するとイルカの群れが周りを取り囲むように泳いでくれたのだ。ウォーカーさんはイルカたちが身を守ってくれたと信じている。

クック海峡で遠泳にチャレンジしたスイマー

 イギリス人水泳選手のアダム・ウォーカーさんは、2014年4月にニュージーランド沖合のクック海峡での遠泳を成功させた。

 これは、七大海峡を遠泳で横断するという世界的な試み「オーシャンズセブン」の一環で、アダムさんは非営利団体「Whale and Dolphin Conservation」への寄付の為にチャレンジに挑んだ。

 チャレンジ前に、サメは海岸近くにはいないので心配の必要はない」と聞いていた。だが、海は荒れ、「まるで洗濯機の中で泳いでいるようだった」と後のインタビューで語るほど、ハードな挑戦となったようだ。

dolphins protects man swimming Cook Strait from a shark

イルカの群れがサメから守ってくれた

 アダムさんは、海でイルカと一緒に泳ぎたいという夢を持っており、クック海峡で初めてその夢を叶えることができた。

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 それだけでなく、イルカの群れがサメから身を守ってくれたという。

 アダムさんが泳いでしばらく経った時、ふと下に目をやると数メートル下にホホジロザメの姿が見えた。

泳ぎきりたいという目標があったので、パニックにならないように努めました。

 と、ここで不思議なことが起こった。サメがアダムさんに近付いた時、イルカの群れが円を描くようにアダムさんを取り囲んで泳ぎ始めたのだ。

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 まるでアダムさんを保護するかのようにサメから守るようにしてイルカの群れは泳いでいる。

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 イルカが群れで泳ぐのは、捕食者から身を守る方法として知られている。この時、イルカがアダムさんを守ろうとしていたのかは実際にはわからない。

 いずれにせよイルカの防御のおかげで、サメは数分後にはアダムさんから離れて行ったという。

 その後も、イルカの群れはアダムさんと一緒に50分以上も泳ぎ続けていた。

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 この驚くべき経験について、アダムさんは後の取材でこのように語っていた。

過去にも、ハワイと日本の津軽海峡で遠泳チャレンジをした時、サメに遭遇しました。

サメに出くわした時には、パニックにならないようにすることがベストですが、クック海峡での経験は永遠に私の心に残る出来事です。イルカたちは、私が無事に泳げるようにサメから守ってくれたと信じたい。

 なお、アダムさんはクック海峡を8時間36分で泳ぎきる記録を残した。

日本ではイルカに襲われたケースも

 イルカは知能が高く、高度な社会性を持っている。遊び心も満載で、いたずら好きなところもある。

 人間を助ける話も良く聞くが、人間を襲うケースも発生している。

 最近日本では、福井の海水浴場で野生のイルカが海水浴客を執拗に追いまわしたり、押し倒すケースが相次いでおり、少なくとも6件の襲撃事案が報告されている。

 イルカの種類は不明だが、この地域のイルカは人間との交流に慣れており、浅瀬の方まで遊びに来るという。

 通常イルカは人を襲うことはあまりないとされており、なぜイルカが人を襲ったのか、原因はわかっていない。

References:SAVED BY FLIPPER Hero dolphins RESCUE Brit swimmer from 6ft shark lining up deadly attack by surrounding him & scaring off beast/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 35件

コメントを書く

  1. まぁ気分次第なんじゃないかな
    知能高い奴の行動を読み切るのは難しいよ

    • +11
  2. 海外でも、イルカにちょっかいをかけてあの世行きになった人間もいるしな

    • +4
  3. イルカは悪人と善人の見分けが付くからね。
    善人には絶対に噛み付いたりしないよ。

    • -22
  4. イルカの口と歯はアジやサバやイカなどを小さめの獲物を逃げられないように捕らえ丸のみにするためのものだから、サメみたいに捕食目的で襲われ嚙まれると肉をザックリ引き裂かれ大怪我するって可能性はまずありえないけど、人間と同等以上の大きな野生動物である以上、じゃれつかれるだけでもケガなどのリスクはあるわな。ましてや水中ならじゃれつかれて溺れる危険もあるから、野生のイルカには一般人がやたらと近付かない方が良いわな。
    野生のイルカと戯れたい場合はその辺のリスクも認識して、余程の海の熟練者じゃない限り複数人で行ってプロのガイドも伴うべき。

    • +4
  5. サメがいても泳ぎ切ることを勇気とは言わない
    正常性バイアスを自覚しないと死にますよ

    • +7
    1. >>11
      そういうの気にする人はそもそも海峡を生身で泳ごうとなんてしないと思う

      • +1
  6. ある程度の速さがある人だからイルカも飽きずに一緒に泳いでくれたのかな?
    ボートと速さ比べするのが好きってのを見たことあるし
    日本の事件はイルカは遊びたいけど、普段泳ぎに慣れてない海水浴客で泳ぎや海の中での動きがうまくないとかじゃないのかな

