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大量のソーラーパネルを学校に設置して電気代を節約し、低賃金で働いていた教師の給料に還元(アメリカ)

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 現在、アメリカでは風力や太陽光などの環境にやさしい再生可能なエネルギー源が多くの電力を生成している。

 アーカンソー州の小さな田舎町にある学校では、1500枚のソーラーパネルを設置して電力を供給。浮いた電気代を教師へ還元し、低賃金で働いていた教師たちへの問題解決に繋げた。『kristv.com』などが伝えている。

School’s solar panel savings give every teacher up to $15,000 raises

小さな町で低賃金で働いていた学校教師

 アメリカの場合、公立学校の教師は他の大卒者と比べはるかに給与が低く、貧困率が高い学校ほど資金不足により十分な給与を得られず、また労働条件も厳しいため、辞めていく教師が多く社会問題となっている。

 アーカンソー州インディペンス郡ベイツビルは小さな町だ。この地域の学校で勤める教師たちのほとんどは低賃金で働いており、中には副業を持たなければ生活が苦しいという教師もいるようだ。

 ジャンヌ・レエプケさんは、同州で24年のキャリアを持つ教師だが、副業を持ちながら地域の学校で教えてきた。

 ベイツビルのマイケル・へスター教育長によると、同地区では給与が低いゆえに教師の新採用に苦労しており、これまで教師だった人も低賃金が理由で辞めるケースも少なくなかったという。

お金のためだけに教師をするというわけではないにしても、十分な給料が支払われなければ続ける人は減っていきます。(へスター教育長)

 小さな学区の小規模の学校に質のいい教師を集めて維持していくには、それなりの給料を支払っていかなければならない。

 そこで、問題解決として導入されたのが、クリーンエネルギーの使用だった。

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1500枚のソーラーパネルを設置し、節約したお金を教師に還元

 ベイツビル学区は、労働に見合わぬ低賃金で働く教師たちの境遇を改善すべく、学校内とその周辺に約1500枚のソーラーパネルを設置した。

 すると、年間60万ドル(約6530万円)以上の節約ができ、そのお金は教師たちに還元され、大規模な昇給へと繋がった。

 これにより、質の高い教育者の維持と採用が向上したという。

 近年、パネルの製造費用が安くなっているため、太陽光発電のコストが以前と比べてはるかに低くなっているそうだ。

 過去10年間で太陽光発電の価格は89%下落。現在は全国で7000を超える学校が太陽光発電を使用し、その割合はわずか5年間で81%も増加した。

 しかし、節約したお金を教師の給料に還元しているのは、ベイツビルの学区のみだ。

 同区では、2年連続して教師にボーナスを配ることもでき、全ての教師の給与を最大15,000ドル(約163万円)引き上げることができた。

 かつて最悪の低賃金で働いていたベイツビルの教師らは、今ではインディペンス郡内で最高の支払いを受けている。

 ジャンヌ先生も、もう副業を持つ必要はなく、コロナの影響で家から授業を受けている生徒たちを助けるために、より多くの時間を費やすことができるようになったということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

追記:(2021/03/19)本文を一部訂正して再送します。

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この記事へのコメント 49件

コメントを書く

  1. この試みは素晴らしい
    アメリカの教師ならびに警官の給与の低さは問題だよ

    • +14
  2. >>全ての教師の給与を最大1500ドル(約163万円)引き上げることができた。

    んんん?
    3月19日のドル/円為替レート
    108.92 円

    1ドル109円として、1500×109=163500円
    16万3500円じゃないかなぁ

    • +7
  3. これができるのは災害の少ない地域だけなんだよね
    どこかの国で成功したんだから日本でも!とか無能が言い出しそう

    • +7
    1. ※4
      それ以前に、私立校ならともかく
      日本の公立学校の給与体系って、
      個々の学校で光熱費を節約した分を回して上乗せ可能
      みたいな仕組みにはなってないと思う。

      • +3
  4. 実際設置にいくらかかって設備の維持やら場合によっては土地の賃借だのにいくらかかって年間これくらい稼働してくれたらこの数字になりますってのは出さないで都合のいい数字だけ出してるのがちょっとね
    普通にそのカネを給料にまわした方が良かったってなりそう

    • +7
  5. アーカンソー州というと雨が多いイメージがあるが安定するんだろうか。
    まあ自給目的ならそこまで供給の安定性に問題はないか?

    • +4
  6. ソーラーパネルの設置と維持管理費をそのまま給与の補填に当てればよかったんじゃ?

    • -4
  7. そのソーラーパネルを購入、設置、保守する予算を給料に回せばよかったのでは……

    • -15
      1. ※12
        なら教師に還元する分もソーラーパネルに回した方がより利益になったのでは?

        • -9
        1. ※20
          さすがにガイジの可能性を疑う
          教師個人を救うためじゃないからな、次入ってくる教師にも楽させなきゃならん

          • +3
    1. >>9
      内陸部だから熱帯性低気圧になっていることが多いけど、竜巻も発生します。

      • +2
  8. 日本の学校の屋上は立ち入り禁止で使ってないんだし、ソーラーパネル設置すればいいのにとおもう。

    • +9
    1. ※11
      都内の学校では、設置している所もあるよ。
      他の自治体は分からないけど。

      • +3
    2. >>11
      多分、思ってる人はあなた以外にもいると思うけど、なぜ設置してないかまで思考を巡らせる事ができたら、おもうだけで無かったんだろうなと思いました。

      新たに設置する費用はどこから?

