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これは貴重!貝を食べるエイの咀嚼音を聞いてみよう

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(著) (編集)

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君はエイの咀嚼音を聞いたことがあるか?: Florida Atlantic University
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 咀嚼音を好んで聞くマニアは多い。一部の人にとってはASMR(自律感覚絶頂反応)による快感が得られるのだそうだ。

 かわいい動物たちの咀嚼音は私も大好きだが、水中生物の咀嚼音ってどんなだろう?

 海洋生物学者らが、マダラトビエイ(学名 Aetobatus narinari)の摂食行動を探るために水中で貝殻をかみ砕いて食べている所を撮影し、咀嚼音を録音した。

 それでは、エイが貝を食べる音を聞いてみよう!

Crunch! Underwater Acoustic Recorders Capture Whitespotted Eagle Ray “Shell-Crushing” Clams

 硬い貝殻だけに、ガリッ、ゴリッ!って感じだね。ある種の爆発音のようにも聞こえる。実に興味深い咀嚼音だ。

 コメント欄によると、フロリダなのでマダラトビエイ(Aetobatus ocellatus)ではなく、ホワイトスポッテッドイーグルレイ(Aetobatis narinari)かもしれないそうだ。

どんな貝をどれだけ食べているのか?咀嚼音で分析

 カニやタコ、大型の魚から哺乳類まで、貝を硬い殻ごと食べる海洋生物はたくさんいるが、そうした貝を狙った摂食行動(デュロファジーという)は、これまであまり研究されていなかった。

 生物は素早く動き回るし、暗い海底での出来事だ。それに大型の海洋生物となると、跡形もなく貝を食べてしまうので、一体どこでどれだけの貝が食べられているのか調べることは容易ではない。

 そこで米フロリダ・アトランティック大学の海洋生物学者は、モウト海洋研究所やフロリダ工科大学とチームを組んで、目ではなく別のやり方で観察する方法を考案した。

 ポイントとなるのは貝を砕く咀嚼音だ。その様子を目で直接観察することはできないので、音を分析することで、どの種類の貝がどれだけ食べられているのか推定するのだ。

 貝を砕く音はまるで爆発のように響く。自然環境での実験では、100メートル先でも礁湖の周辺ノイズに紛れることなく、破砕音を聞き分けることができたという。

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image by:Florida Atlantic University

貝の種類によって音が変化

 今回観察されたマダラトビエイは、二枚貝や腹足類など、さまざまな軟体動物を食べることで知られている。

 実験では、ホンビノスガイやクラウンコンチなど、硬い殻を持つ8種の貝を434個食べてもらい、その咀嚼音が録音された。

 貝は質感や厚み、強度がそれぞれ異なり、当然ながらそれに応じて噛む時間も長くなる。また噛み砕いたときの破片の量によっても音が変化する。

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image by:Florida Atlantic University

 こうしたデータは、貝の保全を進める上でとても重要だとのこと。

 貝類は貴重な生態系サービスを提供しているだけでなく、人間にとっても栄養満点な食材だが、大型生物がどのくらい貝を食べているのか、ほとんど分かっていないそうだ。

 この研究は『Journal of Experimental Marine Biology and Ecology』(20年12月17日付)に掲載された。

追記(2021/01/30)本文を一部修正して再送します。

References:scitechdaily/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 23件

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  1. ノンビノスガイじゃなくてホンビノス貝では。
    ラーメン大好き小泉さんに怒られちゃうよ。

    • 評価
  2. 金魚飼ってると、餌食ってる時にコリコリと言う音を
    聞く事が出来るんだよな。

    • 評価
      1. ※17
        金魚(だけでは無いんだが)の喉に
        ”咽頭歯”と呼ばれる部分があって、ここで
        硬い物をかみ砕くんだよ。
        たから、粒状の餌をやると
        コリコリと言う、餌をかみ砕く音が聞こえるんだ。

        • +1
  3. フロリダということでマダラトビエイAetobatus ocellatus
    ではなくてホワイトスポッテッドイーグルレイAetobatis narinariのほうだと思う

    • +1
    1. ※4
      まぁ、エイとサメって近縁だからな…

      ちなみに、サメと同じく、磨り減った歯は
      後ろの予備が前へ移動する形で新陳代謝するらしい。

      • +3
      1. >>11
        なんか大まかに分けるとエラが横にあるのがサメで下にあるのがエイって聞いた

        • +3
  4. 生きている動物を、まさに絶命に至らしめるさなかのきしみ音なわけで我が身に置き換えてみるとちょっと残酷で怖くもある…

    • 評価
  5. もっとハマグリチックなやつかと思ったら、あんなに硬そうな巻き貝までポリポリと… すごいな

    • +2
  6. カラパイア板鰓魚綱班は相変わらず有能だなあ

    • +2
  7. 水族館の水槽で脱皮直後のカニをゴリゴリ音をたてて食べてる動画を見たことがある

    • 評価
  8. この子も棘で刺すのかな?
    エイは気合の入った魚というイメージと、刺されるとやばいというイメージ。
    それにしても動きの遅い貝が良く絶滅しないものだと不思議に思う。

    • +1
  9. ウチで飼っていたアマゾンの淡水エイたるポタモトリゴン.モトロ
    こいつも貝が大好物だったなぁ
    水草水槽で発生した貝類を与えると一目散に寄ってきてボリボリと
    少量ながらシジミを与えても同じ反応でしたわ

    • +2
  10. 硬いのかじるね

    エイ!

    ガリゴリバリボリ

    • +3
  11. 大型犬が鹿の大腿骨をたのしそ~にかじってる横でネット見てると、落ち着かないんだよね、ガリゴリ音で。いかにカワイイ我が子と言えどもね。

    • +1
  12. 何年か前に聞いた話 有明海ではトビエイが増えて漁に影響するくらいカキやアサリを食害してるそうです
    それはともかく歯が丈夫でうらやましいわー

    • +3
  13. エイと致してる春画あるけど、もし前後間違えたら大変なことになっちゃうな

    • 評価
  14. こういう貝やサンゴを砕いて食べる生物の排泄物が海の砂の素になるって聞いたことがある

    • +1
    1. ※19
      そうなんだ・・・
      こんな砕いてる音を聞くと納得してしまうw

      貝だといまいちなんか判りにくいので、豚骨的なので試してほしいなー
      豚骨砕くのかなー 食べるのかなー

      • +1
  15. それにしても、このエイの目玉は冗談みたいにデザイン的で
    ゾクっとするよね

    • +2

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