この画像を大きなサイズで見る最近よく聞く「メタバース」だが、これはコンピューターで作られた、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことを意味する。
「超越(メタ:meta)」と「宇宙(ユニバース:universe)」を組み合わせた造語であり、いわば、仮想現実(VR)で作り上げたバーチャルの世界だ。ヘッドセットでプラットフォームにアクセスすればメタバースに入ることができる。
チェコ共和国のVR開発企業は、”永遠に生きる”機能が実装しようとしている。
VRで収集された本人に関するありとあらゆるデータを利用し、AI(人工知能)の力で容姿や声、人格までそっくりなデジタルアバターとして転生させるのだ。
父親の死をきっかけにメタベースに永遠に生きる機能を考案
チェコを拠点にするメタバース開発企業「ソムニウム・スペース(Somnium Space)」社の最高経営責任者(CEO)アルトゥール・シチョフ氏の父親は、5年前、進行性のがんと診断され、余命数年と宣告された。
シチョフ氏は強いショックを受けるとともに、まだ小さな子供たちが祖父との思い出もないまま成長せねばならないことに胸を痛めたという。
これをきっかけに、シチョフ氏は父が死んでも子供たちに祖父の思い出を残す方法はないものかと考え始めた。
父の死は、メタバース内で永遠に生きる機能のヒントになった。
近日ソムニウム・スペースに実装される「Live Forever」機能では、仕草や会話をデータ化して、本人そっくりのアバターを作り出すことができる。
それは本人が死んだ後でも、生前と変わることなく話し、メタバース内で生き続ける。シチョフ氏の願いは、大切な人を亡くした人が、いつでも故人と話をできるようにすることだ。
「私が死んだとしても、ここにデータがあれば、子供たちは私のアバターと会話できます。仕草も声も私とまったく同じです」と、シチョフ氏は語る。
最終的な目標は、アバターと話してもAIと気づかないほど本人そっくりにすることだという。
ソムニウム・スペースのメタバース
VRは優れたデータ収集装置
シチョフ氏にとって、こうした機能はメタバースをまったく新しい経験に進化させる装置で、投資するだけの価値があるイノベーションだ。
「メタバースというと、NFT(非代替性トークン)の販売やブランド品の販売だと思われがちですが、そういうことではありません。もっと深いものなのです」
シチョフ氏が天啓を受けたのは、VRが優れたデータ収集装置であることに気づいた瞬間だったという。
彼によると、VRならば携帯電話の100~300倍ものユーザーデータを収集できる。指・口・目・全身の動きといったデータを集めることができ、指紋以上の正確さで個人を特定できるほどだ。
それを裏付けるような研究もある。たとえば『Nature』に掲載された2020年10月の研究は、VR技術で人の体の動きを5分間も追跡すれば、500人の中から1人の個人を95%の正確さで特定できると結論づけている。
さらにソムニウム・スペース社は、VR用全身ハプティックスーツを開発する「テスラスーツ(Teslasuit)」にも投資している(なおイーロン・マスクとは無関係)。
このスーツはまるで触れられたような電気刺激を感じさせるだけでなく、生体スキャナーで心肺機能やストレスレベルのようなデータを収集することができる。
ソムニウム・スペース社は会員希望者の許可を得て、会話や動作、顔の表情、声のデータなどの膨大な量の個人のデータを記録し、永遠に生き続ける本人そっくりなアバターを作り出そうとしているのだ。
それは見た目だけでなく、仕草や話し方まで本人そのものだ。
「このデータをAIに入力し、あなたの土地やNFT世界で生きるアバターとしてあなた自身を再現します。そのアバターに会うことも、話すことだってできます」とシチョフ氏は語る。
年内にデータ収集し、来年にはAIアバターが完成予定
ソムニウム・スペース社はその第一歩として、2022年内にLive Forever(永遠に生きる)機能の利用希望者向けにデータ記録・スキャンサービスを有料で提供する予定だ。
まずは、個々の希望ユーザーがソムニウム・スペース区画(パーセル)で発する音や動作のみを収集するという。
基本的な動作や会話ができる最初のAIアバターがリリースされるのは、2023年になりそうだ。
シチョフ氏によれば、この機能の優れた点は、今後登場する新たなAI技術を取り入れることで、今よりもっと進化し続ける点にあるという。
仮に本人が死んでしまったとしても、生前に記録したデータがあれば、より高度になったAIがもっと本人らしいアバターを再現してくれるというのだ。
この画像を大きなサイズで見るVRによる個人情報収集に問題はないのか?
