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中世の古い家で見つかった魔術用隠し部屋(イギリス)

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(著) (編集)

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 16世紀に建てられた家の階段下から隠しスペースが発見され、ここから、500年前のものと思われる動物の頭蓋骨や左足の靴などオカルトグッズがざくざく出てきた。

 こうした場所は”魔術の部屋”と呼ばれる。この家は、イギリス・ウェールズ北部デンビーにある16世紀の農家の居宅。持ち主のケリー・ジャクソンと夫のブレディンが改修していたとき、偶然に階段下に隠されたこの部屋を発見した。

 ここには、動物の頭蓋骨や、毒薬、香水の入ったビン、奇妙な靴、半分しかないウールの帽子など、魔女や悪魔を捕えるための道具が所狭しと置かれていたという。

階段下の隠しスペースは魔術の部屋だった

 500年前の遺物が発見されたこの家は、ブレディンの家系が何世紀にも渡って所有していたもので、現在は彼が受け継いでいる。

 ブレディンが階段に隣接する部屋で改修作業を行っていたとき、壁に開けた穴からなにかが見えたことがきっかけだったという。

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ウェールズの中世の家で持ち主の夫婦が見つけた階段下の”魔術の部屋”

image credit:Kerrie Jackson / Denbighshire County Council
 さらに詳しく調べてみると、階段は封印された中世の出入り口の上に建てられていたことがわかった。この出入り口は、かつて家のさまざまな部分につながっていたという。

暗闇の中をのぞき込むのは、とても不気味でした。最初、いくつかの靴しか見えませんでしたが、目が慣れてくると、なんだか不気味なものがほかにもたくさん置いてあるのがわかりました。

それらは、超自然の力が吹きこまれた物のコレクションだったのです。この家のこれまでの持ち主が、魔女や悪魔を捕えて封じ込めようとした証拠だということがわかりました(ケリー)

人間の持ち物を使って魔女をおびき寄せて捕える

 まず見つかったのは、妙な8足の靴。すべて左足だけで、幼児のものから、大きな男の作業靴までさまざまだった。

 それから、ウールの帽子、動物の頭蓋骨の一部、銃身の部品、なにかの古いレシピ、毒薬や香水がいっぱい入ったビンなども出てきたが、これらはすべて、中世末期に邪気を追い払うと信じられていたものだ。とはいえ、古典的なホラー映画に出てくるような、身の毛のよだつような発見はまだない。

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魔女や悪魔を捕えるための靴と魔女のビンが、階段下から見つかった

Kerrie Jackson / Denbighshire County Council
 左足だけの靴は皆、かなり状態が良く、かつての持ち主の痕跡を想像することができるくらいだという。

 こうした隠された靴は、イギリス中でたくさん発見されているが、専門家によると、家の中の秘密の場所に靴を置いておくのは、悪魔、幽霊、魔女などの邪悪な影響から家族を守る意味があるという。

 2012年のアイルランド考古学の論文「ウィックローで魔女を捕える」の著者イーモン・P・ケリーによると、魔女は人間の靴のにおいにおびき寄せられと信じられていて、誘われて靴の中に入って来ると、もう出ることができずに捕えられるという。

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image by:馬の頭蓋骨も”魔術の部屋”で発見されたもののひとつ

馬の頭蓋骨はふたつの古い伝統とつながりがある

 ケリーとブレディンは、馬の頭蓋骨は古代ウェールズのMari Lwydという正月の伝統と関係があるのではないかと考えている。

 この行事は、馬の頭蓋骨のついた白いシーツをまとって、家から家を巡りながら、歌を歌ったり、詩を暗唱したりする。

 建物内の捧げものとしての馬に関する論文がある学者の Sonja Hukantaivalは、次のように説明して
いる。馬の頭蓋骨は、魔女のビンなど、その他のものと一緒に建物の中に”物を隠す”という広い範囲の民間伝承と関係があるという。

魔術の部屋は地獄への通り道へのファイアーウォール

 ケリーとブレディンは、階段下で見つかったこれらのオカルトグッズのことをべつに心配してはいない。家自体が16世紀という古い建築物なわけだし、妙な物に出くわすのは慣れているとのこと。

