テキサスの「フィッシュ・ウィスパラー」、カイルさんが企てていた、巨大な人工池を作ってアリゲーターガーや亀やナマズを飼うんだぜ!計画が、干ばつの影響で頓挫したとの報告があった。
楽しく見守っていた我々としては極めて残念ではあるが、カイルさんも苦渋の決断だったはず。頓挫の理由や今後の展望などについてカイルさん自身が語っているので見て見よう。
I'm Leaving the New Ponds
この池のあるテキサス州では、8か月ほど干ばつが続いており、ご覧の通り水位がかなり下がってしまっている。現在の水深は2mほど。巨大に育つアリゲーターガーが生きていくには少々厳しい環境だ。
そこでカイルさんは、この池を含んだ土地を手放し、自身も引っ越すことにしたそうだ。アリゲーターガーはカイルさんと一緒に引っ越す予定だが、もう一つの池の魚たちはこのまま置いていくつもりとのこと。
バスやブルーギルのいる池の方は水草も生え始め、魚たちが生きていく環境は整ってきており、このままでも心配はないようだ。
カイルさんが放した鴨たちは、たまにこの池に来るけれど、基本的には近くにある別の大きな池で過ごしているらしい。
下の映像は、まだ干ばつが始まる前の去年の夏に撮影されたもの。
The Gar Are Hungry!
魚たちも育ち、環境も整ってきて、カイルさんも楽しくて仕方がない時期だったろう。ドローンからの映像では、アリゲーターガーたちが元気に泳いでいるのが見える。
池の造成から1年半にわたって続いたこのプロジェクト。大自然の前に撤退を余儀なくされることとなったわけだが、カイルさん自身は得るものも大きく、残念ではあるが十分に楽しんだようだ。
多分だけど、カイルさんが目指していたのは、広い池で、こんな感じに彼らを大きく育てることだったんじゃないかな。
カイルさんは今後、さらにエキサイティングな計画があるようで、動き出したらまたこのチャンネルで報告してくれるとのことなので、楽しみに待っていようと思う。
池の造成開始時の映像は、こちらの記事で紹介しているので、よかったら改めて見てみてほしい。
written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。
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コメント
1. 匿名処理班
水源はなさそうだし、地下の帯水層に到達してるほど深くもないし、雨水だけで維持してきたのならそれも驚き。水も綺麗だし残念だね。巨大なビオトープって感じだけど、自分で生態系を組み上げていくのってロマンだよね。擬似神様というか。
2. 匿名処理班
こういう一般人がいるからアメリカでは雨水の個人利用が制限されてる
3. 匿名処理班
池を作るときは周囲に池があるのか、
何故ないのかを調べなきゃだめ。
水だけ入れてせめて1年様子を見てから
魚を入れないと可哀想な事になる。
4. 匿名処理班
ビオやアクア好きには夢のような話だと分かるからこの断念は胸が締め付けられるわ
これほど大きいなら青写真も壮大だったろうな…
5. 匿名処理班
そもそもブルーギルやブラックバスやらって水がひからんぱちにならん限り大丈夫だろ
6. 匿名処理班
池の水全部抜けちゃった
7. 匿名処理班
アメリカ地下水枯渇しつつあるから、こういう趣味で水大量に使う人でなくて一般人でも水不足に悩まされてまだ水のある地域に逃げていきそうね
将来的にはオーストラリアみたいに沿岸部に人が密集しててちょっと内陸行ったら砂漠が広がる国になるんだろうか
8. 匿名処理班
湖っていうか池なんだな
川の水を引き込み、流してやらないとそりゃ干上がるだろうね
9. 匿名処理班
魚を置いていくって…干上がらないの?