
新たにできたと思われる2つのクレーターは重なってできており、月の他のクレーターとは異なる特徴があるという。
謎の宇宙船が月に衝突してできた可能性も示唆されている。
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月面に新たなダブルクレーターが誕生
今年3月4日、NASAの月周回衛星ルナー・リコネサンス・オービターは、奇妙な2つのクレーターを捉えた。NASAの報告によると、東側のものが直径18m、西側のものが直径16mで、重なって見えることからダブルクレーターと呼ばれている。
これまで重なり合っているダブルクレーターは月面で発見されていない。今までにない特徴を備えた新たなクレーターに困惑するNASAの科学者は、このように述べている。
ダブルクレーターは予想外でした。これは、衝突した物体の両端に何らかの質量があったことを示している可能性があります。
通常、使用済みのロケットはモーターの端に質量が集中していて、ロケットステージの残りの部分は主に空の燃料タンクで構成されています。
NASA's Lunar Reconnaissance Orbiter found a new rocket impact site on the Moon!
— NASA Moon (@NASAMoon) June 24, 2022
Learn more: https://t.co/VOd7tmwsT9 pic.twitter.com/ZV7OBaBZOR
ロケット?スペースデブリ?未知なる宇宙船?
いったい何によってもたらされたものなのか?NASAの科学者らは、打ち上げられたロケットが月に落下したことで、クレーターができた可能性があると推測しているが、ロケットの打ち上げを認めている国はないという。
月に追突した可能性が高いロケットとして、イーロン・マスク氏のスペースX社のロケットを挙げられたが、未知の月面衝突の軌道と完全に一致するスペースXの打ち上げはないようだ。
もう1つ、2014年に打ち上げられた、中国の月探査機「嫦娥5-T1」のブースタが、2022年3月4日午後9時25分(日本時間)に時速9300キロの猛スピードで月の裏側に衝突することが、専門家によって予測されていた。
だが中国側は「安全に地球の大気圏に入り、完全に焼却された」と主張しているそうだ。
また、アリゾナ州立大学の2016年のデータによると、NASAのロケットが少なくとも47回、月面に落ちたことがあるという。
しかしNASAによると、「ロケット本体が月に衝突して、二重のクレーターができたことはない」ということだ。
ロケットでないのなら、何なのか?After a rocket body impacted the Moon last year, NASA's Lunar Reconnaissance Orbiter was able to snap a surprising view of the impact site. Unexpectedly, the crater is actually two craters and may indicate that the rocket body had large masses at each end: https://t.co/WtMAFrNkUw pic.twitter.com/hcoYPxlm8z
— NASA 360 (@NASA360) June 27, 2022
米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのジョナサン・マクダウェル教授は、「地球に近い物体は米軍の宇宙軍のチームによって追跡されるが、遠いものは通常無視されている」と述べている。
その為、地球の軌道の外側にあるスペースデブリの特定はされておらず、スペースデブリの可能性も否定できない。
一番ワクワクするのは、地球外文明の宇宙船が月に衝突したというシナリオだが、もしそうだとすれば、現在月面で調査をしている探査車が証拠を拾ってきてくれるかもしれない。
References:'Mystery rocket' that crashed into the Moon baffles NASA scientists/ written by Scarlet / edited by / parumo
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コメント
1. 匿名処理班
全部天狗の仕業でいいです
2. 匿名処理班
遠い遠い宇宙の彼方から
知的生命体が探査機送ってきたのかもな
宇宙人自体は見つからなくても
宇宙人が送ってきた探査機はいつか見つかるんじゃないか?
3. 匿名処理班
>謎の宇宙船が月に衝突してできた可能性も示唆されている。
誰が示唆しているの?
4. 匿名処理班
二つに割れた隕石が落ちたとかじゃないの
5. 匿名処理班
金〇玉みたいな隕石がぶつかったんじゃないだろうか
6. 匿名処理班
※3
wikipediaで言うところの[誰によって?]だね。
7. 匿名処理班
>>4
割れた隕石にわずかでも相対速度があると
飛んでる間にどんどん離れていくから
二重クレーターになることはない・・・てことかと思った。
8. 匿名処理班
>>1
つまんね
9. 匿名処理班
ただの影です
10.
11. 匿名処理班
>>1
まさか1番目に言われているとは思わなんだ
12. 匿名処理班
中国がどんだけ宇宙を汚したとしても、それ以上にアメリカが破壊してるんだよな
早く国際的な宇宙デブリ条約締結しないと本当に出れなくなる
13. 匿名処理班
>>5
ダンベル型の隕石とは思ったけどそっち
14. 匿名処理班
日本はかぐやで中国は嫦娥なのか
15. 匿名処理班
※12
アメリカの機材の方が圧倒的に多いのは事実。だが満杯の軌道に警告を無視してどんどん衛星を突っ込んでいるのは中国。
ケスラーシンドロームにより宇宙が閉ざされるとしたらそれは中国によって引き起こされる。
そしてそのときの言い訳はもう決まっている。
「うちは途上国だから衛星をぶっこむ権利がある」
16. 匿名処理班
※3
suggested を日本語にするときに示唆されていると訳しているのではないかな。
そうういう案も提案されているとか、そんな風に理解するとよいのではないでしょうか。
ま、記事中にあるように月面探査車で見に行けると良いねぇ。行けばわかる!
新しいクレーターだから新しい知見が得られるかもしれないので有人探査とかないかな。期待しちゃう。
17.
18. 匿名処理班
>>3
中共じゃね
19. 匿名処理班
※1
なんだそれ (大爆笑)
20. 匿名処理班
※1
おっさんネタ過ぎて誰も通じない件
でもあのネタの元はなんなんだろう? 自然発生?
21. 匿名処理班
>>2
わざわざ衛星に衝突させる為に、広大な星の海を探査機飛ばして来たの?そんなヒマな宇宙人がいるかな?