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心にしみる響き。世界中のバイオリニストたちがウクライナ支援のために合同演奏。日本からも参加

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(著) (編集)

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 世界29か国、94人のバイオリニストたちが、ウクライナ支援の為に立ち上がった。オンラインを介しての合同演奏が行われたのだ。

 地下室に避難中のウクライナ人バイオリニストを中心に奏でられたのは、ウクライナの伝統民謡だ。

 この合同演奏は、耐え難い苦痛の中でも希望を忘れず、国境を越えた愛や思いやりが存在することを示すかのように美しく感動的で、大きな反響を呼んだようだ。

地下室に避難したウクライナ人バイオリニスト

 2月25日、ウクライナのバイオリニストであるイリア・ボンダレンコさんは、祖母の家の地下室に身を隠しながら、自身のインスタグラムで母国がロシア軍に侵攻されている悲劇を綴った。

 その投稿動画で、イリアさんはウクライナの伝統民謡を奏でている。

 音楽家にとってできることは、悲しみや喜びを演奏で表現することであり、どんな時にも魂の叫びを奏で続けると伝えている。

結成された国際バイオリン合奏団

 イリアさんの投稿を見た多くのユーザーらが、イリアさんに激励メッセージを寄せた。

 この映像を見た、英ロンドン交響楽団に所属するバイオリニストのケレンザ・ピーコックさんは、辛い状況にいる音楽家や全ての人々への支援のために、オンライン上での合同パフォーマンスプロジェクトを決意した。

 「国際バイオリン合奏団」と名付けられた合同演奏には、ピーコックさんのいる世界クラスのロンドン交響楽団のバイオリニスト数名にくわえて、日本を含む、様々な国からバイオリニストたちが参加した。

Violinists Across the World Play for Ukraine

世界29か国から94人のバイオリストが奏でるウクライナ伝統民謡

 ピーコックさんが主催者となって行われたプロジェクト動画には、世界29か国から94人のバイオリニストが集まった。

 キエフの爆弾シェルターからバイオリンを弾くイリアさんを中心に、ウクライナの伝統民謡「Verbovaya Doschechka」の演奏が始まると、各シェルターに避難中の他の9人のウクライナ人バイオリニストが加わった。

 さらに、東京フィルハーモニー管弦楽団やオスロフィルハーモニー管弦楽団、アイルランド、オランダ、ニュージーランド、ベルギー、ジョージア、ポーランド、韓国、南アフリカ、モルドバ、デンマーク、アメリカ、インド、ドイツなどから、様々なスタイルのバイオリンを演奏する有名なバイオリニストが参加。

 美しくも悲しい響きの94人による合同演奏は、多くの人々の心を打った。

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 ピーコックさんは、今回のプロジェクトについてこのように話している。

イリアさんは、爆撃による爆音の合間に演奏しました。また、別のウクライナのバイオリニストは自分が演奏をしている間、兄弟がロシアと戦っていると話していました。

悲しいことに、今ウクライナではバイオリンを手にしてベートーベンやブルーグラスを演奏する代わりに、武装したりシェルターに隠れたりしなければなりません。

多くのウクライナ人バイオリニストは、バイオリンの代わりに銃を手にしなければならない状況なのです。

バイオリンは、伝統的に悲しみを表現するための楽器だと言われています。だからこそ、私はウクライナの人々のために国際的なバイオリン合奏団を立ち上げたかった。

これほど多くの国からバイオリニストが集まったことはありません。私のもとに送られてきた彼らの演奏映像は、とても感動的でした。

みんなが、バイオリンで祈りを奏でていると感じました。

 また、このバイオリン合同演奏が公開されてから2日後、バイオリニストで王立音楽大学の学生ユリア・オスタプチュクさんは、世界24か国から73人の音楽家が録音したウクライナ国家のバーチャル・パフォーマンスをシェアした。

United Through Music – Ukrainian State Anthem

 このプロジェクトではウクライナ支援の寄付を呼びかけており、YouTubeからも参加できるようになっている。

 音楽は人の心を動かすパワーがある。それは国境を越え世界を1つにするパワーを持ち合わせている。

written by Scarlet / edited by parumo

追記(2022/03/22):誤字を訂正して再送します。

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この記事へのコメント 10件

コメントを書く

  1. マイケルジャクソンが生きていたら真っ先にやると思う

    • -1
  2. 偽善者と思われても良いです。涙がとめどなく溢れました。

    • +5
    1. >>2

      日本からは相曽賢一朗さんが参加しておられます。
      今も英国におられると思いますが所沢市の誇りですね!

      同じメロディー
      異なる言語
      湧き上がるのは同じ感情

      母語でメロディーと共にインプットされた“情報”は共鳴すると思います。

      • +2
  3. 大半を納得させる大義を掲げる事が出来ず
    戦いに踏み切ったら危険視されて録な事にならんのは国内外問わず歴史で明らか
    国内のインターネットを封鎖しようが、今の時代穴だらけで漏れまくり
    確かに核は持ってるけどナイフ振り回して物を売って貰えない買って貰えない村八分状態
    今思えばクリミアはこの為の下地だったんだろうけど…
    プーさん何考えてんの?そんな事をよめない無能じゃなかったはず

    • +2
  4. >多くのウクライナ人バイオリニストは、バイオリンの代わりに銃を手にしなければならない状況なのです。

    そのとおり

    遊んでいる場合じゃないぞ

    • -8
  5. 何年も前からUAEの攻撃と内戦状態のにイエメン人のためには誰一人演奏しないのにね。
    ウクライナのためには祈っても、イエメン人はどうでもいいという人の集まりなの?

    • -5
    1. >>8
      大義の違いじゃないかな
      宗教や歴史が絡んで複雑化したイエメンではどちらかの為だけに祈る事は出来ん
      ウクライナは超簡単
      プーチン=悪 ウクライナ=被害者
      の構図、70年遅れて来た覇権主義見える
      それだけウクライナの宣伝戦略が上手く
      ロシアのオリンピックのどさくさの開戦と理由、大義の作り方が下手くそと言える
      アメリカはこの辺が上手い
      特に西側諸国からすればウクライナが落とされればソ連時代以来の脅威が迫る事になるから必死で応援するし注目もする
      日本から見れば物理的に遠いからウクライナとイエメンに違いが無くみえるけど

      • +2
    2. ※8
      君がぜひ最初の一人になりなよ
      他人の財布から出される金が望むところへ行かないからって怒るのは卑しいことだぜ?

      • +3

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