この画像を大きなサイズで見るフラナリー・オコナーのゴシック小説を原作とするアメリカ映画『Wise Blood』(1979年)には、不気味な干し首が登場する。
『Heritage Science』(5月11日付)に掲載された鑑定結果によれば、なんとそれは映画用につくられた小道具ではなく、アマゾンの首狩り族が1世紀ほど前に人間の首からつくった本物の干し首であることが判明したそうだ。
首狩りを行っていた部族の風習「干し首」
かつて、首狩りを実践していた部族では風習として「干し首」が作られていた。特に有名なのが、現在のエクアドルとペルーにあたるアマゾン上流に住んでいた少数民族、ヒバロー族やシュアール族が作ったもので、彼らはそれを「ツァンツァ」と呼んでいる。
つくるには切り落とした生首の頭蓋骨から肉をそぎ取り、目と口を縫う。それから薬草入りの熱湯で肉を煮て、形を整えながら熱した石や砂で乾燥。ビーズや羽毛などで装飾して完成だ。
19世紀、そうした文化に関心を持った西洋人が干し首のコレクションをはじめ、人気が高まったことからいくつもの偽物がつくられた。中には違法に墓地から掘り起こしてつくられたものもあったという。
映画の小道具として使用された干し首、本物であることが判明
今回鑑定されたものは映画『Wise Blood』(1979年)に使用されていたもので、元々は米マーサー大学の所蔵物で、2019年にエクアドル大使館に返還されたもの。
上記のような経緯から干し首が偽物である可能性もあったため、エクアドル政府が同大学に真贋鑑定を依頼していた。
鑑定にはいくつもの手法が用いられ、CTスキャンで干し首の三次元モデルもつくられている。同モデルからは、髪の毛の下に頭蓋骨を切除するために皮膚を切り開き、再び縫合した跡があることが判明。
それ以外にも、皮膚や鼻に生えた毛の有無、3層のヘアスタイル(当時の部族の特徴)など、32項目の基準のうち30項目が満たされており、本物と鑑定された。
この画像を大きなサイズで見るもともとは生物学者が入手したもの
なおこの干し首は、マーサー大学の生物学者ジム・ハリソンが第二次世界大戦中、エクアドル・アマゾンを旅行していた際に入手したものだ。
彼は2016年に亡くなったが、地元民から干し首を買い取った旨の、まるでインディ・ジョーンズで描かれたエピソードのような記録が残されていた。
ちなみに干し首には1942年の新聞紙が詰められていたが、これは輸送中に保護するためのものであるようだ。
ネイティブ・コミュニティに返還
一見すると呪いの道具のようにも思える不気味な代物だが、ある研究によると、干し首は部族間の抗争を回避するためのものだった可能性がある。
切り落とした首に死んだ敵戦士の魂を宿らせ、戦いに勝った部族はその超自然的な力を手に入れるのだ。
なお今日では、大学や博物館などが所蔵する干し首は、本来の所有者であるネイティブ・コミュニティに返還されることも多いという。
たとえばスミソニアン博物館は1980年代からこうした取り組みを進めており、1999年までに6000点の干し首がエクアドルやペルーのシュアール族に返還されたそうだ。
References:The authentication and repatriation of a ceremonial tsantsa to its country of origin (Ecuador) | Heritage Science/ written by hiroching / edited by parumo














ジャングルクルーズでサムが売ってたやつか。
※1
映画の小道具係の人、有能だったのね。
この干し首になった人は敵とはいえ立派な戦いをしたという
意味合いあるので生前はすごい人だったのだろうな
干し首を返したのは首を狩った方か、それとも狩られた方かが気になる。
体の所有権は本人にあるから順当に考えればその親族が相続権を持っているのではないか。
まぁ保存のことを考えれば博物館に置いておくのが正しいと思うけど。
昔、上野の博物館で干し首見たなぁ。今でもあるのかしらん
※4
同じこと書きに来た
30年くらい前はあった
100年たっても豊かな毛髪
カラパイアの以前の記事、「装飾用に加工された人間の頭部。「干し首」という文化とその作り方」から
>今度はツァンツァ(干し首)を茹でる。
およそ1時間から2時間ほど茹でるという。この段階は時間との勝負であり、2時間をこえると頭皮から髪の毛が抜け始めるため、注意が必要だそうだ。
上野の科学博物館に展示してあったな。
子どもにはショックだった。
昔は国立民族学博物館にも展示されてたな。
しかしネイティブコミュニティに返還する動きは、
よくよく考えると、返す相手は干首を作った側の方の人で
殺されて干し首にされた一族の側とはちがうんだよなぁ
※7
それでも、殺した北米先住民から切り取ったパーツを白人側(兵士も一般人の)が戦利品・記念品として単なるモノとして扱ったような粗末な感じじゃなくて尊敬をもって保管していたのだろうから、返還されないよりはましな気がします
元々所属していた(戦いに負けた)部族が勝った部族に後年吸収されてしまったりして返還する部族が残っていないかもしれないし…(´・ω・`) いやどのくらいの規模の戦いかわからないけども
※17
実際には干し首が売れるとわかった後に、
交易で売る干し首を作るために戦争が行われた話もあるんですよ。
干し首にされた相手に敬意を払うといった意味は、寡聞にして知りません。
一般的に呪術的には死後も従属させるといった意味合いもあるといわれています。
干し首を作るために適当な他部族の人間の寝込みを襲って作ったとか言った話があり、
トロフィーとしても、相手に対する敬意や尊厳とかいった現代の価値観とは
また違ったものであったと考えたほうが良いでしょう。
ハリポタにこんなのでてこなかったっけ
>>8
アズカバンの囚人に出てくるバスにぶら下がってましたな
早く干し首の名前を特定し、エンドクレジットのキャスト一覧に載せてあげよう
映画の小道具と勘違い…『トロピック・サンダー』を思い出すじゃないか
あれは干してないどころか出来たてほやほやだったけど
>>10
なにかあったの?できたて?