      • -3
  9. 話の前提で電力会社(私企業?)が暴利貪ってそう

    太陽光パネルは補助金なり篤志家の援助なりでもあったとか?

    • +1
  10. まだ2,3年しか経ってないみたいだし経年劣化によるパネルの交換時期(設置から数年程度)が来たら崩壊すると思う

    • -4
    1. ※17
      ソーラーパネルの経年劣化は、20年後でも大体80%以上の発電性能が残っているので、数年後に交換ではないよ。(ただし1990年頃の大型パネルの製造技術が確立する前のものは寿命が短い)

      • +6
      1. ※25
        その経年劣化に竜巻や雹なんかは含まれてないよね
        毎年じゃないけどアーカンソーなら数年間でそのぐらいの気象現象は起こるよ

        • 評価
      2. >>25
        あくまでも、パネルだけの話だね

        パネルを支える筐体や送電設備等の保守は必ず必要、パネルも毎月ちゃんと洗ってパネルに付着している砂やゴミを落とす必要がある

        で、放置していたら数年で筐体は錆だらけ、送電設備に故障が発生して送電できずという事もあるよ

        • +4
  11. ふむ、生徒にペダルをこがせて
    発電しながら授業するのはどうだろう?

    • +6
    1. ※18
      肥満も解消されて良いことばかりやね

      • +2
    2. ※18
      もっと速く漕げよ!
      黒板が暗いだろ!

      みたいな事が起きそう

      • 評価
  12. 太陽光パネルは日本じゃ詐欺紛いが多いんだが向こうは大丈夫なんだろうか

    • +2
  13. 懐疑的な人が多いのは、
    日本のソーラーパネル関連が胡散臭い話多すぎたからかな。

    • +4
  14. 設置費用とかメンテ費用で還元できるほど浮くとは思えないんだがw

    • +1
  15. 太陽光発電は環境負荷の対象を二酸化炭素から重金属、大気汚染から土壌・水質汚染へとすり替える物である事や元から緑がある野山を切り開いて設置するようじゃ本末転倒って事が分かってないのが多すぎるんよな

    • +2
  16. なんかアメリカって、超高額な医療費といい基本の部分が出来てない国だと感じた。
    教師がそんな低賃金でなぜ教育者が育つと思うのか・・・。

    • +3
    1. >>32
      教育格差があってね
      私立の超有名校は、教師も超高給
      ここは公立で田舎なんだ

      • +2
  17. パネルの環境負荷を問うとヒステリー起こす人って一体何の宗教なんだろうねw

    • -4
  18. これさぁ芝生に太陽光が当たらないからその部分の大地が腐っていくよね
    つけるなら後者の屋上とか既に太陽光を必要としてないところに設置するべきじゃない?

    • +1
    1. この機器に何かあった場合は逆に天引きかな?
      ここのサイトって夢見がちな話題に夢見がちな※にしか+入らないけど
      もっと現実は厳しいことくらいは認識していいと思うな。
      ※38の人とか何も間違ったこと言ってないのにマイナス入ってるし、おかしいよ。

      • 評価
      1. >>41
        以前から、そういった政治趣向の集団が粘着してるからこれもそうなんじゃない

        • 評価
      2. ※41
        そりゃあ+ボタンて、いいねって思ったら気軽に押すもんだからポジティブなコメントの方が高評価になるでしょ自然に
        逆にマイナスだって深く考えて押してないだろうし、別におかしいとまでは思わないけど
        そんな深刻に考えなくていいよコメントなんて

        • +1
    2. >>38
      芝生は自然じゃないぞ。
      敷地の草取り費用は浮くな

      問題なのは山肌削ってるようなやつだろ、

      • +3
  19. ソーラーパネルを設置するための費用は誰が出したんだろう
    教師たちが投資のつもりで出したわけじゃないよね
    税金から出たのかな

    • 評価
  20. 実はアメリカの田舎は割と一般的に停電がよく発生する
    太陽発電を考えるレベルでね

    • +1
  21. 売電収入が維持更新コストより多ければ使われるだけ。特に草取りが必要な休耕地帯なんかでな。

    • +2
  22. 天下り先に税金投入させてウマウマしてる奴らがアメリカにも居るんだな

    • 評価
  23. 現状のソーラーパネルの発電効率では、設置費の元を取るのに80~100年掛かるんだよ。

    だから、浮いたお金で給料補填なんて幻想なんだわ。

    電気代の浮いた費用よりも、設置費の方が莫大であり、ランニングコストを度外視しても100年稼働して初めてプラスに転じるのだから。

    • 評価
    1. >>49
      寧ろソーラーパネルは世界的には低価格化が進み過ぎて塗料式とかの実用化が遅れそうで問題になってるんだが。
      100年ってどこ情報?そんなんパネル四回は代えてるわ。

      • +3
  24. 15万じゃねえか為替的に 150万だと計算が合わない

    • 評価

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