    • +1
  7. 福井のいたずらイルカは叱ってくれる相手が居ないから加減覚えられないんだろうね。ボッチっぽいし。

    • +4
  8. 俺も気まぐれで虫を助けたり逆に殺したりするからその時の気分だろう

    • +9
  9. 人間がカルガモの移動を見守る感覚かも
    イルカのパーソナルスペースはひれの長さだから仲良くないのにそれより近づいたり触ったりするのはNG。逆にイルカの近くで泳ぎたければ腕を胴に付けて足だけで泳ぐとより近づいてくる。

    • +5
  10. 🐬「このままやとサメに食われる…せや!あそこ泳いどる人間になすりつけたろ!」

    • -4
    1. >>16
      イルカのパワーならなすりつける必要ないだろ、体当たりするだけで殺せるのに
      サメに食われるような個体はなすりつける余力さえないと思う

      • +7
      1. >>19
        ホホジロザメがイルカを食べたって学術的な記録も、イルカの群れが傷ついた個体を助けるために行動した記録も多少調べたらすぐ出てくるんだけど

        何にせよこの記事のサメやイルカがどんな状態だったかはっきりしないからこの議論は意味がないか

        • 評価
  11. 襲ったのではなくただ遊んで欲しくて戯れただけだろ
    大きい動物はそれだけでも人間を怪我させてしまう

    • -1
  12. イルカでもイヌでもヒトでもいろんな個体がいるから一概には言えませんね

    • +11
  13. サメからしたらこの人のシルエットが好物のアシカに見えたんだろうけど、周りにイルカ群れてるから断念したんだろうね
    サメには凶暴なイメージがあるけど実は虚弱で、イルカ相手でも返り討ちにあう事があるから警戒する

    • 評価
  14. イルカの群れに囲まれるのも充分怖いと思うが‥‥‥

    • +12
  15. お役たちたいカイルくんの一部がダウンロードされた電脳イルカだったのだ…。
    Follow Me〜♪-fin-

    • -1
  16. 野生動物と付き合う際に重要な事があります
    「擬人化するな」
    とても重要です
    可愛がるあまりに妄想に憑りつかれる方多数ですが我を保ってくださいね

    • +13
    1. ※24
      擬人化するなって言うか、動物全てが人間以上に善良な生き物だと信じて疑わない人がいますね。それは擬人化とは言わない。動物に夢見てるって感じ。
      逆に、動物を「人間と同様の悪しきもの」と擬人化して、彼らは(自分同様)すべからく他者を敵視していると思う人間も居る訳で、擬人化=過保護につながると思ったら間違いだと思います。
      ようは動物も人間も一体一体違う個性という事が見えているかどうか。
      言葉が通じる同じ人間ですら全く思考が読めない相手が居るのが普通である事に気付かないうちは、動物の考えてる事など分かるはずもない。動物過信者も、あなたも。

      • -7
  17. 「突然水面下に現れたホホジロザメが現れた。」
    サメに驚いてバグってる感じでGood!

    • 評価
  18. 性格のいいイルカたちだったんだね
    沈められなくてラッキーだったよ

    • +4
  19. イルカさんたちは鮫に襲われる心配はないのかな?

    • 評価
    1. ※27
      イルカの数が勝ってるならサメに勝ち目は無いです
      周りが気を引いてる隙に下から突き上げて
      肋骨の無いサメに内臓破裂級のダメージを与えます

      • +3
      1. ※31
        成程ありがとう
        となるとイルカ側の論理は「味方は少しでも多い方がいい」なのかな?

        • 評価
  20. 道路に子猫が居たら積極的に保護する人も居れば、故意に子猫を虐待する人間も居る。
    イルカも人間と同じだなあって思う。
    しかし海を泳いでいるお兄さんがイルカからは、道路の子猫みたいに見えているかもしれないと思ったら面白い。

    • +5
  21. 生かされた者は口を開くが、死者は口を開かない。全ては群れのリーダーの気まぐれ。良かったね。まあ、助けられなかったらニュースにすらならないから、イルカにとってはどちらにしろ善い認識しか残らないんだけど。

    • 評価
  22. イルカだからとか関係無いよね
    人間も動物も個体差の影響が大きい
    確か海外にトレーナーを3人位殺したシャチがいなかったっけ?
    あれも普通じゃないし、どんな生き物にも友好的な個体から突然攻撃的になったり相手をいたぶって楽しむ個体もいるって事では
    この人はただ幸運だった

    • +1
  23. 8時間36分も泳ぐとかこれもうイルカの仲間だろ

    • 評価
  24. 面白い体験ができて良かったね
    イルカが襲うケースかぁ…
    人間が先にイルカが嫌がることをした可能性もあるけど、遊ぼうとしたら体がデカすぎた&人間がそんなに水中で息を止められないだけな気がする
    わいも子供の頃まだ若犬のグレートデンに飛び付かれそうになって中学生になるまで犬怖かった
    犬は遊びたいだけなんだけど

    • 評価
  25. ホホジロザメは滅多に人間を襲わない
    ダイバーの間では割と常識
    たまにサーファーが襲われるのは獲物のアザラシと見間違えたから
    それでもイルカが囲うのは、イルカにはサメは危険だと認識されているという事なのだろう

    • 評価

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