 だが、1979年のホラー映画『悪魔の棲む家』は観たことはないのだろうか? 井戸の中に隠された地獄への入り口を見つけてしまう話なのだが。

 英国で中世の古い家を改装する人たちは、隠された靴、馬の頭蓋骨、魔女のビンなどをよく見つけるという。古い家の階段下でこうしたアンチ魔女グッズや悪魔を捕える罠のたぐいが頻繁に見つかっているということは、当時は、古い家の階段が地獄への入り口だと見られていたのではないか。

 かつての家の持ち主たちは、自分たちの理解を超える”なにか”と闘うために、ファイアーウォールのようなものを作って、自分や家族を守ろうとしたと考えられる。

魔術の部屋と教会についての補足

 自分の家に悪魔的なものが侵入してくるのを怖れ、自分と愛する者の魂を守るために、こうしたオカルトグッズを慌ててかき集めている場面を想像してみて欲しい。

 こうした魔術の部屋のコレクションが示しているのは、教会が人々の精神に対して非常に大きな力を持っていた時代から実際に行われていたことで、悪魔はあらゆる点で神と同じくらい現実的な存在だったということだ。

References:ancient-origins./ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 17件

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  1. 今だから「へー」だけど
    とんでもない重罪だったんじゃないの

    • +1
    1. >>1
      15~17世紀だと娯楽、学問でもあった上で、嫌がる人もいたみたいです。
      魔術師というくくりのみで本当は語るべきじゃないと思いますが
      王侯貴族のお気に入りになったけど次の王様に魔術師だからと投獄されて、脱獄してまた別の国で王宮に仕えたりした人、修道会に責められて放浪する人、修道院長でありながら魔術師の人等々いたらしいです。この辺は有名な事例なので、巷には他にいろいろあったんじゃないでしょうか。
      基本は黒魔術が処罰の対象だったと何かの本で読みました。
      これは魔女から身を守る魔術なのでいわゆる白魔術だと思います。

      • +11
  2. >誘われて靴の中に入って来ると、もう出ることができずに捕えられる

    どんだけ臭いんだよ。

    • +3
    1. >>2
      ハアハアたまらんわーもうヤミツキ~
      かもしれんぞ

      • +4
  3. 魔術を行う部屋じゃなくて、
    家を守るお守りを置いてた部屋、祭壇みたいなものかな。
    家を建てる時点から計画的に作られてるところからみれば
    隠してたんじゃなくて忘れられてただけかも。

    • +11
    1. >>5
      毒薬にレシピとあるから、何かしらの魔術を行うとは思うよ

      • 評価
  4. 日本で言う、ダルマ、破魔矢、赤ベコ、御幣、手芸の雛とか、民芸と御祈祷の混ざったグッズを集めた部屋。

    • +13
    1. ※7
      一気にマイルドになるなw

      この時代で左足の靴とかいう概念があったんだなあ
      草履とか左右同じなのに

      • +1
    2. ※7
      つまり、ピエトロ王子の部屋かw

      • 評価
  5. その時代は今のように明るい照明なんかなくて、夜になると部屋の隅なんかは本当に真っ暗だから、不安な気持ちがあったりすると「そこに何かいるのでは」と怖くなるんだよ。
    それでこの恐怖心は悪魔の仕業だと考える。
    扉とか、クローゼットとか、ベッドの下とか、そこに何かいそうだと思えるしね。階段の下は基本物置だし。
    シックスセンスで子供が閉じ込められたのも、ハリーポッターの部屋もそこだったね。

    • +2
  6. いいか?何があってもそこに書いてある文章を読むな。カメラで記録して燃やせ。

    • 評価
  7. 500年前の家はすごいなー
    隠し部屋は現代でも用意するべきなのかもしれない

    • +1
  8. 階段下だけのスペースなら1M四方くらい?ずいぶん狭いよね。
    部屋というよりも定礎みたいなものなのかな。
    お守りとか記念の何かを入れておく場所。

    • +1
  9. 日本みたいに地震がないから海外は耐震基準とかガバガバで築100年とか当たり前にあるものな
    そういう人たちからするといちいちちょっと人が死んだくらいで事故物件だの呪いだのキャッキャいってるジャップがガイジとしか思えないだろうな

    • -1

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