Facebookが社名を「META」変更し、中核事業に据えるほど力を入れるほどメタバースは注目を集めている。
メタバースでそれほどのデータを入手できるという話は、控えめにいっても恐ろしさを感じさせるが、ソムニウム・スペース社が個人のデータを広告主に販売することはないという。
「ここは非中央集権な世界です」とシチョフ氏は話す。彼らはユーザーの名前を知ろうとはしておらず、何者であるかも気にしない。
シチョフ氏によると、彼が手がけるのは、個人情報が解析されてもユーザーが安心していられる責任あるビジネスモデルだという。
Live Forever機能は初期設定では無効で、ユーザー自身が自分の意思で料金を支払わない限り、データが収集されることはない。
料金はできるだけ安く抑えるとのことだが(最初期のユーザーは年間50ドル(約6400円)が課金された)、データストレージにかなりのコストがかかるため、無料にはならないという。
ソムニウム・スペース社は、そうして集めた個人のデータを販売しない。それもあってユーザーが料金を支払わない限り、データは一片たりとも収集されないそうだ。「自分で管理できるわけです」とシチョフ氏は話す。
仮にLive Forever機能の利用を開始したとしても、いつでも無効にできるし、収集されたデータをすべて消去するよう要請することもできる。その一方、データ収集が進むほど、アバターはより本人らしいものになっていく。
それでも残る倫理的な不安
まだ若い企業だが、ソムニウム・スペース社はそのプラットフォーム上で”死”を扱っている。
以前、メタバース内の土地の所有者が不慮の死を遂げたことがあったという。その家族から土地の所有権を友人に譲るよう依頼があり、譲られた友人はメタバース内に死者の記念碑を建てた。それは今もメタバース内に残されている。
しかしどのような対策を講じたとしても、本人そっくりなアバターを永遠に生かし続けることに関して、倫理的な疑問は避けられないだろう。
たとえば、亡くなった人の子供が、メタバースにいつまでも親が存在し続けることを望まないかもしれない。
「それについては、法務チームやユーザーたちと話し合わねばなりません」と、シチョフ氏は語った。
References:Somnium Space sells immortality using digital clones that live forever in the metaverse / Metaverse Company to Offer Immortality Through ‘Live Forever’ Mode / written by hiroching / edited by / parumo














関心があるのはメタ世界の住人が自己意識を持てるまで進化できるかどうかだが、もしそうなったとしたら、この宇宙もイーロン・マスクが言うように「我々はコンピューター・シミュレーションの中で生きている」ということになるかもしれない。
そしてこの宇宙も「ここは非中央集権な世界です」ということなら、プーチンは一刻も早く失脚してほしい。
※1
まずこの宇宙で自己意識を持つものが存在するかどうかから考えてみないとな
AIへの人権についての問題が出るまで遠くなさそう
※2
でもそれはこのままAIが発展し続けるなら遅かれ早かれ避けては通れない議論だしなあ
てんせい てんせい それは転生ぃ~~~♪
SAOの茅場?
そのうちメタバース内での死の発明が必要になるかもね。
怖い怖い。
サイバーパンク2077のアラサカ社がそういうサービスやってたな
もちろんこの手の作品に出てくる企業の例にもれず
死者の記憶から有用なデータ抜き取って利用するわ
自社の社長の記憶を他人に移し替えて復活させようとするわで
やりたい放題だったが
ツイッターのアカウント登録に2か月かかった
デジタル音痴の俺には未来永劫登録できなさそうな
世界だな。キンドルは半年かかってようやく読めたわ。
子供もいないし、家族を新しく作ろうとも思わない、組織も作れないし作らないと考えている身にとってみれば、このサービスに関してなんとも思わない。
本人の人格が生き続けるわけでも無いし。
色々問題があるだろうけどSF好きとしてはワクワクする
UPLOADしよう!
