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オーストラリアのニューサウスウェールズ州に住む羊飼いの男性が、数百匹の羊で描いた大きなハートは、上空からのドローン撮影で鮮やかに浮かび上がる。地上絵にも似たこのインパクトのある羊アートは、最近亡くなった叔母への追悼の意を表したものだ。
新型コロナのロックダウンの影響で闘病中の叔母に会いに行くこも、葬儀に出席することも叶わなかった男性は、この映像を撮影し叔母の家族に送ったという。
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亡き叔母に追悼の意を込め、羊で大きなハートを描く
オーストラリアのニューサウスウェールズ州ガイラに住む羊飼いのベン・ジャクソンさんは、数百頭の羊の群れを使ってハートを描き、ドローンで空中撮影した。このハートは今は亡き叔母デボラさんのために作成したものだ。Ben and a mob of singles organised a tribute to his Aunty pic.twitter.com/R33SuN6YoK
— James Jackson (@guyrajack) August 24, 2021
ブリスベンに住むデボラさんは、ちょうど新型コロナのパンデミックが始まった時期にがんが発覚し、2年の闘病生活を続けていたが、このほど他界した。
コロナのロックダウンにより、ベンさんは約430km離れたブリスベンまで叔母の見舞いに行くことが叶わず、葬儀にも出席できなかった。
そこで、地面に餌を撒き、妊娠している食欲旺盛なメスの羊の群れを誘導。それは見事なハートの形になり、ベンさんはドローンから空中撮影したこの映像を叔母の遺族に送った。

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ベンさんのアートワークが拡散すると、メディアでも取り上げられた。ベンさんは取材で、このように話している。
コロナのロックダウンにより、闘病中の叔母を見舞って直接励ますことができず、家族と愛を共有し、ハグを交わすこともできませんでした。
残念ながら叔母は、癌を克服できず旅立ちました。私は、何の力にもなれず、ただ無力を感じ、悲しみの中にいます。
ロックダウンでは、多くの人が困難を強いられました。その辛い時期は、今も続いています。誰にとっても、今は試練の時だと思います。
羊のハートは、叔母への追悼のために作成したものですが、この映像を見た人に笑顔をもたらしたのなら、それは私にとって喜びであり、きっと叔母も天国で誇りに思ってくれていることでしょう。
羊で地上絵
毎日、トラックの荷台から羊の餌を地面に撒いて走っていたベンさんは、羊を使って絵が描けることに気付いたそうだ。最初の試みは2018年に干ばつが発生した時で、ベンさんは羊に協力してもらい、人々を励まし続けている。
written by Scarlet / edited by parumoJust moving the ewes. Had a conversation with a melbourne vegan some years ago and she told me to grow wheat. She had a PhD but not particularly wise pic.twitter.com/btpOyNq2A9
— James Jackson (@guyrajack) January 28, 2019
追記:(2021/08/31)本文を訂正して再送します。
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コメント
1. 匿名処理班
かなり以前だけど、羊でウールマーク作ったのなかったっけ?
2. 匿名処理班
祖母?それとも叔母?
ごっちゃになってる笑
3.
4. 匿名処理班
天涯孤独になって1年、最近涙もろくなっちゃって・・・
5. 匿名処理班
序盤の数薬湯でお疲れが見える。
おつかれさまです。
6. 匿名処理班
職人芸だなあ
7. 匿名処理班
ぷりぷりして可愛いお尻♪
8. 匿名処理班
当たり前に大切な人と気兼ねなく会える日常が早く戻ってきますように。素敵な映像ありがとう。
9. 匿名処理班
どうやってこんなキレイなハートを描いてるんだろうと思ったら餌だったのか
BGMも相まって感動した
10. 匿名処理班
💛♡♥❤💓
方法に興味もあるけど、やっぱり気持ちを伝えたいよね
11. 匿名処理班
人を亡くしたときの悲しいエネルギーがこういう形になってよかったなと思う
会えなかったのは悲しすぎるけど、こういう自己表現ができるような人でよかったなと…