科学博物館にもあったよなぁ。レプリカなんだろうが、なかなか不気味だった
アウターゾーンで出てたし、簡単な作り方も載ってたw
そっちだと呪術者だかシャーマンだかの首だったかな
以前ポーンスターズで売り希望の話しあったな
店主は断ったけど
映画{エイリアン}の着ぐるみにも、マジのされこうべを取り付けて工作してたんだが・・・みんな観たことあるだろ?
そんな何千点も干し首送られても、今ある部族は困るやろ…
どうしてんのかな
神社みたいに並べて祀ってるんかな
映画のポルターガイストも本物の骸骨の頭使って
呪われたんじゃなかったっけ?
今、福岡市博物館であってるミイラ展の最後の方に展示してあったよ。3つ。凄かった。
Skullflowerの7インチのジャケ写に使われてた頭部かな
ダダに似てる
今夜は寝かせないゼ☆
秘境に釣りに行くTV番組で宿泊した村が元首狩り族の村で干し首でてきたな
でも今は首狩りしてないとはいえちょっとそういう村に宿泊すんの怖いな
ディズニーのアトラクションにあったけどグロいからかバナナに変えられちゃったよね
子供の頃は「まさか本物じゃないだろうな…」と思ってた
実は本物だったが1番怖いよ
つまりこの映画怖い(見たことはない)
>>23
ディズニーのあれは改悪だと大人になった今は思ってしまうけど、小さい子は怖がるよなぁ
死後1世紀過ぎても弄ばれて救いが無いな
俺も上野で見た ミイラの横にちょこっとオマケみたいに展示されていて、気がついた瞬間にぎょっとしたっけな
お化け屋敷に本物のミイラがあったてのもあったね
存外そこらに転がってたりして
怪物くんで存在知った気がする
必死に「首狩りは我々の文化でない」と主張していた同紙
自分たちの歴史は知らないご様子
ホラー映画かと思ったら違うのね
魂が抜けないように縫う、と昔みたのだけれど、目と口だけで鼻は縫わないんだな
呪いがドーーーん!!
地獄の黙示録でも本物の死体使ってたよ
もうずーっと前にロンドンのサイエンスミュージアムでたまたま見た
何度説明読んでもホンモノでびびった
あの首さんもいまは本来の(敵の?)部族のところに帰ったのかな
生きてたころから現在にいたるまで数奇な運命だなあ
返還は部族側の心情を思うと妥当なんだけど考古学的にはダメージ入るケースもあるみたいね(そのまま埋葬しちゃうから)
つまりスミソニアンは6000個の干し首を所蔵してたと?
持ちすぎやろ
この干し首が70年代にホットロッドレースの定番アイテム(車のバックミラー等からぶら下げる)
として流行したってのが未だに忘れられなくて
アメリカ人て狂ってるなぁと思った記憶ある
自分が干し首にされたらそら呪いたくなるわ
※40
この考え方は違うと思われます。
干し首にする事で、復讐心が自分に向かってこないように出来るばかりか、霊的なパワーを自分のものにして酷使できると考えられていたそうです。
近隣の敵対勢力には積極的に首狩りをしない部族も多かったとか戦争になるからね
それより出稼ぎ気分で遠出した時や旅人が来た時に積極的に狩るのが平和的だからね
ホンモノの干し首が流行ったり売り物になるってのが、もう狂ってる。
かなり若く見えるな
15歳位じゃないのか?
時代や場所によっていろんな作り方があるんだよな
始祖の巨人やんけ
怖すぎ、キモすぎ