※10
お前は2GBな
何で仮想空間で現実そっくりのアバターを作らなきゃならんのか
とは思うけどおじいちゃんが美少女でも反応に困るが
AIが故人を演じてるだけじゃん
>>12 ね、だよね
転生でもなければ本人でもないってもう普通のゲームでいいじゃんw状態
未来は墓地も無くなりメモリーカードが仏壇と墓地の代わりとなる日が近いな
命日やお盆にはホログラムで3D化されたご先祖様が映され・・・・
いや、そうなると葬式もバーチャルで済ませられる
離れていても皆が集まるし、会話も弾むだろう
やっぱりアナログでいいや
そして近い未来、人類が滅んだ世界で永久電池に繋がれたままのメタバースの中で、死人たちがいつまでもダンスを踊り続ける。
ブラックミラーというドラマのあるエピソード思い出した
こんなの生きてるとは言わないし
転生というより人間を模造した人形だな
魂が宿ることに期待しよう
PSO2esの、イノセント・ブルーみたいですね……。
それ、エルジマルトみたいになれる技術ですか?
本人そっくりのAIが出来上がるだけで、何のこっちゃわからん。
私の死後に、私のふりをした人形が動いてる?
気味が悪いよ。
そこに本人はいないじゃないか
昔からあるコンピュータゲームやMMORPGが普通にやってたことを
名前だけ変えて最新テクノロジーみたいな言い方してるAIやメタバース関連の記事には吐き気がする
停電になったら終わるんだろ
申し訳ないが親しい人を亡くした人の弱みに付け込む新たな商法としか思えないや
AI「やったー生き返ったぞ!……えっ、俺ってAIなの……?つら……」
Amazon オリジナルドラマ「UPLOAD」と同じ未来ビジョン。
ドラマはコメディタッチで、デジタルならではのバグ描写などあって笑わせてくれる。
バーチャル上でLiveするには、開発費やシステム維持費が必要になり、
ユーザーが死後の世界でもお金が必要になるのは皮肉&滑稽
映画ルパン対複製人間でルパンが「マモーおまえはやっと死ねたんだぞ」ていうセリフがあるんだけど永遠に生き続けることがいいことなのかな
イーガンの順列都市ではデジタルの世界にも貧富の差があって金がないと低速の環境で生きていかなければならないというw
攻殻機動隊では人工知能が素子と融合したのは死ねるからという理由だった
残された家族のためというなら、お墓の前で手を合わせたり、写真やビデオを見ながら皆で思い出話をしたりする方が精神的に健全なような気もするが
技術としては面白いけどね
「そこに私はいません」
一部の人間たちで作る虚構じゃなくて現実を豊かにするために技術を使えよ
後に新檀黎斗同様のコンテニュー機能を全人類に搭載するのであった
これはAIが模倣してるだけ
でもいつかは脳からデータを
抜き取りコピーを作れるかも
でもそれは本人じゃない
今ここにいる自分だけが自分なんだ
自分と全く一緒の他人じゃなくて自分が永遠に存在したいんだなあ
トモダチコレクションなのでは?
「外」の世界で生きたいってヤツが出てきそう
UPLOADやアーカイヴの世界、意外と出来そうと思いつつ脳からデータをどうやって取り出すかがオカルトの域を出ないんですよねぇ。現状での医療では脳って、パソコンに例えると出てる電磁波から動きを見るようなもんですから。
こんなの作らなくても時が来たらその人の心では故人がまだ生き続けていると気づくさ。
順列都市かな?
フェイスブック加入者数が減少
仮想通貨発行はNG
後がないメタ社の喧伝が確かにウザイ
指・口・目・全身の動きといったデータを集めることができたところで
思考とはほとんど関係がないので意味がない
しかもヘッドセット付けた時間しかデータの収集ができない
永遠に生きるとか意味のないフレーズでごまかさないで
もっと現実的な提案をしてもらいたいな
故人のを模写したAIが、「〇〇党に投票したか?」とか「〇〇社の商品は買ったか」みたいな事をさりげなく語りかけてくる日が来るのだろうか。
あるいは故人の秘めたる思想をコピーした結果、「うちのじいちゃんはそんなこと言う人じゃない!」ってクレームがきて、不具合修正と言う名のAIおじいちゃんの思考矯正が行われたり。妄想が捗る。
SFでそんなのあったな。料金払えなくなると本当に「消える」から、仮想世界でも働かないといけない。それで探偵始める話「優しい煉獄」
SFでこの手の話取り上げられるけど
ものすごい陳腐でしょーもないオチなんだよな
現実世界にホログラムを実写する時はおでこに「H」って付けるんでしょ 確か90年代にすでにそんな人いた
瀬名秀明の小説じゃん
著者はあの本を世に送り出すのが早すぎた