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地球外生命体のいる場所に地球外ウイルスも存在する可能性が濃厚と科学者

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(著) (編集)

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 なかなか収束の兆しを見せない新型コロナに嫌気がさして、いっそのこと宇宙にでも移住したいと考える人もいるかもしれない。

 だが、地球を脱出してせっかく新天地にたどり着けたとしても、相変わらずそこにウイルスは存在するかもしれない。

 なぜなら地球外生命が存在するのなら、ウイルスもまた存在する可能性が濃厚であるからだ。エイリアン・ウイルスである。

 米アリゾナ州立大学の宇宙生物学者ポール・デイビス教授によれば、生命という現象を支えるためには、さまざまな微生物や微小な物質が必要であると考えられるという。

 それが正しいのだとすると、ウイルスもまた、生命全体にとって必要不可欠な存在であったとしてもおかしくはないのだそうだ。

遺伝情報の交換にはウイルスが必要

 仮に地球以外の惑星に生命が存在していたとする。そして、それがある程度長期間にわたって存続できるものだとする。

 それだけの複雑さと丈夫さが備わっているのならば、それは遺伝情報を交換する能力をも備えているに違いないとデイビス教授は推測する。

 そのために必要なのがウイルスだ。それは遺伝情報を交換するためのツールのようなものだ。たとえば地球上において、ウイルスは動物が外部から遺伝情報を取り込む手助けをしている(これを「遺伝子の水平伝播」という)。

 地球と同じように、地球以外の惑星にもさまざまな環境があるはずだ。そこに生物が生息していたとするならば、まったく均質なたった1種類だけにとどまるとはおよそ考えられない。

 さまざまな環境に適応するために、各種の遺伝情報を必要とする。そしてそのプロセスを、ウイルスか、それに類するものの力を借りて行うのである。

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photo by Pixabay

善玉ウイルスは生命活動に大切な存在

 宇宙にもウイルスが存在する可能性があるとは、なんとも不穏な話だ。なにしろ、このところ私たちはウイルスに苦しめられてばかりだったのだ。

 しかしデイビス教授によると、ほとんどのウイルスは悪者ではなく、善玉ウイルスなのだという。

 たとえば「バクテリオファージ」と呼ばれる細菌に感染するウイルスは、細菌が増えすぎてしまうことを防いでいる。

 また植物が高温の土壌で生きる手助けをしたり、地球の生化学サイクルに大切な役割を果たしているウイルスも存在する。

 それどころか私たち自身の遺伝子のかなりの部分が、古いウイルスの名残である可能性すらある。

 このところ腸内細菌の重要性が注目されているが、人間の体内には無数の微生物によって微生物叢が形成されている。それと同じように、惑星にも微生物叢がある。ウイルスはその中で大切な役割を担っているのだ。

 「ウイルスがいなければ、地球上の生命を維持することはできないかもしれません」とデイビス教授は語る。

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photo by iStock

数年以内に地球外生命が発見される可能性

 ところで、デイビス教授のこうしたコメントは、先月発表された地球外生命が数年以内に発見される可能性があるとする研究を受けてのものだ。

 ケンブリッジ大学のグループによって新たに発見された「ハイセアン惑星」という新しいタイプの惑星は、水素を豊富に含んだ海におおわれている。

 そのため、恒星との距離がこれまでの常識では生命には適さないとされるものであっても、生命が生存できる可能性があるそうだ。

References:Viruses may exist ‘elsewhere in the universe’, warns scientist | Infectious diseases | The Guardian / written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 26件

コメントを書く

  1. 宇宙を探索するな、ウィルスを持ち込むな

    • -2
  2. 新種のウイルスは隕石に乗ってやってきた、なんて説もあるしね。

    • +4
  3. と言うか意思疎通が出来る相手と出会う前にウィルス発見の方が先なのでは

    • +7
    1. >>4
      遺伝物質にDNAやRNAを使ってなければ人間には有機物としか認識できない可能性が高いし、違う着眼点で調べないと例え目の前に存在していても直ぐには見つからないかも。逆に言えばDNAやRNAを使ってないなら感染される可能性も極めて低い。

      • +1
  4. 「口下手なので、移住先の地域に溶け込めるか不安なんです・・・」
    「簡単なことです、自ら変異してしまえばいい。皆さんそうしてます」

    「先生、それだとこのご時世、最大限に警戒されそうな気がしますが・・・」

    • +2
  5. 言われてみればその通りだ。
    まあ系外惑星の話なら地球人と接触する機会はまだ当分先の話だろうけど、今の地球人にも近い未来の話だと、火星やエウロパやエンケラドゥスなど生命のいそうな星からのサンプルリターンをやるときは慎重の上にも慎重に対処すべきなのでは?
    それらの星でついに地球外生命(ウイルス(生命かの議論は置いといて)や細菌)を発見した!とのニュースをきっかけに地球はパンデミックの大災厄に包まれた・・・なんてことになったらシャレにならない。

    • +3
  6. 宇宙人との交流では、お互いのウイルス対策が必須になるってことか

    • 評価
  7. ん?ってことは、土の雑菌を調べれば
    概ね生物がいるかどうか解るんじゃないの?

    • 評価
  8. 生命がいるなら、ウイルスも 生命がいるなら、幽霊も てな具合に

    • 評価
    1. >>15
      まあウイルスだって地球の常識で考えられる様な姿形をしているとは限らないわな

      • 評価
  9. その前に大気組成違うから宇宙服脱げないけどね

    • 評価
  10. > 「ウイルスがいなければ、地球上の生命を維持することはできないかもしれません」とデイビス教授は語る。

    今頃何言ってんだろう
    かなり前に、ウイルスの役割や必要性は証明されているのに

    本当に科学者なのか?

    • -4
    1. ※21
      あなたみたいに優秀な人相手ではなく、将来ある子どもや一般向けに平易に解説するのも科学者の仕事なんでね。

      • 評価
      1. >>23
        その科学者とやらが現代では
        「??」状態
        STAP細胞どこいった

        • 評価
  11. ラストで、エイリアンが地球に上陸するんだけど地球のウイルスに耐えられず即死する映画ってなんでしたっけ……?

    • 評価
  12. 卵か先かの話になるけど生物が発生したのと同時期にウィルスも生まれた?らしいしね。

    個人的には生命最初期はウィルスと生物の境は曖昧だったと思う。
    その頃はまだしっかりした膜構造を持ってないからDNA(RNA)がそこら辺にある蛋白質使って、
    (これも蛋白質が先かRNAが先かの話になるが)所謂機会的に自分達を複製してて、
    その内膜構造か確立してウィルスと生物は分かれたんじゃないかなと。

    • 評価
  13. 地球のウィルスが他の天体に影響を及ぼすことも同様に考えなくちゃいけないわな

    • +2
  14. 地球外も問題だが、まずは身近なウイルス宝庫国を滅菌する必要があるんじゃないかな。

    • 評価

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